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バリバリOLの庭  作者: たまねぎスープ
2/6

違和感のある社内 違和感を覚えた自分(1)

「おはようございま・・・・・・・・・・あれ?」


 いつも通り出社すると、自分より早く会社に来ている筈の人がいなかった。

そこにあったのは、きっちり整理整頓された机だけ。

 いつも自分は、出社すると『彼女の背中』を見ていた。

そんな習慣がない日は、今日が初めてだ。


 出社していないのは、まごうことなき、緑川さん。

自分の知っているだけでも、緑川さんは無遅刻無欠勤。


 一体何時に会社へ来ているのか分からないくらい、自分が出社した頃には、バッチリ仕事モードに

 入っている。

自分もだが、朝はあまり仕事にやる気が向かず、のんびりしている社員が多い。


 それは人によって人それぞれだけど、緑川さんが眠そうにしているところも、面倒くさそうにして

 いるところも、全然見たことがない。

どんな時でも、どんな日でも仕事に打ち込めるその姿勢は、一体何年社会人をしていれば身につくのか、本気で知りたい自分。




 そんな緑川さんだからこそ、欠勤しているのが余計に怪しく感じる。

無遅刻無欠勤が当たり前の、あの緑川さんが。

 有給をもらう時でも、周りへの配慮を怠らず、数日前から、必ず社員数名に根回ししている。

自分にもその根回しはいつも来ていたのに、今回は全く聞いていない。


 自分は『コピー用紙』を倉庫に撮りに行く最中、社内を見回って緑川さんを探したけど、彼女の姿

 は何処にもない。

ただひたすら、頭を抱える自分や他の社員たち。


 社員一人の欠勤で、そこまで大騒ぎするのは、緑川さんだからだ。

いつも居て当たり前な緑川さんがいないと困ってしまうのは、自分だけではない。

 ___もしかしたら自分たちは、緑川さんに『依存』しているのかもしれないけど。


(___緑川さん、あんまりにも頼られすぎて、自棄になってばっくれた・・・のかな??

 いやいや、そんなまさか。

 仮に頼られすぎて悩んでいたとしたら、必ず課長か部長に相談するよね。


 _____じゃあ、どんな理由で休んでるの??

 もし、急な体調変化だとしたら、課長が何かしら報告してくれるのに・・・)


 他の社員も俺と同じく、緑川さんのいないデスクを、チラチラと見ながら仕事をしている。

いつも居るはずの人がいないのは、それだけで心が不安定になってしまう。落ち着かないのだ。


 午前中の業務中、自分がトイレに行くと、隣の女子トイレからは、女性職員の声で満ちていた。

やはり話の内容は、緑川さんが出社しない理由。


 何故か、いつもより話が盛り上がっている様子で、廊下にも筒抜け状態の大声で話し込んでいて

 も、誰も仕事に戻ろうとしない。

こうゆう時、緑川さんは決まって、おしゃべりに夢中な社員を注意していたから、女子社員の会話は

歯止めが効かない状態。


 だからと言って、男性社員が注意するわけにもいかない。

女子トイレは、言ってしまえば‘『女だけの園』

 それを女子社員も分かった上で、トイレから出ないのかも。

自分の母親もだが、『憶測』だけでこれだけ長話ができるのは、ある意味才能なのかもしれない。


 普段は緑川さんを慕っているような女子社員でも、彼女がいないだけでここまで言いたい放題でき

 る心境は、ちょっとゾッとする。

「女は敵に回すと怖い」という文言はよく目にするけど、それがリアルに表現されている現場。




「緑川さん、風邪かな?」


「えぇー? あの人がー?? 」


「じゃあ、親戚の葬儀・・・とか?」


「だったら事前に知らせるでしょ、あの人なら。」


 鬼の居ぬ間に・・・というやつか。

そういえば緑川さんが、同世代の女性とと話しているところすら、あんまり見た事ないな。


 いつも一人で黙々と仕事をしているのが当たり前な緑川さんと、女子トイレで長話を続けている社

 員が、同じ『女性』だとは、あんまり思えない。

上司に仕事の報・連・相をする姿は頻繁に目にしているけど、緑川さんって、普段どんな生活してる

んだろう? 


