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健康・メンタルの鍛練編

創作スランプになってしまった方へ「文章放牧」の勧め

作者: 中将

筆者:

 最近、「なろうエッセイ業界」で僕が愛読していた方が相次いで活動休止を宣言されたりして凄く寂しい気分になっています。


 ですが、スランプなどに陥った際に適度に休むこと

――ここでは「文章放牧」とさせていただきます(笑)。

 が、とても重要であることについてみていこうと思います。


 つまり、休載されている方々も重要な「チャージ期間」に入っているということです。



質問者:

(勝手に用語作るなよ……)


 そういえば、筆者さんも長期間休養されていたんですよね。



筆者:

 僕は4,5年ぐらい完全に創作を止めてました。

 その理由と、その間に起きたメリットとデメリット、

 長期的に休養されている作家さんに対してどのような気持ちで待てばいいのかなどについて今回は僕なりの視点で書いていこうかなと思います。



◇どうして書くのをやめたのか?



質問者

 どうして書くのを一時やめてしまったんですか?



筆者:

 単純に僕の執筆能力に限界が見えた気がしたからです。

 

 誰かに貶されたとかそういうことがあったわけでは無いのですが、

自分で自分の文章を見た時に、なんかとってもつまらなく見えたんですね。


 何かどこかにか見たような文章のような、そうでないときは面白みがないそんな有様だったんです。


 「今もそういう状況だよ」というご指摘があったらちょっと困るのですが、

これより“更に”酷い状況だったということです(笑)。



◇ライターズ・ブロックへの対処法



質問者:

 なるほど……。



筆者:

 こういった僕のように、文章を書けていた人が書けなくなる現象を

「ライターズ・ブロック」という名前があるようです。


主な症状としましては、


・パソコンの前で固まってしまう


・やる気はあるが、なぜか書けない


・そもそも何を書いていいのかわからない


・ネタを探す段階で途方に暮れる


・どこかで見たような文章ばかり書いてしまう(オリジナリティが出せない)


・文章が乱雑になる


・文章を見るのも嫌になる


 こういったことが起きてしまうようです。



質問者:

 この「ライターズ・ブロック」が起きてしまった場合にはどうしたらいいんでしょうか?


 

筆者:

 症状にもよると思うんですけど、文章を見るのも嫌になるほど酷い状況なら、

 もう完全に離れた方が良いと思います。


 軽度に書きたくない方も、リアルでのストレスによるスランプである可能性も高いので、僕は森林浴や温泉、旅行などでリフレッシュされた方が良いと思います。


 これを「文章放牧」と勝手に呼んでいます(笑)。



◇無理に書くと逆効果になるリスク



質問者:

 無理に書き続けるのはどうなんでしょうか?



筆者:

 人によると思うんですけど、モチベーションが低い時に無理やり書くのはどうなのかな? と言うのが僕の見解です。


 適当に書いてクオリティが下がってくると、「なろう」で言うのであれば「ブックマーク」や「逆お気に入り登録」と言うのが減少していってしまうリスクがあるんですね。


 勿論、休止中で更新をしなくてもお気に入り登録が減る可能性もあると思うんですけど、

 無理に頑張って書いて減少するよりかはダメージが少ないと思うんです。


 それに元から書く力があって、また意思もあれば絶対に戻ってこれると思うんです。


(プロ小説家で締め切り日が迫っているとかなら休んでいられないと思うんですけどね……)



質問者:

 なるほど、質の悪い文章を公開するぐらいなら休んだ方が良いということですね。


 それでは具体的に休んで何をしておけばいいんでしょうか?



筆者:

 ちなみに僕は完全休養していました。

 せいぜいやっていたことは、図書館で小説を借りて読んでいたくらいです。


 元々復帰する気なんてありませんでしたが、次第にモチベーションが勝手に復活してきたんですね(笑)。


 「書かなかったことにより、書きたくなった」という感じです。



質問者:

 それでは何をしなくても大丈夫なんですか?



