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学校の空き教室へ仕掛けた防犯カメラにマズい映像が映っていた  作者: したらき


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第35話

岸元美晴(きしもとみはる) 視点◆


目が覚めると頭がものすごく痛く気持ち悪かった。昨夜、冬樹(ふゆき)くんのマンションに居候する流れで合流した高梨(たかなし)先生とそのご友人の赤堀(あかほり)さんが泊まられると言うことでお酒を飲むことになった。


お酒はあまり得意ではないので飲まないようにしていたけど、赤堀さんに勧められて飲みすぎてしまい途中から記憶がない。何かやらかしてしまっていないか不安になるけど、いつまでも布団に籠もっているわけにもいかないので、布団から出てリビングへ行くことにした。



「おはよう。美晴姉さん。昨日は飲み過ぎていたけど、大丈夫?」



「う~ん、二日酔いみたいでダメかな?」



「今日は二之宮(にのみや)さんがうちに来るから、ちょっと騒がしくなるかもしれないけど部屋でゆっくりしてて」



「ええっ?二之宮さんが来るの?・・・って、いたた」



「うん、落ち着かないかもしれないけど、部屋でゆっくりし」「てられないよ!」



二日酔いで最悪のコンディションだけど、二之宮さんは私の勘が危険だと告げているので注意して見張ってないといけない。


冬樹くんが警戒していなそうなのが危機感を増幅させる。



「私も同席させてもらうよ。美波(みなみ)も関わる話だし、私も関係者だからさ、ここは譲れないよ」



「うーん、そうだね。美晴姉さんがそれで良いなら、同席してもらうってことで」



ふと、先生の方を見ると含みのある笑いたそうな顔をして私達を見ているので、尋ねることにした。



「先生、なにか気になることでもありましたか?」



岸元(きしもと)さん、昨日ことを覚えていないんだなぁって思ったらちょっとおかしくなっちゃっただけ。大したことじゃないから気にしないで」



「え?私なんかやっちゃいました?」



「大丈夫よ。みゆきと一緒に神坂(かみさか)君に抱きついていたのと、『姉さん』呼びをやめてって言っていたくらいだから」



「ええぇぇ!!!」



私は先生の話を聞いて恥ずかしくなってしまい部屋へ逃げ込んでしまった。




さっきの先生の話だけど、冬樹くんは『美晴』と呼んでくれたのかなぁ・・・





落ち着いてからリビングへ戻り、冬樹くんの用意してくれた朝ごはんを食べたけど、やっぱり冬樹くんの作るご飯は美味しかったし、懐かしい気持ちになった。





二日酔いは二之宮さんが来る頃にも残っていたけど、それでもだいぶ良くなっていた。

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【別作品】ノンケのアラサーOLだけど異世界からやってきた最強の魔女と災厄の魔王と3人で百合ハーレム生活を送ります

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 二日酔いにもいろいろありますが、基本的に二日酔いは悪酔いですので二日酔いが収まらないうちは食事はできないと思っておいた方が良いかと思います。
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