加藤 清正②
これでやっと1人かよ。メインは加藤清正の方なのに、福島正則に苦戦しすぎた。
もう宇敷に手伝ってもらおうかな?さすがに仕事終わりの戦いは疲れる。
『やりやがったな。よくも・・・よくも正則をおお!!!!」
加藤清正は鬼の形相でこちらへと豪速で向かって来る。ハチマキが取れかけている。
そんなのはどうでもいい!相手の攻撃をまずは避けないと・・・
『三連突!』
シュシュシュン!!!
「ぐふっ!」
速い・・・。全然見えなかった。加藤清正の槍の高速突きを3連続で喰らってしまった。
血が身体中から流れ始め、俺の視界はくこれでやっと1人かよ。メインは加藤清正の方なのに、福島正則に苦戦しすぎた。
もう宇敷に手伝ってもらおうかな?さすがに仕事終わりの戦いは疲れる。
『やりやがったな。よくも・・・よくも正則をおお!!!!」
加藤清正は鬼の形相でこちらへと豪速で向かって来る。ハチマキが取れかけている。
そんなのはどうでもいい!相手の攻撃をまずは避けないと・・・
『三連突!』
シュシュシュン!!!
「ぐふっ!」
速い・・・。全然見えなかった。加藤清正の槍の高速突きを3連続で喰らってしまった。
血が身体中から流れ始め、俺の視界から色彩が薄れ始めてくる。
さっきみたいに自動で回復もしない。加藤清正の実力はまだわかってなかった。
槍の突き速度が段違いに速い。突かれたのかも分からない程だ。
これがレベル5へ上がる為の相手か。蒲生氏郷とは比べものにならない。
加藤清正は何度も俺の攻撃を防いだ。腹部に攻撃を喰らわせても怯みもしない。
福島正則との違いは鎧だ。鎧をしっかり着込んでいて、攻撃を貫通させてくれない。
俺なんて鎧も来ていない。てか会社帰りだからスーツなんだよ。
・・・服装か、それを少しでも変えれば何とかなるのか?
スーツの上着を脱ぎ、ワイシャツ姿に変わる。でもズボンは脱げない。
宇敷に変態だと思われたくはないから。ただ靴は脱ぐ。
「動きやすくなった。これで少しは変わる」
『血だらけのお前はもう死を迎えるだけだ。そして死んでからも正則に殺されろ!』
再び加藤清正は接近してきて、槍を高速で突いてくる。さっきと同じ攻撃!
『三連突!!』
俺は後ろへと下がり、槍の攻撃範囲から離れる。だが最初の一撃は避け切れず、喰らってしまう。
今ので完全に色は無くなった。俺から見える風景は白黒のみだ。
身体全身が痛みはじめ、もう戦える状態になっていない。
『避けるのか。お前はやっぱり只者じゃねぇ!』
「知るか。・・・宇敷、俺も技みたいなのは使えないのか?」
俺は宇敷の方を見て言った。宇敷は俺の声にびっくりして、身体がビクッとなるのがわかる。
もしかして俺が怖くなったのか?
「技は使えないです。さすがにレベル2の海埜さんは覚えてもいない」
「そうか・・・わかった。ありがとう」
「えっ?」
「終わらせやる。そして俺と宇敷、2人共レベル5になるんだ!」




