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バリバリOLの庭  作者: たまねぎスープ
5/6

緑川さんの庭(2)

「み、緑川さんは、どれが1番オススメですか?」


「そうねぇー・・・・・ 

 昨日収穫したばかりの『プチトマト』なんてどう?」


「___もしかして、このプチトマトを収穫してる時に、腰を痛めたんですか?」


「__________うーん、そうだな。

 青山君になら、言ってもいいかな。」


 自分が、ビニール袋に入っているプチトマトを十数個取り出し、水道水で洗っていると、緑川さん

 は急に改まる。

座ることはできないから、体制だけ自分に向けて。そんな緑川さんを、自分は横目で見ていた。


「実はね、昨日、たまたま通りかかった近くのホームセンターで、『肥料』の安売りをしてたの。

 ___でさ、私、咄嗟に飛びついて、買ったのはいいんだけど。」


 緑川さんの目が、明らかに泳ぎまくっている。

定まらない視点と、それだけの情報で、自分は何となく想像できてしまい、思わず笑ってしまう。


 確かに、趣味にしている物が安売りされていたら、自分も飛びつく。

___そんな趣味、自分にはないんだけど。


 要するに、緑川さんは安売りになっている肥料を買って、家に帰ろうとしたところで・・・・・


 ゴキッ


 ってなったんだろうな・・・


「_____ふふふっ」


「笑わないでよ、今もかなり後悔してるんだから・・・・・」


 肥料って、かなり重そうだもんな。

でも、後先考えずに飛びつくあたり、本当に畑仕事が好きじゃないとしない。

 どんなに大好きな趣味でも、注ぎ込むお金はなるべく倹約したい。


 最近では『推し活』なんて言葉が流行っているみたいだけど、あれも相当お金を使う。

だから、その活動をする為に、生活に関わる、ありとあらゆるお金を節約する。

 そんな話を、社内でもよく耳にしている。

それがアニメでもアイドルでも、応援するだけでも金がかかる今の時代。


 自分は、特別推してる存在はいないものの、何かに夢中になっている人というのは、見ているだけ

 でこっちもワクワクしてしまう。

何かに夢中になれる、それも一種の『才能』なのかもしれない。


 数日前には、同じ部署の社員が、溜まりに溜まった有給を使い果たして、海外から帰ってきた。

どうやら世界的に有名な『サッカー』の大会を生で見るため、有給を貯めに貯めていたらしい。


 自分としては、(ちょっと勿体無い有給の使い方なんじゃ・・・?)と思う節もある。

だが、その社員がテンションを上げながら、生で見た試合の感想を自慢している姿を見ると、『勿体無い』という言葉がお門違いに思えた。


 そして、夢中になっているものが近くにあると、周りが見えなくなるのも、趣味を持っている人に

 とってはあるあるなのかもしれない。

『お金』や『購入後』のことなんて考えず、趣味にお金を費やせる事に、一種の『達成感』を感じるのかも。


 会社では、『一週間後』くらいの事まで、しっかり綿密に考えている緑川さん。

そんな彼女でも、自分が没頭しているものの事となれば、こんなにも盲目になってしまうのか___

 緑川さんの趣味が『農作業』なのもびっくりしたけど、その熱中ぶりにもびっくりする。


 よくプランターで野菜を育てている人の話を、雑誌やニュースで見た事があるけど、緑川さんの場

 合、それとは規模が違う。

『プランター』と『畑』だと、その規模も管理の難しさも違う。


 規模も違うけど、きっと出来上がる野菜の質も大きさも違うんだろう。

野菜室に詰め込まれた野菜たちは、野菜初心者の自分が見ても、どれもこれも美味しそう。

 形が歪だったり、異様に大きいものもある。

