表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界QUEST  作者: ヴェイン
Act.1
18/74

レベル5

『宇敷 紗耶香はLv5、海埜 義宗はLv5になりました。次のLvまであと1つの【異世界QUEST】のCLEARが必要です。

あと1分でこの場所は消滅します。扉から出なかった場合は強制的に退場となります』



俺は何とか加藤清正と福島正則を倒した。倒した瞬間俺の傷は一瞬で回復してしまった。

どういう原理かわからないが、もうそういう事を考えるべきではないんだ。



【異世界QUEST】はこういうものだと認識しなきゃいけない。



「勝った。宇敷、これが俺の実力だ!」



宇敷の方を見ると、俺の目の前に居た事にびっくりした。

そして急に手を握ってきた!な、何故?



「海埜さんならこの【異世界QUEST】を終わらす事が出来るかもしれない!」



「はい?」



「この【異世界QUEST】の目的は、この日本を異世界にすること。それは絶対に止めなきゃいけない!」



いきなり宇敷は何を言っているんだ?とりあえずレベル5になった事を喜ぶべきだろ。

日本を異世界にする?どうやってだよ。



『残り5秒になりました。強制退場まで5、4、3、2、1・・・強制退場致します』



俺と宇敷は光に包まれて、視界が真っ白に変わる。2秒後、俺達2人は現実へと戻っていた。

赤の扉へと入った場所。時間は・・・戦った時間と同じぐらいか。



だいたい30分程だ。既に時間は9時を回っている。戦いの疲れか、俺はすぐにでも休みたいと思ってしまった。

宇敷の話は明日でいいから、早く自分の家に帰りたい。



「海埜さん!さっきの話ですが・・・」



「明日にしてくれ。今日はもう身体がきつい・・・お疲れ」



宇敷の言葉に軽く返答し、すぐに自分の家の方向へと歩いていく。

その時にふと思い出してしまう。



【異世界QUEST】に参加する理由についてだ。俺は最初死にたくない為に参加した。

でも今はもう死ぬ事は多分無くなった。なら【異世界QUEST】に参加しなくてもいいんじゃないかと思っている。



宇敷が参加しているのには驚いた。そして加藤清正、福島正則の2人を倒せた自分の実力にも驚いた。

レベル5になったせいか身体がいつもよりも軽く感じる。



これからも【異世界QUEST】で戦って行かなきゃいけないのか?

宇敷が言っていた【異世界QUEST】の目的。日本を異世界する・・・そんな漫画や映画みたいな事は起こるのか?



・・・今考えても仕方ない事か。この事は入峰さんに聞いてみよう。

俺は何とかして自分の家へと付いた。そしてすぐに眠りについ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