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ネオー間違って異世界に送られた猫  作者: OPPA
第6章 オスニア国編
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第68話 南東訓練所

第66話が南東管制所

今回が南東訓練所

紛らわしくしてすいません。

『思い出したことがあるのにゃ』

そう言って、ネオはノッスルでの出来事、トシミツが言っていた瘴気発生装置の話をしたのであった。


『それは南西に消えたトシオが持っていたものだろう・・・』

シャールカが呟いた。アーノルドが持っていたはずなのだが、見つけられなかったので、家ごと破壊したのだが・・・。


『ノッスルで魔物が湧いていなければ、大丈夫だろう・・・たぶん』

シャールカは冷静になっていた。


『だが、ドニアの瘴気発生装置は止める必要がある』

『そうですね』

『そう思うにゃ』

シャールカの意見に賛成するメリアとネオであった。


『ここの魔物は強そうだにゃ』

『ヒャッケラキア以上なのか』

『この周辺は土竜くらいにゃ』

『アミアのダンジョンのボスか?』

『そうにゃ』

『ただし、遺跡の近くではわからないにゃ』

ネオとシャールカのやり取りが続いている。メリアは黙って聞いていたが、

『強いのが出てくると思った方がいいと思います』

意を決したように言うメリアであった。


『そうだな』

『そう思うにゃ』

シャールカとネオも同意する。


『せっかくだから、この下のダンジョンで体を慣らしてから行きますかにゃ』

『確認しておく方がよいだろうな』

『少しでも練習した方がよいと思います』

3人ともこの下の訓練用ダンジョンに入ることで合意したのであった。


・・・


『シャールカ中心で行こうにゃ』

業務用エレベータで降りた後、ダンジョンに入ったところで、ネオが言った。


『何故?』

シャールカが問うと


『シャールカが、この中で一番レベルアップする可能性が高いからにゃ』

そういうと、かまわず中に入っていく。


『ちょっと待て』

『待ってください』

シャールカとメリアが後を追った。



しばらくすると、ゴブリンが3匹現れた。

『にゃんか大きさがおかしいのにゃ』

ネオが言うまでもなく、現れたゴブリンは、身長が2mもあり右手に剣を持っていた。


『ビックゴブリンだにゃ』

思わず叫んだネオに、

((もうちょっとセンスのいい名前はないのか!!))

シャールカとメリアが心の中で叫んでいた。


3匹のゴブリンは剣を振り上げ、迫ってくる。


『ホーリーアロー』

中央のゴブリンに矢をあててみると、ゴブリンは吹き飛んだ。遥か後方のダンジョンの壁に激突して消えたが、その魔石は明らか通常のゴブリンより大きかった。

(南西訓練所は魔石が出なかったはずにゃ・・・明らかにおかしいにゃ)


一方、メリアは、剣を振り降ろしてきたゴブリンを右に躱し、背後からトカゲ剣1で切り裂いた。切られたゴブリンは消えたが、メリアの顔がすぐれない。

『明らかにゴブリンより強いです』


シャールカはというと、何と、ゴブリンが振り下ろす剣を、自分の剣で受けていた。が、ゴブリンの力に圧倒され、慌てて左に避ける。ゴブリンもすぐに向きを変え再び剣を振り降ろそうとしたとき、シャールカの剣がゴブリンの体を上下に分離して見せた。しばらくしてゴブリンは消えたが、

