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25/25

25光年/来訪者

すみません、どうやら文章が途中で消えていたみたいでしたので足しておきました。

また更新しますのでもうしばらくお待ちください。

【アメリカ合衆国 カリフォルニア州 ロサンゼルス市街跡地】


「くそ、あいつはいったいなんだ!」

そう、それは突如として訪れた。

ロシアの核兵器によって形成された厚い黒雲を破って、円盤型の物体が光とともに降りてきた。

そいつはとても大きな物体だった。

最初はそんな馬鹿なことと誰もが驚き、じっと見ていた。

それから出現した宇宙戦争で出てくるトライポッドのような、SF映画で出てくるような悪趣味な物体が攻撃を仕掛けてくるまでは。


「オーウェル大佐!早く撤退してください。ここは危険です」

「前線部隊で大丈夫そうなものはすぐに撤退だ!」


そういっている横でM1A2エイブラムス戦車が、数十両がアッという間に破壊されていく。

UFO1機を破壊する為に15~20輌の戦車や1小隊の航空機が溶けて行く様はヴィクトリアなどの戦略ゲームでもしているのかと思うほどだ。

ただし、これは現実で生産するには1か月以上かかる。しかも主要都市の生産施設と基地を破壊されている状態でならもっとかかるだろう。



私が強襲揚陸艦「アメリカ」にヘリで逃げ込む間にも無数の被害が出ているようだ。

軍事関連を優先して再建されたサンフランシスコから急造された通常動力の空母と国防予備戦隊のモスボールされていた軍事艦船から回された艦船の一部がロサンゼルス市街地跡地に終結している。

なお、空母とはいっても戦闘機に乗れる人材が少ない為、ヘリと一部の一般人のプライベートジェット機と急造の戦闘機に回すほど逼迫した状況だった。

F-16でもいいから一機でも戦闘機は欲しい。

贅沢を言えばF/A-18スーパーホーネットかF-15Eがいいのだが質どころか量すらも求められそうにない。


ロシアからの核兵器攻撃を受けたロサンゼルスは壊滅して焼野原だ。

アメリカは戦争において本土に対しての攻撃を日本の風船爆弾による火災以外から受けたことはない。

ロシアに対して当然のように核兵器で反撃をしたアメリカでは第二次攻撃体制に入っていた。

だが今、突如として謎の勢力から攻撃をアメリカは受けていた。

ただ、どうにも宇宙人みたいなので当初は日本の攻撃を疑う目線もあったのだが、米国政府は日本も同じ勢力から攻撃を受けていることを軍事衛星からの写真で察知した為、非難はしなかった。


しかも驚くことに日本は謎の勢力を追い払ったようだ。

日本の航空国防軍、海上国防軍がようやくロシアへと向かったと思われたが、連邦加盟国の台湾国への救助へ行ったらしい。

日本国防軍を中心とした日本連邦軍は太平洋島嶼国を謎の勢力から解放。

日本側ではどうも宙華人と呼んでいるらしい。中国人(チャイニーズ)と混じるような名称で呼ぶのは本当に合理的ではないと思う。


ロシアは我々の【神の杖】をまねた兵器で謎の勢力と我々NATO軍をまとめて一掃したらしい。

サンクトペテルブルグでNATO軍とロシア連邦軍の小競り合いで一進一退しているが、我々米国軍は撤退を余儀なくしないといけないにも関わらず、あとにも引けない現状だ。

ここで引けば、NATO加盟国からの信頼を失う。

これではだめだと、太平洋のハワイの真珠湾に停泊していたズムウォルト級ミサイル駆逐艦に原子力空母に積んでいた原子炉を強引に乗せるために改良工事を終え、レールガン2門を装備し、横須賀港にてレールガン用の砲弾等の素材を補給し、整備を終えて欧州戦線へ向けて出撃。


その際にWW2時代の旧来の戦艦が進化したような戦艦2隻と空母1隻を見かけたらしいがそこで人員が多かったことを考えると隠ぺいされている信濃という奴かもしれないが、あとの2隻はいったいなんだろうか?

見たこともないフォルムで日本のアニメーションでよく出てくるものにも似ている。

それにどうやらワープナセルのようなものが見えたが本当に宇宙にいくのだろうか。


我が合衆国は極秘裏に軍事機密として今後200年以内に近隣恒星系への探索を目的としている。

その為に月面に中継基地を建造して火星に展開後、火星で基地を形成。

基地を発展させ、一大消費地として植民地を形成すれば、我々の経済はより強大に発展できる。

ただし、コストに釣り合う技術ができるまでに合衆国が滅ばないことが最低条件だ。


火星ー木星間にある小惑星帯の位置でダイソン球を形成して巨大加速器を大量建造。

エッジワース・カイパーベルトやEKUBO天体からの彗星等も利用するというもので、足りなければ木星や土星などの外惑星を資源として利用することも考えられる。

その間に反水素を作成、貯蔵。

数十年から百年ほどかけて貯蔵した反水素と対消滅を利用した反物質エンジンを駆使して近隣恒星系の片道切符を手に入れるというもので実態は二度と地球には帰れない計画である。

だが、メリットとして他恒星系への人類の存続が可能になるだろう。


そんな計画があったのだが、今はそんな余裕すらない。

むしろ、この忌々しいエイリアンどもを倒さないと我々が負け、人類が滅ぶ。

合衆国は正義でこの世界での"ルール″だから負けるわけにはいかない。


ようやく到着したアメリカ艦内では防御の号令がかかっていた。

エイリアンの奴らは何故かまだ海上には来ない。

デンバーにある核シェルターから大統領が合衆国軍を指揮しているが、インターネットの回線のつながりがあまり良くない。

衛星回線は既に電波ジャックされたか衛星が壊れているかで既に何もできない状態だ。

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