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18/25

17光年/蠢くモノ 

2014/10/13 ロシア連邦 モスクワ クレムリン 12:00


「Как можно скорее напасть в Соединенных Штатах и Японии」(アメリカと日本にそろそろ攻撃するぞ)


「Я понимаю」(了解しました)


「Именно это зама из-за чертовых Парни Китая!」(中国のクソ野郎どものせいでこのざまだ!)


頭の禿げかかった鋭い眼光を放つ男が傍らにいた男に怒鳴っている。


「президент!Размещение на примере оружия был конец」(大統領!例の兵器の配置が終わりました)


この報告を待っていたのか、頭の禿げかかった鋭い眼光を放つ男がにんまりと笑う。


「Я покажу упрямство кавказской гражданина!」(白人国家の意地を見せてやる)


そうつぶやくと、"大統領"は電話に手を伸ばした。



2014/10/13 17:00 中華人民共和国(北中国) 北京市 紫禁城


「这是日本一直手段传给」(日本にはしてやられたな)


「但是否应美国有机会被前来攻击,日本国内的工作失败」(アメリカが攻撃してこなければ勝ち目はあったはずだが、日本国内の工作は失敗したのか)


「它看起来。我们不输在庸医」(そのようだ。でなけば我々は負けていない)


「小日本他妈的混蛋!」(日本人のクソ野郎!)


「什么,那武器!或航母?信浓号?娜嬉戏!」(なんだ、あの兵器は!空母か?信濃?ふざけるな!)


「外星人?或某些事情像这样开玩笑的人.有些人会,小日本取得了」(宇宙人?そんなふざけたものなどあるものか。あれも日本人が作ったものだろう)


「你没有选择,只能做到在高丽棒子.我们被抑制」

(朝鮮人にやらせるしかない。我々は抑えられている)


「去吧,快来进攻俄国」(行くぞ、ロシアが攻めてくる)


「我明白了,阁下」(了解しました、閣下)


世界は動く、それも悪い方へと・・・・。




2014/10/28 15:37

アメリカ合衆国 ワシントンD.C. ホワイトハウス


「Whether Russia and NorthChina sanity?」(ロシアと北中国は正気か?)


「Russia has been attacked?It is a cause that awkward in this important period of the previous election」(ロシアが攻めてきた?選挙前のこの大事な時期に厄介なことを起こすとはな)


「President, we are not the already superpower」(大統領、我々はもう既に超大国ではないのです)


アメリカは、冷戦終結後から超大国としての立場を自国の利益の為に良いように利用してきた。

そして、それはイラク戦争やアフガニスタン戦争で苦戦をしていても、米国は唯一のスーパーパワーだと世界は褒めちぎった。

そして、イスラム教世界にキリスト教の価値観を押し付けたその傲慢さがついに大きな事件を引き起こす。


9.11同時多発テロ事件だ。

世界貿易センタービル2棟に2機のハイジャックされた航空機が突っ込んだのだ。

その乗客は全員灰すら残さずに死亡、ビルは崩壊して2937人の犠牲者がでた。

その年の10月7日、「テロリズムに対する戦争」と称してアフガニスタンのタリバン政権対してに戦争を吹っかけるが長引き、終結したのは2012年5月のウサマ・ビン・ラディンの殺害を持って終結。


次に、イラクに大量破壊兵器を所持していると大義名分を掲げ、イラクを侵攻。

しかし、実際にイラクは大量破壊兵器など持っていなかった。

これにより、米国は同盟主要国の信頼を損なうこととなる。


異なる文明がぶつかり合うことを予測していた石原莞爾や1993年に論文を発表したアメリカのハーバード大学教授のサミュエル・ハンチントンはさぞかし頭の切れる人物だったのだろう。