筆者:

 ところが、僕の場合はいざ復帰しようと書き始めた時に弊害が出ました。

 なんと、文章の基本的な書き方すら忘れてしまったんです。

 発言の「」(鍵カッコ)の最後の〇が不要だったことすらも抜け落ちていて、

 それを消すのに苦労しました(笑)。


 恐ろしいボケ具合に自分でも驚きました(笑)。


 唯一良かったことは公開する前に気づいたんで醜態を晒すことは免れましたが……。



質問者:

 それは重篤ですね……。



筆者:

 後は普通の句読点も怪しくなりました。

 1文がとにかく長くなっていて、他人目線じゃ絶対に読みたくないなって(笑)。

 最長で6行ぐらい丸が無かったです(笑)。


 今もたまにそういう文章書いちゃうことがありますけど、

 大体推敲の時点で気付けるんで何とか未然に防止できていますけどね……。



質問者:

 それって「放牧期間」に防止できることってあるんですか?



筆者:

 文字を見るのが嫌になる、もう絶対に書きたくないなどの最悪の状況でなければ、

 ほんのちょっとでも良いので書いた方が良いですね。


 おススメは日記です。

 僕は重要なことが起きた日だけメモを取っている感じで、

 日記すらつけていなかったので本当に復活するのに苦労しました。

 しかも、休んでいる間そんな重要なこと起きなかったですし(笑)。


 休んでいる間に書いた文章は――僕の記憶にある限りでは父母の日とか敬老の日などの感謝の文面ぐらいですかね?


 そんなわけで、これから「放牧」する方は日記をつけることを是非ともやっていただきたいと思います。



質問者:

 公開しないにしても、書き続ける蓄積みたいなものは続けた方が良いんですね。



◇サボっているのではなく「DMNを活性化させている」



筆者:

 何だかんだで書いた蓄積量で文章上達具合って変わると思うんですよね。

 色々と試行錯誤を続けていくものだと思っていますんでね。


 ただ、何か強迫観念みたいなものにとらわれて無理やり書くものでもないと思っています。


 近年の脳科学の研究では、ぼんやりと何もしてない状況でもDMNデフォルト・モード・ネットワークという「創造性」に関わる部分が活性化していることが分かっています。


 休んでいる間も無意味な時間を過ごしているとは思わず、

「DMNを活性化させて創造力を上げているんだ」と焦らないことが大事だと思いますね。


 皆さんのお気に入りで休まれている作家さんに関しても、

「DMN活性期間中なんだ」と思って待ってあげることが大事だと思います。



質問者:

 休んでいる間にも意味があると思えるなら、

 休み甲斐がありますし、一方で作者の方を待てる感じがしますね。


 休んでいる間に余裕が出てきた場合は、スキルみたいなものを上げる必要はあるんでしょうか?



筆者:

 求めているスキル次第かな? と言う感じはします。


 「例え」の仕方を多様化させることで「表現の幅の手札」が増えるので、

 故事成語や慣用表現などを覚えておくのが一つの手だと思います。


 僕がお勧めなのは読書です。


 「なろう」ではとにかく連続投稿が望まれます。

 そうなると、中々読書をする時間と言うのが逆にとりにくくなってしまいがちなんですよね。


 やはり「文章の先生」はこれまで売れてきた作品でしょう。

 そこでの表現をアレンジするのが一番手っ取り早いと思います。


 僕も次の「放牧期間」に入った時は推理小説でも読みまくろうかなと思います(笑)。



◇「言論弾圧」次第でまた「放牧」も



質問者:

 その言い方ですと、また「放牧」に入っちゃう予定でもあるんですか?



