プロローグ
登場人物です。↓
主人公→神里 大輝
ヒロイン→白瀬ひまり(しらせ ひまり)
主人公の親友→大屋 影十
ヒロインの友人→岡山 冬火
担任の先生→井上 結衣
初めて小説を書きました。私は、中学2年生が初恋でした。初めて付き合ったのがその人で、社会人になった今でも正直、好きです。
皆さんもそんな恋をしてきたことはありますでしょうか。恋ってやっぱり楽しいだけじゃないですよね。そんな楽しいけど辛いこともたくさんある恋と言う題材で小説を書いてみようと、思ってパソコンに向かっています。
この小説が、誰か一人の心に刺さればよいと思います。最後まで読んでいただければ幸いです。
よろしくお願いします。
学年末の試験も終わり、僕こと神里大輝は放課後の図書室で図書委員の仕事をしていた。
『はぁー、帰ってアニメでもみたいなぁ。』
溜息交じりの独り言も誰かに聞かれていまい。と思い吐いたのも束の間。
『おいおい、溜息なんかついてると幸せはどっかに逃げてっちゃうぜー』
くさいセリフを吐きながら現れたのは、僕の幼馴染で親友の大屋影十だ。
『聞いてたのかよ、影十。僕はアニメでも見てゲームして、生きてるだけでそれで幸せなんだよ』
『そういうがな、彼女の一人でも作ったらどうなんだ?』
『彼女ねえ。僕なんかができると思わないしなぁ。影十みたいなイケメン様だったら話は違うんだけどな。』
影十はこう見えて大のつくほどのイケメンである。後輩や先輩に告白をされまくって今までできた恋人は数えきれないほどである。
『そんなこと言って、昨日も隣のクラスの女子に告られてたろ』
『告られたけど、なんか違うんだよな。』
そう、僕も告白は何度かされたことある。けど、どうしても誰かと付き合うという行為に意味を感じなかった。中学生の恋なんて結局、いつかは終わるモノなんだから。
『そうか、俺はお前が心配だよ。画面の中にしか恋人ができないなんて、、』
『おい!馬鹿にしてんのか!アニメのキャラは、それはもう魅力的なんだぞ!』
『悪い悪い、大輝がいいならそれでいいんだ。ただ、ほんとに大切な人ができた時、後悔だけはするなよ。』
影十は、放課後の夕焼けを窓越しに見つめそうつぶやいた。ただ最後の言葉は小さくて僕の耳には聞こえなかった。
『え?なんだって?もう少し大きい声で言ってくれ』
『いや、なんでもないよ。もう帰ろうぜ。明日から3年生だぞ。クラス替え楽しみだな。』
『そうか?どうせ影十とはまた一緒だろうよ。』
僕と影十は幼稚園の頃から一緒だった。クラスも一度も離れたことはなかった。
『だといいんだがな、本音で話せるのは俺も大輝ぐらいだからな。』
僕と影十は、話しながら、帰路についた。
プロローグいかがだったでしょうか。
初恋は、きっと誰にでも大切な思い出になっている事と思います。
中学3年生と言う短い時間のなかで、大輝がひまりとどのように接していくのか楽しみにしていただけたらと思います。
次の投稿をお楽しみにお待ちください。
読んでいただきありがとうございました!