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異世界QUEST  作者: ヴェイン
Act.1
23/74

ギルド

「ギルド?なんだそれは?」



「知らないんですか?海埜さんってあまりゲームしない人?」



「そこまでやってないな。特に・・・オンラインで多人数で遊ぶ系はからっきしだ」



俺はゲームをやってこなかった。普段はサッカーや野球などのスポーツ番組をよく見る事。そして最近では旅行に行って、

日本の遺産巡りにはまっている。



ギルドってのは日本語で言えば、組合みたいなものだろう。外国とかで使われる言葉で日本で聞かないな。



「ギルドはオンラインゲームでよく使われる言葉です。プレイヤー同士のグループ的なものです。

同じ目的、思想が集まった者達が集まるんです」



「プレイヤー?」



「オンラインゲームで言う遊び手の事です。ゲームではゲームの自分自身のキャラクターを作成して、そのキャラクターを動かすんです。

てかそんな初歩的なこともわからないんですか?」



何か今の言葉はオンラインゲームを知らない者達を敵に回すのような言い方だな。ゲームはやった事あるが、

自分自身のキャラクターを作成してゲームはしたことない。決められた主人公しか使った事ないんだ。



そもそも【異世界QUEST】はゲームじゃないだろ。人間が人間を倒している。

現実で自分自身が手や足を動かして戦っているんだよ。



人気ひとけのない店を選んだが、パラパラと人は居るから大きい声では話せない。

何で急に宇敷は俺をギルドに誘い始めたんだ?1回戦っただけなのに。

朝にも入峰の奴が来たし・・・2回も誘われる事なんて・・・・・・



ん?何か怪しいな。もしかして宇敷と入峰は同じギルドか?



「宇敷、入峰って男知ってるか?」



「入峰さん!?え?海埜さん知り合いなんですか!?同じギルドの仲間ですけど」



「そういうことかよ!・・・宇敷、断るよ、俺はギルドに入らない」



「え?何で?」



「入峰も早朝に勧誘してきたからな。まさか同じギルドだとは思わなかったがな。1日に2回も勧誘してくるのは何かあると思って。

命令されたのか?」



宇敷と入峰は仲間だから、俺をギルドに勧誘する事を宇敷に頼んだんだな。

一気にレベル5まで上がった俺を逃さない為だろう。



「俺は1人で戦うし、未だに異世界QUESTを続けるか迷っている。危険な場所にわざわざ足を踏み込む馬鹿じゃないから

じゃあな宇敷、誘うなら他の奴を誘え」



「待って!・・・ご飯食べないの?」



「・・・・・・」



俺は1回立ち上がったが、再び席に座り、ご飯を注文する。何か・・・言い切ったあとに普通にご飯食べるって恥ずかしいな。

俺と宇敷は無言でご飯を食べ、店を出る

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