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ねえ、君は生きたいですか?死にたいですか?  作者: 下菊みこと


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たまには自炊

今日も今日とてコンビニ帰り。


明日は…というか今日の深夜はバイトは休み。


ということで、今日はちょっと違うものを持って帰ってきた。


「ただいまです、辰巳さん。そしておかえりなさい」


「ただいま、百合。百合もおかえりなさい」


「今日もお疲れ様でした」


「ええ、お疲れ様でした」


お互いを労いつつ、リビングに到着。


いつもはコンビニで廃棄品をもらってくるのだが、今日はちょっと違う。


廃棄品は廃棄品なのだが、コンビニ弁当の消費期限が切れたやつではなく野菜類だ。


最近はコンビニでも野菜類を売る。


それらのそろそろ商品価値のなくなるやつをもらってきた。


「さて、これをどう食べましょうか」


「じゃがいもは皮をむいて芽をとって、粉ふきいもにして主食にしましょうか」


「はい。あとトウモロコシはふつうに焼きましょうか」


「ええ。あとトマトは…冷蔵庫で眠っていたチーズがありますから、チーズ焼きにしましょう」


「ピーマンはおひたしでいいですよね」


ということで、今日のご飯は野菜まみれだ。


でも栄養とれるしいいよね。


二人で分担してご飯を作る。


「こうして二人で料理していると、この間の旅行を思い出しますね」


「ね、楽しかったですよね」


「僕はいまこうしているのも楽しいですよ」


「私もです」


二人で料理を拵えて、食べる。


「いただきます」


「いただきます」


「ん、辰巳さんの作ってくれたトマトのチーズ焼き美味しいです」


「百合の焼きトウモロコシもなかなかですよ」


もきゅもきゅ食べる。


自炊もたまにはいいものだ。


「野菜を押し付けられた時はどうしたものかと思いましたけど、よかったですね」


「ええ、たまには良いですね」


今日も今日とて、辰巳さんとの時間は愛おしい。

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