筆者:

 僕に関しては、現状そのつもりは無いんですけど、

 僕の主力である政治・経済エッセイは「言論統制」が厳しくなっちゃうと自動的に閉店になっちゃうのかなと思っています。

 今後の法律と運用状況に注目したいと思います。


 まぁ、そうなった時のモチベーション次第ですね。


 その際には何とか違う世界観で表現してみようとも思っていますが、

 現実世界のことなのかな? と疑問に思われる方もいると思うんでせいぜい“潜在的刷り込み”程度しかできないんじゃないかなと思っちゃうんですよね。


 それは純粋に僕の能力不足だと思いますんで、

 その際に根本の文才や文章力を上げるために「放牧期間」に入るかもかなぁ、という感じですね。



質問者:

 なるほど、モチベーションの問題ではなく能力を上げるためということですか……。



筆者:

 今のこの“会話形式”についてなんですが、現状エッセイで採用している方がいないんですけど、僕は凄く書きやすいんです。


 僕の作品が書けなくなる最大の理由が、「自分がつまらなく感じた」以外だと、

「世界観」や「人物設定」なんでその問題を解消してくれるのが大きいですね。



質問者:

 確かに出演者は実質自分だけで、世界観は現実そのものですからね……。



筆者:

 かといって、ズラズラと書きなぐった僕の文章は凄く詰まらないんで、

こうしてワンクッションおいているという形です。


 エッセイを封じられると僕としてはちょっと厳しいかなと言う感じです。

 

 この会話形式にご不満の方も、お経のような文章をお望みとは思えませんので、

 これが僕なりの最良手段だと思っていただければと思います。

 


◇長く続けるためには「好き」である状態を長続きさせること



質問者:

 話は戻るのですが、

 スランプに陥った際には症状次第ですけど、「休むことも勇気」と言う感じなんでしょうかね?



筆者:

 そういうことになります。


「好きこそものの上手なれ」と言う言葉がありますよね?


 外部に発信したくなるほど書くこと「好き」だったと思うのですが、

 書いている際に苦痛だったり、プレッシャーになったりする状況はある種、自分の文章が「嫌」になってしまって自信を持てなくなってしまったからだと思うんです。


 本来の「好き」な状況を取り戻すためのリフレッシュをするのです。


 もし、スランプに陥っている方で僕が提示した方法が合わなくても、

 書くことが「好き」な状況に戻すにはどうすれば良いのかな? ということを念頭にしていただければと思いますね。


 そうすれば休載期間は短くて済むと思います。

 僕のように無駄に遠回りする必要はないでしょう(笑)。



質問者:

 やっぱり嫌々やっている状況が最悪ですからね……。



筆者:

 そういうことです。


 最後に「文章放牧」から復帰する前の段階ですが、

「なろう」においては先ほども申しました通り連続投稿の方が好まれるわけです。

 そうなると、連続投稿ができるように「弾」や「貯金」となる投稿本数をある程度用意しておいた方が良いですね。


 そして最悪評価されなかった場合でも落ち込まないように「心の準備」も忘れないようにした方が良いと思います。


 大事なことはまた「放牧」にならないように「好き」を継続することですからね。



質問者:

 やはり「好き」であることが重要なんですね……。



筆者:

 これは文章だけでなく、あらゆることに言えると思いますけどね。


 ということでここまでご覧いただきありがとうございます。


 今回はスランプに陥った際休むことが重要で、その際にも「好き」な状況にするためにはどうしたらいいのか? ということを考えることが必要だということをお伝えさせていただきました。


 また、応援している作者の方が休載されている場合は「DMN活性期間中なんだ」と思って待ってあげることが大事だと思うこともお伝えさせていただきました。


 普段は政治経済やマスコミの問題点について個人的な解説をしていますが、

 僕が感じた「作者の悩み」系統のことも書いていきますのでどうぞご覧ください。


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― 新着の感想 ―
[一言] 私も活動休止することを決めました。 理由は後日説明するつもりでしたが、やはり創作スランプに陥ってしまったことも、1度活動を休止するべきかなと感じた理由の1つです。 少し筆を置いて休むことも…
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