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勇者と聖女の召喚に巻き込まれた品質管理のおっさんなんだが  作者: 工程能力1.33
1章

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58/59

第58話 高田由美

 前回までのあらすじ。

 エロージョンを使う主人公の話を書いていたら、エロージョンの不良対応をする羽目になった作者。


「異世界エリートヤンキーなんか1/2みたいなのは毎日更新しているのに、忙しくてこちらが書けないというのはおかしいモビ」

「妙だな」


 さて、本編。


「真祖のヴァンパイアにしては、幼いモビ」

「青少年健全育成条例に抵触しそうな外見だな」

「比喩がそれで、どれほどの人に伝わると思っているの?」


 無視。

 ソアラの事は無視しよう。


「アルト、さっきのスキルでもう一度倒すモビ」

「言われなくても――」


 月光が日光の反射であることを理解させ、あいつを灰にしてやろうと思った。


 しかし――


「あれ?」


 いつまで経っても、真祖のやつは灰にならない。


「フフ」

「アルト、笑われているモビ。寝癖を早く直さないと駄目モビ」

「アル、笑われているのはたぶんそこじゃない」

「そう。私に日光など無意味。健康的な小麦色の肌が欲しくて、日光浴をするくらだからね」

「馬モビ!」

「字だけだとわかりにくいけど、『ウマ』じゃなくて『マー』、馬呑吐みたいね」

「『宵闇眩燈草紙』読んでないとわからねー会話だな」


 まあ、読者の方なら当然履修済みだとは思いますが……


「あれはきっと道士ね」

「グルモビ」

「それは導師だな。どうし違いだ」


 俺たちの会話に相手が入ってくる。


「そう。私は吸血鬼の真祖にして、死人を操ることのできる坤道」

「こんどう……」

「片岡鶴太郎モビ」

「それは近藤正臣の真似をしている片岡鶴太郎ね。『こんどーです』ってやつよ」

「品管のおっさんというか、おっさんっぽい会話になっているな」

「いちいち脱線しないで欲しいものね」


 怒った真祖は手で怪しげな印を結ぶ。

 すると、地面に魔方陣が出現した。そして――


「魔方陣から人が出てきた!?」

「額にお札が貼ってあるモビ」

「キョンシーたちよ、そいつらを襲え!」


 どうやら本当にキョンシーのようだ。


「ついにこの時が!!」


 何故か興奮するソアラ。


「さあ、キョンシー退治よ!」

「声が高田由美じゃないモビ」

「いや、誰もが幽幻道士を観ていたわけじゃないから……」


 テンテンのセリフなんですよね。


「昇天って言って欲しいモビ」

「高田由美の声で?」

「そうモビ」

「別の作品に聞こえるな」

「そこ!セクハラよ!」


 コンプライアンスに厳しい世の中ですね。


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