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異世界QUEST  作者: ヴェイン
Act.1
28/74

前田 利家

槍使いは加藤清正との戦いで経験している。槍は突き攻撃がメイン、あとは長い武器の分リーチが長い。

そして前回の戦いでわかった事がある。武器それぞれに固有スキルみたいものがあるって事だ。



俺の武器、物干竿の固有スキルは多分、相手の攻撃を遅くさせるスキル。それは自動で発動される。

前田利家の攻撃も遅くなれば、すぐに避けて一撃を決める。



前田利家は両手で槍を持ち、俺に向かって槍を突いてきた!

予想通り、槍の突く速度が遅くなっている。俺はレベルが上がったせいが、物干竿を片手で持てるようになっていた。

自分自身に身体能力も上昇しているってことだ。



『なにっ?避けるだと?』



右に移動し、槍を避けた直後に前田利家の脇腹へと物干竿で斬る。そしてすぐに背後へと周り、背中を思いっきり・・・斬る!



『ぐわあああ!』



レベル6はこんなものか。それとも俺が強すぎるのか?

そんな事を考えていたのも束の間、前田利家はすぐに反撃の攻撃を放ってきた。



それも確実に避けて、前田利家は一旦攻撃をやめた。



『何だお前は?』



「海埜義宗、ただの人間だよ」



『おれの槍を避けるなんてすげぇーな!しかも2回も攻撃とは!』



テンションが高い敵だ。加藤清正も蒲生氏郷もそこまで喋る敵では無かった。感情があるタイプの敵なんだな。

さてそこまで長引かせたくはない。今日でもう1つは異世界QUESTをやりたいからな。



物干竿を両手で持ち、前田利家へ向かって行く。このまま終わりにさせていただく!



『簡単におれはやられないからな。この世界では特殊な能力が使えるみたいだし!分身だ!』



「え?」



前田利家は分身と言った瞬間、両隣に前田利家が出現した。嘘だろ?そんな能力ありかよ!

一瞬で終わらせるはずが、分身って・・・。



『行くぜ、海埜義宗!!』



前田利家は3人同時に襲い掛かって来る。これは攻撃速度を遅くしても全てを避けるのは無理だ。

1つの分身だけでも倒す。俺は右側から来る前田利家へと向かって行く。



そして物干竿を前田利家の頭から垂直に振り下ろした。

分身は一瞬で消え、何とか1人の攻撃は防いだが、2人の前田利家の攻撃は喰らってしまう。



『そういう戦法もありだが、2人からの攻撃を喰らって死ぬ。2人相手には適わな・・・』



「残念だな。俺はそんな事は最初から知ってるぜ!わざと攻撃を喰らったんだよ」

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