一話
ここはどこ?私はだれ?ここはシルガレント王国王都東門前の森林の中、私は秋之原義昭ことエルフィセル………よし!記憶はOK!問題なし!
さてと、どうしようか……まあとりあえずスキル確認を…えーと、どうするんだっけ……ああ、そうだ、スキルチェックと心の中でとなえるんだ!
スキルチェック!
スキル一覧
特殊道具作成 鑑定解析 コピー 召喚獣 超集中 テイム 魔剣生成付与 聖剣生成付与
魔法創造
うーん……これ多いのか少ないのかわからないな……まあいいか!
とりあえず特殊道具作成以外はわかる、まあ、鑑定解析があるからそれで調べるか
えーと、なになに……物を作るための道具(ナイフ、ハサミ、ハンマー等々)を魔力で作れる(攻撃不可、譲渡可能)
ほう、なかなかいいじゃないか!一応物を作るのは趣味でやってたからな、そのおかげでこのスキルが出たのかな?
とりあえずこれで何か作れば経済面ではしばらく困らなそう。じゃあまずお試しということで木つかって……そうだな、クマの置物でも作るか!じゃあまず斧で小さめの木をきるか!よし、そうと決まればちょうどいい木材探しはじめだ!
お、けっこうすぐ見つかったな、まあこんだけ木があるから当然か……じゃ、早速切るか
「確か切り方は倒す方向に『く』の字に着るんだった気がする、まあ、ものは試しだ!」
そう言い、何度も斧を振りかぶり三分の一ほどまで『く』の字に切る
「お、うまく切れた、後は反対側からまっすぐ切ると…」
そしてまた斧を何度も振りかぶっては切るを繰り返す
「お?……おぉ!」
ミシリ、ミシリと音をたてながら木が倒れる
「よしよし、切れたね、んじゃ次はノコギリで…そうだな、まあ最初だし小さめでいいか、んじゃ早速」
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三十分後
「よし!できた!うんうん、小さめだけどうまく作れた、けどこれ、結構小さめに作ったのにこんなに時間かかるのか……まあ、とりあえず王都にいこう。門はここからでも見えるからそこまで遠くない、よし、移動開始!」
「よし、次!身分証を」
あ、やべ、身分証無いの忘れてた、まあ何とかなるか
「すみません、実は身分証がなくて……」
「む、そうか、わかった、ではこの紙を書け」
騎手さんがそういいながら一枚の紙を出した。
んーと、姓か、……あ!そうだった、ここ貴族じゃなくても苗字があるんだった、んー、まあギルド名からヘルスパークでいいか、エルフィセル・ヘルスパーク、うん、問題なし!
あとは……あれ?これだけ?まあいいか
「書き終わったようだな、では一週間以内に身分証を持ってくるのだぞ!」
「はい」
「あと、荷物は?」
そう問われたのでさっき作ったクマの置物を見せた
「それだけだな、では通っていいぞ!」
「ふう、問題なく通れたな……」
とつぶやきながら歩く
「……そうだな、とりあえず身分証取るためにもギルド入ろ、まあ冒険者ギルドでいいよな」
そうしてギルドに向かっていく
「あの……登録をお願いします」
少し緊張しながら受付の兄ちゃんに声をかける
「わかりました、この紙に必要事項を書いてください」
そう言いながら紙を渡してきた
んーとなになに?名前、エルフィセル・ヘルスパーク
年齢、十五歳
……うん、問題なし!