けれど、市販で売られている野菜と同じくらい美味しそう。


 ビニール袋から取り出したプチトマトたちも、旨味がぎっしり詰まって、今にもはち切れそうな風

 船みたい。

しかも触った感触は、かなりがっしりしている。皮の中で、身がしっかり形を保っている証拠だ。




 とりあえず自分は、棚から皿を取り出し、綺麗に洗ったプチトマトを並べてみた。

スーパーで売られているような、形や大きさも一緒にパッケージされているプチトマトとは違うけど、とてもみずみずしくて、見た目だけでも美味しそうなのが伝わってくる。


 でも、どんなに見た目が綺麗でも、まだ自分の苦手意識の方が勝り、食べるのを躊躇していた。

そんな自分を、緑川さんがさっきからずーっと、食い入るように見ている。

 どうやら、自分が食べて感想を言ってくれるまで、楽しみで仕方ない様子。


 今更、「自分野菜嫌いなんですよねー」と言える空気でもなく、とにかく当たり障りのない感想を

 言えば、満足してくれる筈。

ただ、その綺麗な丸い球体に、フォークや箸で刺すのが勿体なく感じた自分は、あえて『スプーン』で食べる。


 コロコロとスプーンの上で踊るプチトマトを、どうにか落ち着かせながら、頑張って口に運ぶ。

この時点の自分は、そんなにじっくり味わう気はなかった。

 ちょっとでも油断すると、野菜嫌いなのがバレそうな気がして。






 ___でも、そんな自分を、この『紅い夏の小さな旬』は


『驚き』を隠せないほど裏切ってくれた




「う・・・・・んめぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」


 思わず腑抜けた声が出てしまう。

普段の自分を忘れてしまうほど、そのプチトマトは美味しかった。


 『酸味』と『甘み』が良い具合に混ざり合い、まるで『果物』のような味わい。

その上、味自体がとてもさっぱりしている為、いくらでも口に入れられる。

 『ボール状のアイス』を食べているような気分にもなれる。


 トマトによっては、酸味がキツすぎて口に余韻がいつまでも残る。

でも、このプチトマトはいくら食べても口の中や胃が爽やか。だからいくらでも食べられる。

 夏の日差しの強さと、翠さんが手間暇をかけた優しさが、味の奥でほんのり感じられる。

じっくり味わいたい気持ちと、もっと食べたい気持ちが混ざり合う。


 一つ食べただけで、頭の中では『実家の風景』が思い浮かんだ。

コンビニやスーパーがすぐ近くにない、辺鄙な場所だったけど、それでも忘れられない場所。

 新鮮な野菜が食卓に並ぶのが、当たり前だった場所。


 野菜嫌いな自分だったけど、自分で収穫した実家の野菜は、不思議と苦くも不味くもなかった。

学校で自分が育てたピーマンは、そんなに美味しく感じなかったのに・・・

 そして、都会のスーパーで売られている野菜に失望した時も、同時に思い出す。


 自分が実家で食べていた野菜は何だったのか。

何故、野菜嫌いな自分でも、実家の野菜は食べられたのか。

 何故、暮らすのに不自由しない都会で食べられる野菜は、何か物足りないのか。

その疑問の理由が、緑川さんの野菜を食べて、何となくだけどわかった気がする。


「___青山君? 

 ちょっと?! ちょっと、ねぇ!!」


「__________はっ!!

 す、すみません。あまりにも美味しくて、つい意識が・・・・・」


「そんなに?」


「はい、本当に。

 _____実は自分、あんまり野菜が好きじゃなくて。普段から滅多に食べなかったんです。


 でも、緑川さんの育てた野菜は、そんな自分の野菜嫌いを、一瞬にして払拭してくれたんです。

 どう表現したらいいのか、うまく伝えられないくらい美味しくて・・・・・


 あの、まだ冷蔵庫に残っているプチトマト、もう全部食べちゃっていいですか?

