表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界QUEST  作者: ヴェイン
Act.2
44/74

イヴィリナード

ここまでの話を整理するか。久しぶりに海埜に電話をかけたら、聞き覚えのない男の声が聞こえてきた。

そしてその男は海埜が死んだと言ってきた。



男の名前は封凪玲。俺は本当に海埜が死んだ事、遺体は何処にあるのか?家族は知っているのか?その辺の情報を聞き出そうとするが、

遺体は無いし、家族も知らないと言った。



封凪玲が怪しいと思い、今すぐに俺の場所まで来れたら少しは信じると言うが、封凪玲は一瞬で俺の場所まで来た。

・・・すぐに証拠を見せてもらい、海埜が死んだこと、封凪玲とは別の者に殺された事がわかった。



「行くぞ」



「マジで移動出来るのか?」



「この扉の先は高野台だ。俺の仲間がいる」



封凪玲の事は完全に信じたわけじゃないが、言っている事は嘘とは思えない。だから協力することを決めた。

海埜を殺した奴を・・・倒すって事を。



封凪玲はまず仲間を紹介したいと言った為、封凪玲が居た高野台まで移動する事にした。

扉を出現させて、俺は一緒に扉の中へと入った。



3秒程経った後、さっき居た場所とは別の場所に着いた。ここは・・・何処かの工場跡地か?

何もない空間に3人の男女が居た。封凪玲と俺を合わせて計5人か。



「紹介しよう、俺のギルド【イヴィリナ―ド】のメンバーだ」



「ちょっと待て・・・!」



「なんだ?」



「ギルドってなんだ?イヴィリナ―ドって?急に意味が分からないワードだ。説明してく・・・

いや違うな。まずは異世界QUESTってなんだ!?」



「リーダー。コイツが海埜が託した男なのか?ただの半グレにしか見えないが」



「・・・やるか?やってもいいぜ?」



「死咲巧翔、お前じゃここの誰にも勝てない。レベル1のお前ではな」



レベル1?何の話をしている?俺はまだ異世界QUESTを1度もやってないし知らない事をわかってるのか?

しかもいきなり半グレって呼ばれるし・・・・・・やるか。



「封凪玲」



「ん?」



ドカッ!!



俺は封凪玲の右頬を思いっきり右拳で殴った。その瞬間に他の3人は「リーダー!」と叫ぶ。

これでとりあえずスッキリした。俺は地面に座って胡坐をかく。



「説明してくれ。異世界QUEST、ギルド、レベル、そしてお前達何者なのか?海埜殺した者の正体。全てだ。話してくれ」



「・・・ぐっ、結構痛いな」



「おい!お前偉そうだぞ!?リーダーに何やってんだよ!」



「いや良いんだ瀧人。俺が何も説明をしていなかったのが悪い。・・・わかった、説明するよ。

イヴィリナ―ドは俺達のギルド名だ」



「そこが先かよ!」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