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ねえ、君は生きたいですか?死にたいですか?  作者: 下菊みこと


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カラオケ

「ねえ百合、青春といえばカラオケじゃないですか」


「そうですね…?」


多分、うん。


「この家はご近所さんとの距離も遠いですし、はりきって歌を歌っても誰にも迷惑かからないでしょう?」


「それはそうですね」


「今は動画配信サイトにカラオケ用の音源もたくさんありますし、自宅カラオケしませんか?」


辰巳さんのワクワクした様子を見れば、断るという選択肢はない。


「いいですよ」


「ふふ、では早速やりましょう!」


ということで、急遽二人きりのカラオケ大会が始まった。


雰囲気作りでポテトやたこ焼きなどを用意しつつ、ウーロン茶も用意していざ歌う。


私は正直上手くも下手でもないのだが、辰巳さんはそんな私を褒めちぎる。


「百合の歌声はとても綺麗ですね」


「そ、そうですか?」


「ええ。歌もとても上手ですよ」


なんだか辰巳さんにそんな風に褒められるとそんな気がしてきてしまう。


「選曲も良いですね。とても心に刺さる歌ですね」


「それなら良かったです」


一方で辰巳さんは、選ぶ歌はなかなかに古めかしいが歌がとにかく上手い。


元々めちゃくちゃ良い声なので当然歌声も綺麗で、そしてとても上手に歌う。


聞いていると引き込まれるような歌声だ。


「辰巳さん、とてもお上手です」


「ふふ、百合に褒められると嬉しいですね」


歌いつつ飲みつつ食べつつ。


二人ではしゃぎながら、楽しい時間をただ過ごした。


そして気付けば時間は過ぎ、カラオケ大会は終わった。


「楽しかったですね、辰巳さん」


「楽しかったですね、百合」


お互い大満足で、心地よい疲れも感じてその日はよく眠れた。

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