『剣が・・・』

なんと、シャールカの剣にひびが入っており、もはや使い物にならなかった。


『代わりはあるのかにゃ』

ネオと問いに、

『ない・・・』

小さく答えるシャールカであった。


『ネオさん、トカゲ剣3を渡してください』

メリアがネオに言った。アイテムボックスからトカゲ剣3を取り出すと、シャールカに渡す。

『トカゲ剣ではないか。いいのか』

驚くシャールカに

『メリアのものにゃ。メリアがよいというのにゃから、問題ないのにゃ』

そう言ってトカゲ剣3を渡す。


『ありがとう。大事にする』

そういうと、シャールカはトカゲ剣3を装備した。


・・・


その後、出てくるゴブリンは、全て2mのサイズであった。トカゲ剣3がなじんだのか、シャールカは、ビックゴブリンを左右に躱しながら倒していく。

ネオとメリアも多少倒したが、1時間もしないうちに、得た魔石は200個以上になった。


『あそこが階段見みたいだ』

ようやく2Fにいく階段を見つけ、3人は上がっていく。2Fも1Fとほぼ同じ作りであった。

 『なんだあのスライムは・・・』

現れたスライムは、高さ1.5mはある巨大サイズだった。


『ホーリーアロー』

ネオが矢を放つとあっけなく消えたが、

『棒で殴って済むレベルじゃにゃいなあ~』

とサイズの大きさに呆れるネオであった。


それでも、シャールカは剣を振り降ろして、倒していく。トカゲ剣3はスライムを切っても大丈夫らしい。途中からは、シャールカが一人で倒していった。


2Fの途中で今後は、ゴブリンともスライムとも違う、大男のようなのが現れた。よく見ると、その姿はコボルトである。


『コボルトってもっと小さくてかわいい感じではなかったでしたっけ?』

メリアが妙なことを言っている。通常はもっと小さいはずだ。かわいいかは疑問だが・・・。

こいつは、身長2mはある化け物サイズである。


襲い掛かってきたコボルトに、

『あんたなんか嫌いです』

と叫んだメリアは、巨大コボルトの前に跳び上がり、コボルトの剣を躱した後、トカゲ剣1をその頭に叩き込んだ。


『大胆・・・』

シャールカも呆れてみている。コボルトは頭を割られて消えていった。


メリアの姿に奮起したのか、シャールカは、コボルトにも剣で切り込み、魔石を集めていった。

2Fでの討伐も200匹は超えたと思われるとき、ようやく3Fへの階段を見つけることが出来た。


3Fに上がると、ゴブリン、スライム、コボルトが横一列にならんでいる。

どうやら、ここでは、3Fはボスだけらしい。


『ダンジョン卒業試験!!』

突然、新人の神様の声が響いた。

(あいつ、ふざけてんのかにゃ)


『ここはシャールカに任せるにゃ』

『わかった』

ネオの言葉に頷きながら短く答えたシャールカは、トカゲ剣3を手に持って、突進していった。

3体はボスキャラにふさわしく、今までより動きが早かった。シャールカも結構苦戦している。が、最後は3体とも袈裟がけで倒してしまった。


3体を倒した後、その奥にあった石像に近づいたシャールカを光が包んだ。次に瞬間、シャールカが消えた、

『あっ!』

ネオとメリアは思わず声を上げてしまった。そう、ダンジョンをコンプリートすると、ダンジョンの外に飛ばされたのを思い出した

(そんなところまで同じなのかにゃ・・・)


その後、5分もしないうちに3体は復活したので、メリアとネオも同様に倒したが、


『レベルアップ対象ではありません。』

(ええ~)

ダンジョンの入り口に飛ばされてしまったのであった。


先に終わっていた、シャールカとメリアが微妙な顔をしている。


『どうしたのにゃ』

ネオが2人に聞いた。


『私は“レベルアップ対象ではありません”て言われてレベルアップしてもらえなかったのに・・・』

メリアが不満そうにいうと

『私は、“サービスでレベル20にします”て言われました』

とシャールカはご機嫌である。

(この訓練所って、元々は他と同じレベルだったのではにゃいのかな?)

瘴気発生装置の影響を受けて、異常になっていると思われるこのダンジョンの仕組みが理解できないネオであった。


稼働させたままだったせいか、初回特典(1Fと2Fで新人の神様の像が現れる)はなかった。

(ケチだにゃー)

ネオは、空を見ながら思うのだった。

次回は1/12の予定です。

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