「終わりました」
「はい、では少々お待ちください」
と言いながら紙を持ち奥へ行った。少したってから
「終わりました、これがあなたのギルドカードになります、一応軽く説明しますとランクはF、E、D、C、B、A、AA、AAA、S、SS、SSSとなります、ランクの昇格条件は特定数の依頼達成と必要ランクの依頼達成となります、また、一定以上の依頼失敗によって降格となりますので注意を、そして、ギルド内にて問題を起こした際、ギルドカードは剥奪になります、それと、ギルドカードを紛失した際のギルドカード再発行にはお金が必要となるので気をつけてください、では質問はありますか?」
「いえ、大丈夫です」
「わかりました、では最後に依頼の受け方です、といっても別に難しくはありません、依頼一覧の中から自身のランクにあった依頼を決めて、その依頼の名前を受付に言い、ギルドカードを提出するだけです、で、依頼が終わった際は、ギルドカードを提出してください、以上です」
「分かりました、ありがとうございます」
と言ってギルドを出る
「ふう、無事登録できたな、じゃあどっかの宿に行くか……よし、あそこにいこう」
そういいながら近くにあった宿に歩いていく
「お、いらっしゃい!」
と、店に入ったら女将さんにいわれた
「すみません、ここに滞在したいのですが部屋はあいてますか?」
「ああ、あいてるよ、あとここでは敬語なんか使わなくてもいいさ!」
「分かり……いや、わかった、ではとりあえず1ヶ月分をたのむ」
「わかったよ、一ヶ月分で銅貨三十枚だよ、じゃあはいこれ、部屋の鍵だよ!場所は201番でね!それと朝昼夜と飯はあるからちゃんと降りてきなよ!」
「わかった、それと代金は銀貨三枚でいいか?」
「ああ、大丈夫だよ」
といわれたので銀貨を三枚渡してから二階へ上がる
「えーと201、201はどこだ……お、あった、ここか」
そして部屋に入ると結構広めで部屋にはベッド、タンスがあった
「風呂とトイレは一階にあったからだぶん共有なのかな?しかし……結構広いな、とりあえず、これ売ってくるか」
といいながら麻袋に入れてたクマの置物を取った
「んー、まあ、場所は聞けば大丈夫か」
といいながら部屋をでる
「ちょっといいか?雑貨屋ってどこにあるんだ?」
「一番近い雑貨屋はここでて左にあるよ、でもなんでだい?」
「いや、クマの置物を作ったからそれを売ってこようかなとね」
「ほへー、少し見せてくれないか?」
「構わないよ」
といい、麻袋から置物を出す
「おお、すごいな、起用なんだね~」
「はは、ありがとう。」
「じゃあ行ってらっしゃい」
「ああ、行ってくるよ」
といい宿屋をでて左に曲がるとすぐ近くに何でも屋とかかれた看板があった
「ここかな?」
と呟きながらそこの建物に入っていく
「いらっしゃい」
とけだるそうに言われた
「これを買い取ってもらいたいんだか……」
「ん、どれ、見せて」
と言われたので置物を渡す
「……これ、誰が作ったの?」
と少しウキウキしたように聞かれた
「俺が作ったが……」
「本当?!」
と顔を近づけながら目をキラキラさせて言ってくるのに少し後ずさりながらこたえる
「あ、ああ、そうだが……」
「……あ……ご、ごめん、少し取り乱した」
と謝ってくる
「別に構わないよ、それとこれ、買い取ってくれるか?」
「ん、問題ない、んー、よし、じゃあ大銀貨五枚」
「ああ、わかった……え?いまなんていった?」
と思わず聞き返した
「だから大銀貨五枚っていった」
「え、ま、まじ?!」
と驚いた、なにせ大銀貨五枚って言ったら日本円でおよそ五万になるのだ、一応貨幣について説明すると銅貨一枚やく百円で、銀貨で約千円、大銀貨で約一万円、金貨で約十万円、大金貨でやく百万円、白金貨で約千万円、一番上の大白金貨で約一億円なのだ!
「じゃあ、はい」
と急いでるように大銀貨を五枚渡された
「あ、ああ、確かに大銀貨五枚だな…」
「ん、また作ったらきて、出来るだけ高く買うから」
と、とても嬉しそうに言われた
「わかったよ」
と言い残して店を出る
「いやー、結構高めに売れたな~、また持ってきてって言われたし近いうちにまたつくろ」
などと呟いてるうちに宿についた
「おかえり!夕飯はできてるけどどうする?」
ああ、そうか、いろいろやってたからもう夕方なのか
「ああ、今から食べる」
「じゃあはい!今日のメニューはミノタウロスのステーキ定食だよ!」
「おお!うまそうな匂いだ!いただきます!」
といい、まずは一口かぶりつく
「……うっまーー!なにこれ?!肉汁が溢れ出る!牛肉に似た味だけど肉汁と食感が全然違う!」
「はは、喜んでくれたようでよかったよ」
「これ、誰が作ってるんだ?」
と飲み込んでから尋ねる
「これは私の夫が作ってるんだよ」
「へー、夫婦で経営してるんだな」
「ああ、このあたりだと基本そうさ、家族でやってないところの方が珍しいくらいさ」
「いやー、初めて知ったな~」
と軽く雑談しながら食べていると気がついたらもう無くなっていた
「ふう、御馳走様でした、満足満足!さてと、じゃあ部屋に戻るかな」
とつぶやき食器を片づけてから部屋に戻る
「ふう、そういえば気にしてなかったけど魔物の肉って食えるんだよな、美味いやつがおおいとは書いてあったけどこんなにうまいとはな。さて、今日は疲れたしもう寝るか。お休み~」
と自分しかいない部屋で一人呟いて目を閉じた
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