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登校
「若日!起きなさい!」
という大声とともに布団を引っ剝がされ眠い目をこすりながら起床する。
ずっと布団の中で寝ていたいという叶わない願いを抱きながらも真面目に学校に行く支度を整える。
俺、林田若日が今日から通う高校は京西学院といって、国内最難関ともいわれる私立の超エリート校なのだが、その教育課程は謎に包まれており、1年に千人入学して卒業している人数は数百人、時には、百を切ることもあるらしい。少しうさん臭い感じはするが最難関という看板と卒業生のそうそうたる顔ぶれをみて、ここに通うことを決めた。
道案内アプリを見てなんとか京西学院の校門の前に着く。




