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チートなし異世界生活記  作者: 半田付け職人
第3章 異世界生活3日目
44/119

3日目終了

 サラさんに色々教えてもらった。

 これで、マナとこの世界の仕組みについて、色々分かったな。

 サラさんには頼りっぱなしだから、いつか俺も頼ってもらえるようにがんばろう、と決意を新たにした。

 

 ふう、どうでもいいけどサラさん風呂上りだったから、ずっといい匂いがしてたんだよな。

 ちょっと髪の毛も濡れてて色っぽかったし。

 技術の話とかしてたから真面目な態度を保てたけど、世間話とかしてたら、俺多分すごい緩んだ顔になってサラさんに呆れられたんじゃないだろうか。

 我ながら、よくあの状況で集中してマナを使えたよな。

 サラさんが気になって集中できません、では情けなさ過ぎるもんな。


 ま、とにかくもっと練習するか。

 それにしても、この練習装置はいいな。

 コンパクトだけど、マナの複数制御の練習もできるし、結果も目ですぐ確認できるから、制御だけに集中できるし。

 めっちゃ便利だ。

 ユラさんが作ったらしいけど、ユラさんは本当に有能な人なんだな。

 第一印象がすごく適当な人って感じだったから、あの本の著者とか、良く出来た練習装置の製作者とかとイメージがつながりにくい。

 でも、すごい理論を出した天才科学者とかは普段はすごい変人だった、みたいな話はありがちみたいだし。

 というか、天才は凡人には理解できない、と言うから、俺が理解できないだけで本当にすごい人なんだろうな。

 ちょっと行動は奇怪に見えても、それも何か意味があるのかもしれない。

 人は見かけによらない、とも言うし。

 いや、ユラさんの見かけはすばらしいんだけども。


 なんかさっきから思考が変な方向に行くな。

 今日は割りと真面目に過ごしたから、もう脳が休みたがってるのかもしれない。

 俺なんて所詮この程度だ。

 いやまあ、サラさんと一つ屋根の下に住んでて、こんだけ真面目に生きているのは、俺としては褒められるレベルだと思う。

 でも折角サラさんもユラさんも俺のことをそれなりに評価してくれてるみたいなのに、何か間違いを起こしたら速攻で叩き出されそうだ。

 気をつけよう。

 サラさん無防備すぎて困るけれども。


 まあ今日はあとちょっとマナを使う練習をしてから寝ることにしよう。


 それと、明日はどうしようかな。

 とりあえず、朝起きたらルッツと中庭で遊ぼう。

 それから、朝飯食って、マナを使う練習をしよう。

 入門書はもう読みきったから、明日はヨーヨーのことも調べてみよう。

 あのなんか出る機能とかも使いこなせたら、色々使い道がありそうだし。

 それから、図書館に行ってみるかな。

 調べてみたいことは山ほどあるんだよな。

 ちょっと整理しないと何があったか分からないくらい。


 あ、サラさんが言っていた調査員の統括にも会ってみたいけど、どこにいるか分からないし、どんな人か知らないから見つけても気づけないな。

 それはサラさんと一緒にいるときに紹介してもらった方がいいか。


 それから夕方にまたルッツと遊んで、晩飯食って、夜はマナの練習をするか、サラさんが相手をしてくれたら色々話すか、くらいかな。


 よし、明日の予定も立てたし、マナの扱いの練習をするか。

 あの本にしたがって、まずは使う、使わないというのを自在に操れるようにしよう。

 本当は複数制御の練習をしたいけど、焦っても意味ないし、こういうことは基礎固めが重要だろう。


 その日は、それから地道に練習装置の光源を点けたり、消したりを繰り返しながら、早くマッピングの依頼の契約が決まったらいいな。

 決まったら、すぐに動き出そう。

 うん、しばらくは充実した毎日を過ごせそうだ。

 と、考えていた。


 1時間くらい練習した後、ルッツと一緒に床に就いた。





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