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同居六十九日目 俺達の戦いは始まったばかりだぜ!!


なぁ、俺……この仕事が終わったら嫁に会いに行くんだ。


二次元の嫁にな!!


ふぅ……

やばいやばすぎる。

何がやばいってゲームに触らなすぎて禁断症状出てきてる。

これは由々しき事態です。

部下達に副隊長どうしたんだ。

そんなにこの任務は難航しているのかとかざわざわしてますが、今回はノスさんの協力もあってか比較的早く進んでいるのでむしろ楽とも言えます。

問題はそこじゃないんです。

隊長と一緒に住んでいるしょう?

隊長の世話をしてフラウたんの世話してとかもう……ね。

最近ちょっと疲れたなぁと思ってため息を吐いたのがいけなかったのか隊長がマッサージをしてくれましてね。

此処で胸キュンな展開が始まると思った貴方。

少しクールになった方がいいです。

普通です。

隊長が私の肩に手を置いた瞬間、匠の技が私に襲い掛かったのです。

絶妙な力加減、ツボを的確に押してくる正確さ。

思わず涎が垂れるかと思いました。

むしろ出していいかと思いました。

眠気と涎を垂らすまいと口を引き締めては隊長の魔の手から意識を取り戻すというのを此処数日続けています。

困った事に部屋に入ったら、

ヘイ、カマーン、イエス、カマーンとベットが誘惑してくれちゃっているのです。

こりゃ寝ますよ。

ベット横にあるゲーム機が視界に入らない程に睡魔が襲い来るのです。

触れることすら出来ないんですよ!!

本当なら睡眠時間を削ってまでやりたいのにやれないジレンマ!!

隊長が憎い!!隊長のあの手が憎らしい!!


……そうだ、私が隊長にマッサージをすればいいんだ。

私が隊長を負かしてらめぇ状態になっている隙に自室に引っ込めばゲームが出来る。

私の閃きに驚いたわ。

決行は明日の夜ですね。

ふふ、実家の近所のおばちゃんに背中を揉ませたら右に出るものはいないと言われた私の技を見せてくれましょう。

隊長が肩なら私は背中を制覇してみせる!!

そうと決まれば今日は寝ます!!

うん、しょうがない。

明日から本気だす。

本気だしてクリアする。




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