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ネオー間違って異世界に送られた猫  作者: OPPA
第6章 オスニア国編
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第72話 今後の行先

短いです。

『なかなか豪華な宿だにゃ』

ローム(ギルマス)の手配した宿に入った3人は、豪華さに驚いていた。


『はい。ここは、政府の要人などもご利用いただくために作られた宿ですので・・・』

この宿の支配人だという男は、正装してネオたちに応対していた。完全にVIP対応である。


『ここはいくらなのかにゃ』

宿泊代を聞いていなかったネオは、支配人に尋ねた。


『冒険者ギルドからいただいておりますので、そのようなご心配は不要です』

どうやら、冒険者ギルドが払ってくれるらしい・・・。


『それは悪いにゃ』

『お食事の用意が出来ましたら、お呼びに伺わせていただきますので、それまではゆっくりとお過ごしください』

ネオの言葉を無視するように、支配人は逃げるように部屋を出ていった。


3人だけになったところで、

『これからだがにゃ』

ネオが話始めた。


『あとは北東管制所が残っているにゃ。だが、それよりも、瘴気発生装置の残りを見つけて破壊する必要があると思うにゃ』

ネオの言葉に頷くメリアとシャールカ。


『パラストアの西を探すか?』

シャールカが言うと、


『ワイバーンに協力してもらいに行こうと思うにゃ』

『先日乗った奴か?』

『そうにゃ』

シャールカは、ワイバーンに乗るのは気がすすまないらしかった。一方、メリアは気にならないらしく、


『空から瘴気のエリアを探すのですか?』

『そうにゃ』

ネオの気持ちを察したようである。


『要は、強力な魔物が出なければよいのにゃ。瘴気発生装置さえ何とかすれば、それは可能だと思うのにゃ』

ネオの言葉に、シャールカが独り言のように何かいっている・・・。

『王族の責任・・・』


『では、ワイバーンの巣(家)を訪ねるのですか?』

『そうにゃ』

メリアの問いに答えるネオ。


『お前、ワイバーンと知り合いらしいが、どこに住んでいるのか知っているのか?』

シャールカがネオを見ながら言う

(どこだか知っているのか・・こいつ)


『“ローラシシア山脈の南の端に家(巣)がある”と言っていたにゃ』

南西管制所前でワイバーンから聞いたことを覚えていたネオであった。


『では、ロディア国に向かって移動するのですね』

『そうにゃ。オケライのオルトラ(ギルマス)を尋ねてみようかと思うのにゃ』

『アミアのエルバート(ギルマス)は尋ねないのですか?』

『アミアに行くと、面倒に巻き込まれそうな気がするのにゃ』

メリアとネオのやり取りを聞いていたシャールカであったが、


『パラストアの飛行場が残っているなら、何か記録があるかもしれん』

『1000年経っているにゃ』

『いや。あの飛行場は地下に避難シェルターがあった。おそらく、最後はあそこに避難したはずだ。』

シャールカは何か思うところがあるのか、右手が拳になっていた。


『最悪、家族のアンディエットとご対面になるかもしれにゃいが・・・』

『構わん。その時は、私が話をつける』

シャールカの気持ちは強いと感じたネオは、

『わかったにゃ。アミア・・・昔のパラストアに行って、飛行場の地下を調べるにゃ』


『すまん。我儘をいって』

シャールカはそういって、ネオに頭を下げた。


・・・


宿の夕食は豪華であった。

『王宮を出て以来だ』

シャールカもその内容に納得しているらしい。メリアは豪華すぎて、食べた気がしないといった顔である。


『旨けりゃ。ありだにゃ』

ネオは、美味しければ問題ないと言わんばかりに食事を堪能していた。


・・・


翌朝、宿を出ると、冒険者ギルドを訪ねた。


ローム(ギルマス)はいるかにゃ』

受付にいたセーラに聞くと奥の部屋に案内された。


『宿はいかがでしたか?』

ローム(ギルマス)が部屋に入ってくるなり聞いてきた。


『快適だったにゃ』

その言葉を聞いてほっとしているローム(ギルマス)であった。


『でにゃ。魔石を換金してほしいにゃ』

『はい。受け賜ります』

ローム(ギルマス)は魔石を受け取るため両手を出すと、


『これなのにゃ』

収納袋から出すふりをして、アイテムボックスから魔石が入った袋を取り出した。


驚いて尻もちをついたローム(ギルマス)

『こんなに沢山・・・』

『この量だと、金貨500枚以上はします。このギルドの金庫では足らないです』

魔石の大きさを確認したローム(ギルマス)は言った。


結局、金貨100枚分だけ換金してもらうことにした。


『これからどちらに行かれますか?』

ローム(ギルマス)が聞いてくる。

(恐らく、聞くように誰かに指示されているにゃ)


『バルディカ帝国にある施設に行く予定にゃ』

『バルディカ帝国ですか・・・』

ローム(ギルマス)は驚きを隠さなかった。何せ、バルディカ帝国は、大陸の征服を目指している国家である。東にあって直接国境を接していないとはいえ、脅威であることは間違いなかった。


『何をなさりに・・・』

ローム(ギルマス)が真顔で聞いてくる。


『あそこにも遺跡があるらしいのにゃ』

(訓練施設の話はしない方がよいにゃ)

ネオはそういって、席を立とうとしたところで、


『残りの魔石はクラトで買い取れるように連絡しておきます』

『わかったにゃ。クラトの冒険者ギルドを訪ねるにゃ』

『ありがとうございます』

ほっとするローム(ギルマス)を見ているネオは、

(こりゃ、クラトで何かあるにゃ)

思っていた。


・・・


ローム(ギルマス)の見送りを受けて、冒険者ギルドを後にしたネオは、

『午後1時に出発するにゃ。それまで自由行動にゃ』

というなり、市場に向かって走っていった。

あっけにとられるメリアとシャールカ・・・。


『たぶん、買い物をする時間をくれたのでしょう』

メリアはそういうと、


『シャールカさんの服や、日常品を買いに行きましょう』

『そうだな』

メリアとシャールカも、市場に向かって歩き始めた。


次回は1/14の予定です

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