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ねえ、君は生きたいですか?死にたいですか?  作者: 下菊みこと


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バーベキュー

「ねえ百合、庭でバーベキューしませんか?」


「いいですよ」


庭でバーベキューをして迷惑がかかる距離のご近所さんもいないし、問題はない。


「でもバーベキューグリルとか…」


「買いました」


「行動力がすごすぎる」


やることが早い。


さすがは辰巳さん。


「近所の野菜の直売所で野菜も買ってきましたし、お肉においては牛の肉も豚の肉も鳥の肉もありますよ」


「もうやるの前提じゃないですか」


「だって百合と楽しみたかったので」


にこにことそんなことを言われてしまうと満更でもない。


「ふふ、じゃあそろそろお昼ですし早速やりましょうか」


「ええ」


辰巳さんと、バーベキューを楽しむことにした。















さっそく野菜やお肉を焼きながら、焼けたものから食べ始める。


「いただきます」


「いただきます」


牛肉は辰巳さんの下処理のおかげで柔らかな口当たり。


味もしっかりついていて美味しい。


「美味しいですね、辰巳さん」


「ええ、とても美味しいですね」


野菜も美味しい。


まるごとアルミホイルに包んで焼いた玉ねぎはとても甘くて食べ甲斐がある。


「玉ねぎもいいですね」


「にんじんも美味しいですよ」


「かぼちゃも美味しいです」


そして豚肉も食べる。


「んー、食べ応えがあって美味しいですね」


「ですね。下拵えした甲斐がありました」


辰巳さんの用意周到さは本当にすごい。


「鶏肉も美味しいですよ」


「ん、本当に美味しい」


「野菜もまだまだありますからね」


「わーい」


好きなものをつまんで食べる。


とはいえぶっちゃけ全部美味しいから結果満遍なく食べることになった。


「ふぅ…お腹いっぱいです」


「たくさん用意しましたが、ぺろっと食べちゃいましたね」


「はい、とても美味しかったです。辰巳さん、下拵えとか準備とか全部やってくれてありがとうございます」


「いえ、僕がやりたくてやっただけですから」


辰巳さんとまた一つ思い出ができた。


美味しいものでお腹いっぱいで、とっても幸せだ。

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