同居三十五日目、それは危ない。
徐々に馴れてくれたのかテスカ(仮名)ちゃんとファニール(仮名)さんが近付いてくれるようになりました。
敵意が無いのが漏れ出ているのでしょうね。
隊長に寄り付かないので若干寂しそうにこちらを見ていますがスルーです。
そんな目で見ても可愛らしい毛玉とごつい男だったら毛の集合体を私は選びます。
どうしても構って欲しいならケモ耳を生やしてごらんなさい。
……ちぃっ忌々しい!!
想像したら似合うじゃないですか。
認めん。
認めんぞ。
ケモ耳が合うのは二次元だけにしろと言いたい。
とりあえずご飯は用意してあるとの事でチルドパックに一食ずつ小分けにしてあるのをチンしてあげればよいとの事です。
何だかとても美味しそうな匂いのしてくる豪華な食べ物で、セレブの匂いが部屋に充満して私泣きそうです。
他の世話はブラッシングだとか専用の浴室を作るからどうのこうの説明されましたが、もう自由にして良いと思います。
工事の音さえ聞こえなければ大丈夫です。
別にこの家に他人を入れたくないというわけではありませんので。
流石に庭の手入れまで出来ないので業者に頼んでますしね。
隊長のお抱えの人らしいです。
ちょっと目尻に皺のあるカッコイイおじ様でした。
つなぎを着ているはずなのに溢れ出るダンディズム。
さり気に彼が来るのが楽しみだったりします。
私の淹れた紅茶が楽しみだと言ってくれましてね。
これが青春かとドキマキしてしまいました。
まぁ、そんなのはいいんです。
今は目の前の子達です。
休みが増えても有給扱いらしいですし何にも問題点は無いです。
さてはて次は何をしようかとふと隊長を見ると見てはいけなかったと後悔が押し寄せてきました。
隊長わかりました。
今日は隊長のお好きなものを作ります。
だから幻覚を見せないで!!
頭上に垂れた耳の幻覚を見せないでぇぇぇ!!
しょぼんと垂れた尻尾なんてあるはずが無いんだから!!
三次元萌えなんて絶対しないんだからぁぁぁ!!
ペットの名前に悩んでいたら間が空きました。
結局決まらず仮のまま進行です。
良い名がありましたらコメントにでも。
ティンと来たら使わせていただきます。
どうもしっくりこない。