 そもそも、彼女が何処に住んでいるのか、家族と一緒に住んでいるのか。

やっぱりプライベートでも、きっちりきっかりして、部屋にはチリひとつ無いのか。

 それとも・・・・・


(___あぁ、いけないいけない、自分も無駄話に巻き込まれるところだった。)


 自分は気持ちを切り替え、自分のデスクへと戻る。

それでも、自分の目は自然と、緑川さんのデスクへ向いてしまう。


 いつもは彼女が座っているから見えなかったが、緑川さんがいないデスクの上は、とても整頓され

 て、必要な物しか置かれていない。

他の女子社員のデスクには、可愛い置物や写真たてが置かれ、化粧道具とかも転がっている。


 もうこの時点で、緑川さんの几帳面な性格が見えている。

彼女のプライベートが想像できないのは、『宇宙の先の先』と同じくらい、想像できない。

 ちょっとオーバーなのかもしれないけど、実際それくらい難しい。




 緑川さんのいない平日はあっという間に過ぎ、もう長い針と短い針が再会した。

12時になると同時に、『すぐお昼に入る社員』と、『キリのいいところで終えるために頑張る社員』で分かれる。


 お金を持っている社員は、昼食仲間と一緒に、何を食べるか話し合っていた。

でも最近は、『手作り弁当』を持参する社員が増えた気がする。

 相次ぐ『値上げラッシュ』に、頭とお財布がついていけないのかも。


 自分は弁当なんて作れない為、会社の近くにあるコンビニから、適当にパンを選ぶ。

特にパンの好みはないけど、やっぱり自分も節約を意識して、『訳あり安売りコーナー』から先に見るようにしている。


 『訳あり』とは、大抵『形の崩れ』や『消費期限』の問題。

買ったすぐに食べる自分に、そんな訳は必要ない。食べられるなら、何でもいい。


 そして、天気の良い日には、会社近くの遊歩道に設置されたベンチで昼食を済ませるのが、自分の

 『昼のルーティーン』

雨の降っている日は、さすがに社員食堂に行くけど、過ごし方はそこまで変わらない。


 パンを片手にスマホをいじりながら、ただ昼休みが過ぎるの待つ。そんな毎日。

給湯室でも一応食べられるのだが、お昼の給湯室は、女子社員の井戸端会議が執り行われている。


 食堂ではお手頃で健康な食事を、券売機で買って食べることができるけど、自分が券売機のスイッ

 チを押したのは、二年でほんの数回しかない。

度重なる値上げは、社食にまで波紋をぶつけている。だからお弁当持ちが増えたのだろう。


 自分はパンをかじりながら、遊歩道を歩いているマダムや主婦を見つめる。

平日のお昼に堂々をお買い物ができる、羨ましい事この上ない。

 デパートなんて、もう自分とは『他国との距離』と同じくらい、遠い存在になってしまった。


 春の装いをしているマダムたちの衣服は、あちこちの花壇で咲いている花々にも負けないくらい、

 オシャレでゴージャス。

自分なんて、プライベートでは『Tシャツ』+『ジーパン』ばっかり。


(___いつか女子社員も、あんな『お金持ち臭』のする服を着たりするのかな?

 とうか、自分『女性のファッション』なんて、深く考えたことなかったな。


 緑川さんとか、プライベートでどんな服装してるのかな?