 お皿に乗せた分だけ食べようと思ったんですけど、美味しすぎて、もっと食べたくて。」


「___じゃあ、そこの戸棚に『ミキサー』があるから、それで全部混ぜて、『100%トマトジュー

 ス』にしちゃえば?」


「え、ミキサー持ってるんですか?」


「私の朝ごはんは、いつもミキサーで作ってる『野菜ジュース』とか『スムージー』だもん。」  


「へぇー、どうりでスタイルがい・・・・・・・

 い、いやいやいや!! なんでもないです!!


 あ、でも半分はジュースにしないで、そのままで食べます。そのままでも美味しいので。」


「そう・・・・・



 ありがとう、私の作った野菜、沢山褒めてくれて。」






 ちょっとだけお邪魔するつもりだったのに、結局数時間も、緑川さんのアパートで過ごしてしまっ

 た自分。

生のプチトマトも美味しかったけど、ミキサーで作ったトマトジュースも美味しかった。


 普通のトマトではないから、量はそんなに多くなかったけど、ジュースにしてもトマトの旨味が全

 然逃げてなくて、いくらでもグビグビ飲めそうだった。

自分はお酒をほんの少し、嗜む程度なら飲めるけど、お酒より断然美味しい。


 市販の野菜ジュースも、野菜不足を解消する為にちょくちょく飲んでいるけど、全然味が違う。

緑川さんのトマトジュースは、そこまで甘くないのに、味がしつこくない。

 市販の野菜ジュースの場合、味がしつこくて、口の中にいつまでも余韻が残ってしまう。

それに、野菜ジュースなのに砂糖が割と入っていたり。


 今まで『健康的な食事=物足りない食事・満足感のない食事』だと思っていた自分。

そんな考えも含め、自分にとっての色々な常識や意識が、一晩で全部ひっくり返ってしまった。


 『野菜嫌いな自分』というレッテルが、まだしつこく張り付いてはいるものの、半分以上剥がれた

 気がする。

そして、本来の『野菜ジュース』の味にも感動した。あれなら毎日飲み続けたいくらい。


 緑川さんの意外すぎる一面も、野菜の出来を見れば、不思議と納得できた。

彼女の野菜に対する熱量は、「バズるから」とか「流行っているから」とか、そんな話ではない。

 純粋に野菜作りが好きでないと、こんなに出来が良い野菜が、ポンポン収穫できるわけがない。

実家の近くで農家をしている祖母の親戚と張り合えるくらい、緑川さんの野菜は本格的。


 緑川さんは、育てた野菜が褒められたのがよほど嬉しかったのか、プチトマト以外にも、冷蔵庫に

 ある野菜を全部自分に食べさせる勢いで色々と自分に勧めてきた。

でも、さすがにそこまではできない。それはさすがに図々しい。


 でも、緑川さんお手製の野菜を、もっともっと沢山食べたい気持ちもあった。

プチトマトだけではない、それこそ、夏が旬の野菜は沢山ある。家庭科で習った。


『きゅうり』 『トウモロコシ』 『オクラ』


 緑川さんが育てた野菜なら、どんな野菜でも美味しく感じられそう。

長年自分から離れてくれなかった、野菜の苦手意識レッテルなんて、緑川さんの作る野菜をもっと食べれば、あっという間に剥がれてしまいそうだ。


 逆に、美味しい緑川さんの野菜に慣れてしまったら、市販の野菜が食べられなくなるかも。

___それもそれで、まぁアリなのかも。






「今日はありがとうございました。

 なんか、自分が看病するために来たのに、こっちがお世話になったみたいで・・・」


 緑川さんに渡す資料などは全て渡し、自分は帰る支度をする。

会社を出たのは6時過ぎなのに、スマホで今の時刻を確認すると、もう8時になっていた。

 1時間半も、緑川さんの部屋で一緒に過ごしていたなんて、ちょっと信じられない。

それくらい自分にとって、この1時間はたくさんの実りを得られた。


 最初はあんなに入るのを躊躇していたのに、今では帰るのが惜しくなるくらい、心も体も緑川さん

 で染まっている気分。

緑川さんの体調は、まだあまり芳しくないものの、命の危機を感じるほど重症じゃなくてよかった。


「なに言ってるの、お礼を言わなくちゃいけないのは私の方だよ。今日は本当に楽しかった。」

 ___今気づいたんだけど、上京して初めて人をアパートに呼んだ気がする。」 


「え? 他の女子社員とか、呼ばなかったんですか?」


 帰る支度をしている最中、ふと疑問に思った自分が質問する。

すると、緑川さんの表情が一気に暗くなってしまう。

 さっきまで、とても楽しげにしていた緑川さんの顔に、暗雲が立ち込める。


 自分は焦って、今の質問を撤回しようとした。

でもそれより先に、緑川さんが、今まで話したこともないであろう、自分の内に秘められた『本音』を話してくれた。


 でもその内容は、あまり緑川を知らない自分でも、何となく納得できる話だった。

別に特別な話ではない、誰もが抱えているであろう、『距離感』の話。

 学生時代でも、社会人になっても、結局悩むのは『人間関係』

それは、緑川さんも同じだった。交渉も無敵な緑川さんですら、悩んでいた。


「___呼びたい気持ちもあったよ、でもね、呼べなかった。」


「どうしてですか? アパートの部屋が狭いから・・・とか?

