第58話 高田由美
前回までのあらすじ。
エロージョンを使う主人公の話を書いていたら、エロージョンの不良対応をする羽目になった作者。
「異世界エリートヤンキーなんか1/2みたいなのは毎日更新しているのに、忙しくてこちらが書けないというのはおかしいモビ」
「妙だな」
さて、本編。
「真祖のヴァンパイアにしては、幼いモビ」
「青少年健全育成条例に抵触しそうな外見だな」
「比喩がそれで、どれほどの人に伝わると思っているの?」
無視。
ソアラの事は無視しよう。
「アルト、さっきのスキルでもう一度倒すモビ」
「言われなくても――」
月光が日光の反射であることを理解させ、あいつを灰にしてやろうと思った。
しかし――
「あれ?」
いつまで経っても、真祖のやつは灰にならない。
「フフ」
「アルト、笑われているモビ。寝癖を早く直さないと駄目モビ」
「アル、笑われているのはたぶんそこじゃない」
「そう。私に日光など無意味。健康的な小麦色の肌が欲しくて、日光浴をするくらだからね」
「馬モビ!」
「字だけだとわかりにくいけど、『ウマ』じゃなくて『マー』、馬呑吐みたいね」
「『宵闇眩燈草紙』読んでないとわからねー会話だな」
まあ、読者の方なら当然履修済みだとは思いますが……
「あれはきっと道士ね」
「グルモビ」
「それは導師だな。どうし違いだ」
俺たちの会話に相手が入ってくる。
「そう。私は吸血鬼の真祖にして、死人を操ることのできる坤道」
「こんどう……」
「片岡鶴太郎モビ」
「それは近藤正臣の真似をしている片岡鶴太郎ね。『こんどーです』ってやつよ」
「品管のおっさんというか、おっさんっぽい会話になっているな」
「いちいち脱線しないで欲しいものね」
怒った真祖は手で怪しげな印を結ぶ。
すると、地面に魔方陣が出現した。そして――
「魔方陣から人が出てきた!?」
「額にお札が貼ってあるモビ」
「キョンシーたちよ、そいつらを襲え!」
どうやら本当にキョンシーのようだ。
「ついにこの時が!!」
何故か興奮するソアラ。
「さあ、キョンシー退治よ!」
「声が高田由美じゃないモビ」
「いや、誰もが幽幻道士を観ていたわけじゃないから……」
テンテンのセリフなんですよね。
「昇天って言って欲しいモビ」
「高田由美の声で?」
「そうモビ」
「別の作品に聞こえるな」
「そこ!セクハラよ!」
コンプライアンスに厳しい世の中ですね。