 ___そうゆうのが一切分からないのが、緑川さんの魅力なのかもしれないけど。)


 自分は地面に落ちている桜の落とし物(花びら)を見つめながら、入社してすぐの事を思い出し

 ていた。

あの頃の自分は、会社にはすぐ馴染める・・・と、高を括っていた。


 そうゆう生意気な考えも、今では懐かしく感じる。

使えないながらも、社員の一員として残り続けられている自分が、誇らしい気持ちもある一方、やはり情けなさも感じられる。






「青山君! こんな所にいた!」


「え?! か・・・課長?!」


 ぼーっとして全然気づかなかった。自分の座っているベンチのすぐ真横に、課長が立っている。

俺は焦って、持っていたパンを落としそうになったが、ギリギリでキャッチ。

 そんな自分の様子を見て、課長はクスクス笑っている。

一瞬で顔が真っ赤になりそうなくらい恥ずかしい、買ったパンを食べずに、何やってんだ自分・・・


「か、課長。お昼、もう終えたんですか?」


「あぁ。家内の作る弁当だから、すぐに食い終わる。

 あんまり長い時間、じっくり味わって食ってたら、他の社員に何か言われそうで・・・」


「言いませんよ、そんなの。

 ___むしろ羨ましいです。」


 自分は、手に残るパンを全部口の中に押し込み、買っておいたコーヒーの蓋を開ける。

そして課長は、自分の隣にどっしりと座った。

 課長が弁当にしたのは、恐らくその『丸々と肥えた体』にあるんだろう。

でもそうゆう時、しっかりフォローしてくれる人が、すぐ側にいるのは、羨ましい限りだ。


 社会人になってから、ちゃんと人生のパートナーが持てる人が、とんでもなく凄い人に感じる。

『家内』 『愛妻弁当』なんて、今の自分からすれば、『緑川さん』と同じくらい、遠い言葉。

 課長はちょっと軽そうに見えるけど、仕事はしっかりしている。

そんな部長に、良いお嫁さんがいないわけがない。


 部長の愛妻ぶりは、社内でも割と有名。これからもずっと孤独であろう俺とは、縁遠い存在。

___というか、自分が課長くらいの年代になっても、今の課長と肩を並べられるかすら怪しい。


 昼食中に課長と話すのは、これが初めてだ。

いつもは仕事中の報・連・相の時にしか、言葉を交わさないから。


 課長と、もっと色々と話をしたい気持ちは前々からあった。

でも、日々の業務に追われている状況では、一言も二言も交わせない。 


 それに、愛妻家の課長は『飲み会』にもあまり参加しない為、こうしてゆっくり話せるのが、ちょ

 っと得した気分になる。

課長も社内の自販機でコーヒーを買ったのか、ポケットから缶コーヒーを取り出すと、太い指でカキンとプルタブを持ち上げる。



「___実はね、君に折り入って頼みたい事があるんだ。」


「_____はい??」


 てっきり、軽めの雑談をするのかと思っていた自分は、おかしな声が出る。


(『頼みたい事』・・・って何だ? 何かの仕事かな?

 いや、もしそうなら、仕事中に頼みそうなものだけど・・・??)


 自分が勝手に混乱していると、課長は話を続ける。


「緑川さん、今日職場に来てないでしょ?」


「そ、そうですね・・・」


「朝、俺のスマホに連絡が来てね。


「他の社員の皆さんには、言わないでもらいたいのですが」


 ってあったんだけどね。」


「え・・・・・??

 何か・・・言いにくい事情があるんですか?」


「まぁ、俺からすれば「そんな事気にする事ないのに」と思ったけど、やっぱり女性だからね、気に

 なるんじゃないのかな?

 そこら辺に関しては、俺の奥さんからも「鈍感」って言われるくらいだから。


 実はね、緑川さんが休んでいる理由なんだけど




 『ぎっくり腰』なんだって。」


「__________あぁ、なるほど。」


 何となく分かった、緑川さんの心境。

緑川さんは、俺の少し歳上くらい、つまり二十代、もっと見積もっても後半くらいだろう。

 当然、会社にはもっと年上の女性社員も大勢働いている。

そんな環境で、まだまだ若い緑川さんが、ぎっくり腰で休養なんて・・・ 


 しかも、緑川さんは女性だ。もし自分だったら、恥ずかしいけれど、笑われる覚悟で皆に告げる。

女性の恐ろしさ・・・というか、きっと緑川さんが他の女性社員にも、今回の休養を告げたら、陰で笑い者にされそう。


「あの仕事がバリバリできる緑川さんが、おばさんみたいな理由で休んでいるのー?!