 緑川さんの部屋、結構綺麗だから、そこまで狭くないですよ。」


「そうじゃないの、部屋どうこうの問題じゃないの。




 __________引かれないか、怖かった。」


「___引かれるって、何に?」


「あははっ、青山君は男性だからね、『女性の言葉の重圧』って、恐ろしいものなのよ。

 例えばだけどさ、女性の放つ「意外ー!」って言葉はね、裏を返すと「イメージと違ったー」と

 か、『失望』という意味にも捉えられるの。」


「___なんだが学生時代の『古典』みたいな話ですね。」


「まぁ、要するに、女はそれくらい怖い存在ってこと。

 どんなに表面上は仲良くしていても、裏では何を考えてるか分からない。

 その場では褒めてくれるかもしれないけど、後から


 「緑川さんの家、泥臭かった」とか

 「もっと綺麗でおしゃれな趣味を持っているかと思ってたのに」


 とか言われたらさ、嫌なわけよ。」


 切実な表情で話す緑川さん。そんな表情の彼女も、見たのは初めてだった自分。

喉の奥で「大袈裟じゃ・・・」という言葉が、口に這い出てきそうになったけど、午前中に女子トイレから聞こえた話を思い出すと、その言葉は一瞬にして引っ込んだ。


 確かに、緑川さんの言っていることは本当だ。

どんなに表面上は、緑川さんと仲良くしていても、彼女が休むと同時に、言いたい放題の女性社員。


「だから私は、青山君に来て欲しかったのよ。

 ___それに、私が丹精込めて作った野菜を、女性社員とかじゃなくて、青山君に食べてもらいた

 かったの。」


「え?」


「だって青山君なら、『嘘のベタ褒め』なんかしないでしょ?」


「で、でも・・・・・」


 緑川さんの言っている事は、ほぼ当たっている。

自分が、『お世辞笑い』だけで精一杯なのを、緑川さんは知っていた。

 人によっては、『正直者』と言われるかもしれないけど、仕事の場では、そうゆう技術も必要。

でも自分は、まだそうゆう技術がしっかり身についていない。


 それすら、緑川さんは見抜いていた。

でも、そんな自分だからこそ、緑川さんが頼ってくれた。それが嬉しい。


 自分でも、早く『作り笑い』くらい、自然にできるようになりたくて、今も鏡の前で何度も練習し

 ている。

でも、それがなかなか上手くいかない。『基準』がないから、余計に分からない。


 緑川さんの場合、社内にいる時は表情を変えなくても、取引先と話をする時に関しては、しっかり

 自然な笑みを浮かる。

そして、その表情のまま、テキパキと相手と話し合いをして、会社に戻るとまた元に戻る。


 一部の女性社員は、そんな緑川さんを『ゴマ擦り』と呼んでいるけど、仮に取引先の相手が無表情

 のまま話し合いを始めたら、それこそどんなゴマ擦りも上手くいく筈がない。

彼女の切り替えの速さと、作り笑いの自然な出来栄えは、自分がどんなに真似ても上手くいくわけがなかった。


 そんな自分だからこそ、緑川さんは信じて、自分をアパートへ呼んでくれた。

嬉しい気持ちもあるけれど、その端の端で、悔しい気持ちがある。

 何に対して悔しいのか、それは自分ではなく、緑川さんに対して。