既にロシアがなんらかの動きをしていることが確認された。

ここのところ、インテリジェンス・コミュニティー(※)は日本の重要情報を取得できていない為か、他国の動きには敏感だ。

ついに【デフコンⅠ】を発令することになるとは。


ロシアが我が国・EU・日本のウクライナのクリミア半島の占領に対する経済制裁に耐え切れずに、世界の先進主要国に対して核兵器を使用。

石油の供給をOPECやセブンシスターズで調整、我が国がシェールガスの生産で石油価格下がっているからな。当然だ。


ロシアはツァーリボンバークラスの水爆や中性子爆弾を使用したそうだ。


日本は対中国戦の疲労が残っているにも関わらず、一発の核ミサイルを除くミサイルの迎撃に成功したらしい。

あの謎の空母が駆動している限り、日本にはこれからミサイル攻撃が落ちにくいのであろう。

ただ、一度ミサイルをぎりぎりで迎撃できた自信からか、油断していたか東京が吹き飛んだらしい。


ただ、『新型戦艦』の運用を行い始めているという事実が気になる。

本土が戦線にもっとも近く、最前線であるはずの日本よりも我々の方が危険とはどういうことだ。

全く訳が分からない。

我が国は既に被害を受けた。西海岸の主要都市のロス・アンジェルス、サンフランシスコは消滅。

デトロイトも流れ玉により消滅。

フェニックス、ソルトレイクシティは壊滅。

東海岸ではボストンが壊滅。


我々は、【神の杖】を使用しなくてはいけないだろう。

第7艦隊などの空母機動艦隊のような通常兵力ではもう抑えきれない。

原子力攻撃潜水艦「ノースダコタ」を旗艦とした潜水艦12隊は太平洋の東側に展開。

ハワイのパールハーバーを出港して、既に任務に就いている。

日本海、宗谷海峡、アリューシャン諸島など多岐にわたる海域に展開済みだ。

バージニア級はすべて潜水艦部隊の旗艦として出払っている。

シーウルフ級、ロスアンゼルス級、改ロスアンゼルスも戦力として投入。


第5艦隊の原子力空母「ジョン・C.ステニス」を主力とする米国中東艦隊はバーレーンを出港、中東の石油産出国が怪しい動きを次第、撃滅せよ、と命令済みだ。


第6艦隊は米国東海岸から出撃、揚陸指揮艦「ブルー・リッジ」を旗艦とする強襲揚陸部隊と原子力空母「ドワイト・D・アイゼンハワー」を出撃、バルト海を制圧し、ロシアのサンクトぺテルブルグに爆撃、現在、モスクワまで侵攻中。


第7艦隊の「ジョージ・ワシントン」は横須賀から出港し、既に沖縄で補給している。

原子力空母「エイブラハム・リンカーン」はシベリア方面、ウラジオストクを無人攻撃航空機「プレデター」で爆撃、占領済みだ。

「ジョージワシントン」は沖縄で補給が終わり次第、「プレデター」でウラジオ北京、天津に爆撃を開始する予定だ。


ハワイの原子力空母「ロナルド・レーガン」はハワイを中心に太平洋の防御を担う。


ヨーロッパはひどい有様らしい。

フランスのパリは消滅、スペインのマドリードは塵一つ残さず消し飛んだ。


ドイツはNATO諸国の中で唯一、迎撃に成功し、主要都市の防衛に成功している。

ベルリン・ローマは残っているものの、酷い混乱状態らしい。


イギリスのロンドンはフランスから流れた放射能に汚染されたようだ。

フランス全土の原子力発電所も何発かのミサイル攻撃にさらされ、放射能汚染がひどいみたいだ。

もう、あの華麗な歴史を誇ったフランスの再興は難しいだろうな。

最後に反撃としてロシア本土に核ミサイルをぶっ放したらしいが、どうなった。


ある意味、冷戦時かキューバ危機後、もしソビエト連邦と我が国が戦争をしていれば欧州はいずれこうなっていただろうが、まさか冷戦終結後にこのようになるとはな。

一度どこかで戦争が起きれば、なし崩しで連鎖して戦争が起こる。

太平側はある意味、日本と言う盾があるので防御が完ぺきだが、大西洋の防備は薄い。パナマ運河を中心に固めておかねば。

世界経済は既に最悪だ。

既に日本と中国が戦争をした時点で市場はハリケーンの中にいるかのように荒れ狂っていた。


さらにヨーロッパの主要都市の消滅。

これがもたらす意味は誰にだってわかる。

世界恐慌だ。経済が吹き飛ぶ。

既に東南アジアやブラジルは恐慌状態らしい。

アイルランド、アルゼンチンは経済破たん、コリアでは戦争の死者よりも飢餓での死者が増加中だ。

そういえば、日本からもたらされた宇宙人の技術のおかげで我々は無人機技術の向上を図ることができた。

これだけが今は切り札となりえる。


しかし、日本はいったい何を考えている。

まるで世界が戦争になるということに気づいていたようではないか。

TPPが必要ない、というのはどうみても見越していたとしか思えない。それだけではない。


戦力が"宇宙戦艦"「金剛」を筆頭にいずもを中心とした「軽空母」を運用。

自衛隊・・・今は日本国防軍か。

日本軍が宇宙空間からの攻撃などばかばかしいと思っていたがなんだ、あれは。

一週間前のことだったか。

レポートを読み直して今後の世界のことを考えなくてはならないな。

ロシアは、もう少しだ。冬を迎える前にモスクワを落とせば、この戦争は終結する。

しかし、日本をどうやって潰す。

我々には謎の兵器の対抗策がない。

試しに各言語で書いて見ました。

ただ、グーグル翻訳頼みなので、文法はめちゃくちゃかもしれませんが・・・。

雰囲気でてますか?

駄目そうなら、すべて日本語に置き換えるつもりです。


※インテリジェンス・コミュニティー

FBI、CIAなどの情報機関のこと。


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