 ありえなーい!!」


 と、大声で言いふらす、女性社員の顔が安易に思い浮かぶ。

緑川さんは、そうゆう点も踏まえて、部長にだけしか、休む理由を告げなかったのだ。

 そうゆうところも、緑川さんのしっかりしたところだ。


「___で、それをどうして自分に?」


「ちょっとした『お使い』を頼みたいんだ。


 君はまだ知らなかったと思うけど、緑川さんが借りているアパートと、君が住んでいるアパート、

 結構近いんだ。」


「え?! そうだったんですか?!」


「あははっ、まぁ君が驚くのも仕方ないね。

 彼女はあんまり、自分のプライベートを口に出さないから。」


 部長は自分のスマホで地図アプリを開き、緑川さんが住んでいるマンションにピンを刺した。

確かにその場所は、自分の住んでいるアパートから、歩いて十数分の場所にある。

 自分の憧れていた存在が、こんな身近に住んでいたなんて、驚きを隠せるはずがない。


「それでさ、俺のスマホに朝、連絡が来た時なんだけど、彼女かなり辛そうにしてたんだ。

 俺もこの歳になると、ちょっと油断するとすぐ腰が ビギィィィ!!! ってなってね・・・」


「あぁー・・・・・分かります。

 自分も学生時代、年末の大掃除で、重い段ボールを持ち上げた時に・・・・・

 もう大晦日だったので、病院も開いてなくて、結局元旦もベッドと一体化してました。」


 社会人になると、自分の体がいかに大切かが、身に沁みて分かるようになる。

一度身体が壊れてしまうと、治すのに相当なお金と時間をかけなければいけない。

 ちょっとした風邪でも、学生時代と今では、治療にかかる時間も辛さも全然違う。

「風邪ひけば学校休める!!」と思っていた学生時代が懐かしく感じる。


 辛いのは風邪だけではない、身体が痛くなったり重くなったりするだけで、仕事に大きな支障が出

 てしまう。

年々重く・鈍くなってくる自分の身体が、『社会人としての寿命』のように感じられる。


 特に一人暮らしになると、風邪をひいても体を痛めても、介抱してくれる人がいない。

自分で治すように努力して、仕事の穴は自分で埋めなければいけない。


「それでさ、俺に連絡が来た時、電話越しの緑川さん、だいぶ辛そうにしてたみたいなんだ。

 もう苦しすぎて、声が『年配のおばちゃん』みたいで・・・」


「課長、だいぶ辛辣ですね。」


 自分は、苦笑いしながらそう呟く。

でも実際、ぎっくり腰になるとそれくらい辛いのは、自分でも分かる。

 動くだけでも精一杯で、日常生活が送れない事がこれほど辛いのか、自分で自分を後悔する。

ちょっと具合が悪くなっただけでも、普段の不健康な行いに後悔してしまう。


「でも、どうして緑川さん、ぎっくり腰になんてなったんでしょうか?」


「そう、そこなんだよ。その理由については、濁されて聞けなかったんだ。」


「___もしかして、言いにくい事でもあったんでしょうか?」


 課長は首を傾げながら、二人でしばらく考え込む。

自分は昨日、退社する時に緑川さんと一緒のエレベーターに乗ったのを覚えている。

 その時の緑川さんは、特に何の異常も見られなかった。


 ぎっくり腰になった途端、動くだけで辛い痛みに襲われる筈。

つまり、ぎっくり腰になったのは、退社した『後』

 つまり『帰宅中』か、『帰宅後』。何かがあった。


(改めて考えると、一人暮らしってやっぱり大変だな・・・

 こうゆう時、看病してくれる人がいないと、痛みに耐えながら、自活しなくちゃいけないんだ。

 自分も気をつけなくちゃ・・・)


「彼女はうちの最大の戦力だ、そんな彼女が腰の痛みを拗らせたら、さすがに青山君たちの仕事に

 も、影響を及ぼすかもしれない。」


「そう・・・ですよね。というか、緑川さんじゃないとできない仕事だって、あるわけですから。」


「そう、だからね、青山君には、緑川さんの様子を伺ってきてほしいんだ。」


「__________




 はい???」


 自分の思考は、一瞬止まった。

まさか自分に、そんな『重要な使命』を任されるなんて、想像を上回りすぎて、どう返せばいいか分からない。


 でも、課長が緑川さんを気持ちも分かる。

緑川さんは、会社全体から見ても、重要な一社員。

 そんな彼女が、ぎっくり腰が悪化して会社を辞めてしまったら、社命が揺らいでしまう。

それに、悪化して症状が長引いたら、彼女の今後も火の車になってしまう。


「彼女、ご両親が地方でね、助けも呼べない状況らしい。」


「___じゃあ、近くに頼めそうな人もいない・・・という事ですか?

 アパートの大家さんとかはどうなんですか?」


「俺もちょっと気になって、大家に連絡を取ってみたよ。

 そしたら、どうやら大家も体を壊してるみたいで、今は病院にいるみたいだ。」


「それは・・・・・かなりキツイですね。」


 たった一人きりで、腰の痛みに耐えながら生活するのは、もはや『拷問』だ。

想像するだけで、自分も腰が痛くなってしまう。

 でも、頼れる人がいないと、無理をしてでも生活しないといけない。

だからこそ、事情を知っている課長は心配している。


「メッセージで報告してもらって全然構わないからさ、退社した後、緑川さんの住んでいるアパート

 まで行って、様子を伺ってほしい。

 青山君がお見舞いに行くこと、午後の仕事が始まる前に連絡しておくからさ。」


「___で、緑川さんは何て?」


「「散らかっているけど、頼みたい事があるから来てほしい。」


 だってさ。

 お湯を沸かしたり、洗濯物を干すのもままならないみたいで、かなり大変らしい。」


「重症ですね。」


 こうゆう時、日常生活を送るだけで、自分の体をいかに酷使しているのかが分かる。

本当、生きるだけでも大変なのは、『お金の問題』だけではない。

 怪我をしたり病気になってしまうリスクは、数えてもキリがない。

しかも、社会人になると、怪我や病気も全部『自己責任』になるんだから、『理不尽』だ。


 女性の住んでいる部屋に踏み込むのは、かなり緊張するものの、課長の口ぶりからして、自分が行

 かないと緑川さんが大変になりそう。

自分も一応、一人暮らし歴は二年くらいしかないけど、お湯を沸かしたり、掃除くらいならできる。


 洗濯物に関しては・・・・・自分じゃできない。男だもん、自分。

そこら辺は妥協してもらうとして・・・・・自分にもできる事はありそうだ。 


 料理はあんまりできない自分だけど、まぁ今は・・・・・『即席のお粥』とかも、スーパーで売ら

 れているくらいだから、それらを買い揃えれば何とかなるだろう。

あとは必要な物を色々と買い揃えて届ければ大丈夫だろう、部屋の掃除とかは・・・できるかちょっと不安だけど。




「___分かりました、じゃあ退勤後に行ってきます。」


「おぉ! 助かるよ、ありがとう!」


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