でも、決して『恨み』とか『妬み』とか、そんな負の感情じゃない。


 自分のことを、自分以上に知っているのが


 憎らしいほど 優しくて


 憎らしいほど 嬉しい


「___じゃあ仮に、時野菜を食べた自分が、緑川さんを気遣って、『嘘のベタ褒め』をしたら?」


「そんなの、見ればわかるよ。私たち、そんなに浅い仲じゃないでしょ?」


 微笑みながら、そんな事を言う緑川さんも、俺は心底恐ろしく感じた。

『女性は怖い』 そう言っておきながらも、自分の心を簡単に見透かして、部屋に呼び込んだ緑川さんも、十分怖いと思う。


 自分はまるで、『上手く調教・誘導された動物』のようだ。

___美味しい思いをしたから、文句は言えないけど。


「緑川さん、腰はどうですか?」


「だいぶ良くはなってるけど、もう一週間くらい、有給まとめて使っちゃおうかな。

 無理して、本当に腰がダメになったら怖いし・・・」


「はい、しっかり治してから来てください。

 会社で大惨事を起こしたら、それこそ周りから何を言われるか・・・・・


 もし、お邪魔じゃなかったら、明後日とか明明後日にも、自分ここに来ます。

 何か欲しいものがあったら、メッセージくださいね。」


「__________ふふふっ」


「???」


「今日だけで青山君のこと、色々と知れたから、嬉しかった。」


 そう言いながら、満足そうに笑う緑川さんに、自分までにやけそうになったが、顔に全力を注いで

 堪えた。

意図してアパートに連れ込んだのも怖いけど、そんな『無防備な笑み』を見せつけられたら、もう『自分のなかの色々なアレ』が、一気に崩落しそうになる。


 緑川さんが職場でも見せなかった、少女のような純粋な笑みは、一瞬にして自分の心を丸ごと奪っ

 ていった。

まるで、『宝石の入ったショーケースごと奪う怪盗』の如く。


 きっと自分は、緑川さんのアパートに来た時点で、彼女の術中にはまっていたのかもしれない。

緑川さんにも事情があったのは理解しているけど、事情の中に、ちゃっかり彼女の私欲もいれてしまうところ、緑川さんらしい。


 自分は今日初めて、緑川さんを『先輩』としてではなく、『女性』として意識してしまった。

こんなに複雑な気持ちになるのは、学生時代以来だ。

 二十歳にもなって、こんな気持ちが再熱するのは、自分がまだ若い事を、心が証明してくれた。


「自分も、今日は緑川さんの色々な顔が見れて、すごく嬉しかったです。

 また緑川さんと一緒に仕事ができる日を、心待ちにしてますから、ゆっくり休んでください。

 ___仕事はだいぶきつくなると思いますが。」


「復活した時には菓子折り持って来るからさ、それまで頑張ってよ。

 青山君だって、以前と比べたら、まだドジはあるけど、仕事ができる方になってきたよ。

 あとは、ミスをしないように心がける事と、これからも頑張る気持ちを持ち続ける事。」


「はい、じゃあ・・・・・おやすみなさい。」


「うん、おやすみ、またねー」

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