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異世界QUEST  作者: ヴェイン
Act.1
30/74

レベル10の敵

外に出て、俺はすぐに次の異世界QUESTを行おうとしたが、異世界QUESTは1日1回しか出来ないようだ。

仕方ない。明日またやるしかないな。



俺は次の日も異世界QUESTを行い、何とかレベルを上げていく。

あっという間に1週間が経ち、俺のレベルは9まで上がっていた。これで次の相手はレベル10の敵だ。



「お疲れさまでしたー」



仕事を終えて、現在の時刻は夜の7時。これから異世界QUESTを行おうと思っていた。

レベル9になったせいか、疲労の蓄積がそこまで無い。現実の身体能力にも影響しているみたいだ。



このレベル9になった事も入峰達にはバレてるんだろうな。でも関係ない、レベル11になった時にまた話すんだろ?

ここまで1人で戦ってきたんだ。俺はギルドなんて入らなくてもやっていける!



スマホで扉を検索し、扉がある場所を探す。すると、会社の近くに赤の扉があった。

レベル10の相手は誰だろう?



【レベル10 石田いしだ三成みつなり



なにっ!?石田三成だと?確か関ヶ原の戦いで徳川家康と戦った武将だよな?

さすがに学生の時に覚えたぞ。歴史のテストにも出たし・・・。



やっぱレベル10だから有名な武将になってるんだな。どれぐらい強いのか楽しみだ。

何故か俺はいつの間にか異世界QUESTが楽しくなっていた。



会社でのストレス発散にもなるし、運動にもなるから丁度良いんだよな。

参加者になって良かったかもしれないな。



俺は赤の扉を開けて、異世界へと入っていく。



「ここは・・・戦場?」



辿り着いた場所は色々な武将たちが戦っている戦争の真っただ中の場所だ。1000人は居るだろうか?それぐらいの人間が殺し合いをしている。

戦争なんてない時代に生まれてきた俺には新鮮だ。



でも・・・俺の事は見えていないみたいだ。皆何故か薄く見えるし、これは幻影か何かか?



『異世界QUESTをSTART致します!』



アナウンスが突然流れ出した。嘘だろ?まだ石田三成の姿を見ていない。何処かに居るのか?



「おらあ!」



「!!」



俺は咄嗟に右方向から斬りかかってきた男の攻撃を物干竿でガードする。がたいが良くて、腕に傷がついている男。髪をオールバックにしていて、武器は大剣だ。コイツが石田三成か?



『わいはしま左近さこん。三成と戦うならわいを倒してからにしろ。前哨戦と行こうじゃねーか!』¥



島左近だと?また加藤清正の時と同じで2人を倒さなきゃいけないのか?でもあの時とは違うのは石田三成本人が居ない。

あれか?ゲームである中ボス的な存在なのか?



『行くぜ。わいは強いぞ!』

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