同居五十二日目、フラグ発生。
オラ盗賊さ狩りにいくだ!!
というわけで、斧を片手に盗賊討伐中です。
案の定アジト付近は引き払い済みなので他の方々に情報収集を任せて私は別任務を隊長と三人の部下と共に寂れた館にやって来ております。
どうして雑魚っぽいのは薄暗いところに集まる習性があるんでしょうね。
場所の特定がしやすいとか思わないんでしょうか、こちらとしてはこういうところを探せば見つかるので楽なのですが。
気配を探ると地下に盗んだ物を隠し地下通路から運搬しているようなので通路の出口に二人配置し、私と隊長ともう一人で突撃という形になりました。
屋敷は隊長が結界で取り囲んだので見張りなどがいても隊長が感知してくれるでしょう。
大きな屋敷一つを丸々囲める隊長の魔法力の大きさには感服します。
私では精々半分が限界だと思います。
実力の差を毎日のように感じさせられますが気にしてたら心がブレイクするので早々に諦めております。
隊長の合図で止まると目的の場所についたようです。
中々頑丈そうな扉で、小物の癖に魔法の力で扉を閉じていやがりますね。
大きな銃器が無いと開けられないと考えたのでしょうが、考えが甘いです。
私の斧の力にかかればこんな扉こんにゃくのようなものです。
隊長の合図でそいやと魔法ごとぶち破ってやれば盗賊とのご対面です。
まさか突破されるとは思わなかったらしくわたわたしているところをあっさりと捕まえて尋問タイムです。
部下が尋問をかけているのをBGMに隊長と盗品チェックです。
こんな雑魚相手に私たちが二人も来ているのも盗品の中に上層部が管理している古代の武器が紛れ込んだかららしいのです。
最近上層部のミスや黒い部分が出てきすぎなような気がしますが周期的におきるイベントのようなものです。
おっと、盗品も無事に発見したのですが、尋問はまだ終わらないようです。
まだ漁ると緑色の液体を見つけたのでこれはノスさんに見てもらう事にしましょう。
どんなところで繋がっているかわかりませんからね。
ちなみにノーゼラトゥスと一々言うのがめんどくさいので今では略させてもらっています。
心の中でこっそりだけどね!!
何となくあの人をつついたらめんどくさい事が起きる気がするので当たり障り無く接していこうとは思っております。
他にも雑魚の癖に色んな情報を知っているもので今回の任務は簡単な割りに良い収穫がありましたね。
隊長も心なしか喜んでいるようで一気に八人の縛った盗賊達を引きずっていきました。
合流した部下も涼しい顔をして男を引きずる隊長にまたかという顔をしてスルーしています。
もっと凄いものを引きずってたこともありましたからね。
あの時は部下と一緒に遠い目をしてしまったっけなぁ。
さて今日はこの後も書類整理があるのでさっさと戻りますか。
盗賊の今後は知らない方が身の為なので忘れた方がいいですよ。