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ネオー間違って異世界に送られた猫  作者: OPPA
第5章 インゴニア王国編
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第57話 FTD訓練

少々短いです

『もしかして今日って新年かにゃ?』

『はい、今日はゴンドア歴2022年の1月1日です』

案内人ゴーレムは答えた。


『そういえば・・・』

メリアは新年のことをすっかり忘れていたらしい。あまり気にしていなかったのは事実だったのだが・・・。


『そうなのか、きっかり1000年経っていたのだな』

いつの間にか復活していたシャールカが話掛けてきた。


『はい。シャールカ様についての連絡を受けてから、1000年と5日が経過しております』

案内人ゴーレムは何事無かったかのように伝えてきた。


(1000年後に本人が現れたら、おかしいと思わないのかにゃ)

ネオは、案内人ゴーレムが、シャールカに何の疑問も感じていないのが不思議であった。


『3Fに行ってくるにゃ』

ネオは案内人ゴーレムにそういうと、2Fへの階段に向かって歩き始めた。シャールカとメリアも後を追う。雑煮の匂いが充満している3Fの宿直室ではなく、机が3つある部屋に入ると部屋にあった椅子に座った。シャールカとメリアも同様に、椅子を持ってきて座ったところで、


『今後どうするかにゃ』

『・・・』

『・・・』

メリアとシャールカは考えが思いつかないのか、返事がない。


『ここで飛行機の操縦を覚えて、飛行機を使えるようにしておこうと思うにゃ』

『何故だ!』

『何故ですか?』

シャールカとメリアがほぼ同時に反応した。


『アミアの街の近くに滑走路があったにゃ』

『謎の長い道のことですか?』

『そうにゃ。あれが滑走路にゃ』

メリアの問いに答えるネオ。メリアも、今いる、飛行訓練センターの奥にある長い道を見ているので、あれとそっくりなものがアミアの近くにあったことを思いだしたのだった。


『アミアとはどこのことだ』

シャールカはアミアを知らなかった。ネオは椅子から立ち上がってこの大陸の地図のところに行き、パラストアにある空港を指した。

『ここにゃ』

『パラストアの今の地名がアミアということか』

『そうにゃ』

完全に同じなのかネオには判らなったが、ここにある地図にあるパラストアあたりにアミアがあるのは間違いなかった。

『近くに行っていないから詳しくはわからにゃいが、滑走路は残っているにゃ』

『そうか・・・』


『南西管制所からここまでの距離を考えると、歩いて移動するのは大変にゃ』

『確かに』

『そうですね』

シャールカとメリアも納得している。

『北東管制所の様子は解らにゃいが、上空から様子を見に行った方が早いと思うにゃ』

『探しやすいかもしれないな』

『様子を知っていた方が安全ですね』

シャールカとメリアも納得したらしい。


『ということでFTD訓練を開始しようにゃ』

そういうと、ネオは2FのFTD訓練機に向かった。


・・・


『思ったより簡単にゃ』

FTDのメニューをこなしていくネオ。午前中には

①チュートリアル

②基礎訓練

③TGL訓練(6回)

を終わらせてしまった。

少々疲れたネオは、メリアと訓練を替わって宿直室で雑煮を食べながら休憩している。

『食べものに困らないのはいいことにゃ』


・・・


夕方にはメリアもシャールカも、

①チュートリアル

②基礎訓練

③TGL訓練(6回)

を終わっていた。


『こんなに早く覚えるものなのにゃ?』

ネオは、熊本で飛行訓練をしている人間を何人が見ていていたが、何か月も経っていたのを見ていたからである。


『ここでは2日で実技訓練に入ると聞いていた』

訓練を終えて、疲れ果てた様子のシャールカが入ってきた。


『そうなのかにゃ?』

飛行機の知識を、脳内にインストール済みであることの影響であることにネオはもちろん、シャールカもメリアも気が付いていない。操作方法を知っているからすぐ出来たのである。


案内人ゴーレムに断って宿直室に泊まることにした。特に問題ないらしい。


・・・


翌朝、起きてみると、前日にあった雑煮の用意はなくなっていた。

(1日限りだったようだにゃ)

寝ている間に片付けられていた。


アイテムボックスからパンと干し肉を出して食事をする。王女様であるシャールカも、問題なく食べている。どうやら冒険者的なところがあったようだ。


『普段の食事は、冒険者と同じもので大丈夫だ』

心配そうに見ているネオとメリアに気が付いたシャールカはそういって笑った。



・・・


FTD訓練を再開する。まずは、ネオは

④ナビゲーション訓練

⑤卒業試験

に挑戦した。

VORをセットして方位を定めて離陸させ、南西管制所に向かう。部屋にあった地図によると

飛行訓練センター 113.45MHz

パラストア    112.80MHz

北東管制所    113.85MHz

北西管制所    116.60MHz

南東管制所    112.40MHz

南西管制所    115.70MHz

と書いてある。どうやら、空港にVORがあるのは、訓練センターとパラストアだけらしい。地図によると、その近くに滑走路があることになっている。IFR飛行は無いらしい。


FTDを操作すると、周辺の景色も表示されるので、山にあたらないように注意しながら、パラストア上空を経由して、北東管制所の上空に向けての方位をセットしたところで、ナビゲーション訓練は終了になった。ナビゲーションログなどは、自動で出力されるので、この世界では必要ないらしい。


続いて、卒業試験を選択すると、パラストア空港まで移動するように指示された。

『VOR1を112.80MHz、VOR2を113.45MHzにセットして、QNHは29.94にセットしてにゃ』

“離陸許可が出ました”

との画面表示を見て、トランスポンダをALTにセットして・・・。滑走路をから73㏏でローテーションした機体は、上昇していく、山に注意しながら左旋回して、パラストア

を目指す。高度3000ftで巡行させると、画面が切り替わった。パラストラの手前らしい、滑走路を確認して、フラップを下げて・・・80㏏以下にならないよう調整しながら、無事着陸。


“合格です”

画面に合格の表示が出た。


『やったにゃ!!』

FTD訓練で実機ではないものの、FTD訓練合格に喜ぶネオであった。


・・・


シャールカとメリアもその日うちに合格した。

3Fにあった、PCらしき端末を操作すると、格納庫にある機体の使用予約が出来るようになっていた。本来は教官がしていたらしいが、いないので自分で操作する。

『明日は、北東管制所をめざすのにゃ』

明日の機体予約を入れ、今日も宿直室に泊まることにした3人であった。


・・・


『食事はどうする』

シャールカがネオとメリアにいう。さすがにパンと干し肉が続くのは辛いらしい。


『では・・・とにゃ』

アイテムボックスから残っていたオーク肉を取り出し、特大ステーキを作り始めネオに、シャールカが驚いている。


『途中で狩ったのにゃ』

ネオはそういうと、宿直室にあった調味料を使うのであった。


『そして・・・昨日、くすねておいたのにゃ』

昨日の雑煮の材料がネオのアイテムボックスから出てきた。どうやら、寝る前にくすねておいたらしい。野菜や蒲鉾を付け合わせにして、パンと干し肉で作ったスープが出来上がった。


『結構美味しいんだな』

シャールカはオークを食べたことがなかったそうだ。嬉しそうに食べている。


『見た目には王女様には見えないですね』

メリアがネオにささやいた。

『そうだにゃ』

VORの周波数は・・・。興味のある方は調べてください。

訓練センターは天草に有るわけではないです・・・(笑)。

ネオは、大事なことを忘れています。

飛行訓練センターと南西管制所以外は、稼働していない可能性が大であることを・・・。

次回は1/3の予定です。

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