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ネオー間違って異世界に送られた猫  作者: OPPA
第13章 新たな脅威
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第145話 謎の地図

確定申告は無事(?)終わりました。(e-taxでやったら2時間くらいで終わりました!)


短い話を2話追加します。


とりあえず、ソファーに座ったネオは、目の前にある大きなテーブルを見た

(にゃんだこの地図)

テーブルには、ゴンドアの地図が掛かれていたのである。地図にはパラストアは勿論、イパラ要塞や管制所、空港と共に、デコルのダンジョンが高等訓練所と表記され、飛行訓練センターには謎の印があった。そしてパラストアの西、ローラシア山脈の中に、意味の解らない記号が記されている。


『一体これは何でしょうね?』

いつの間にかメリアも覗き込んでいた。ワイバーンは奥の部屋に行ってしまったらしい。


『さっぱりわからんにゃ』

降参といわんばかりに両手を上げるネオに、


『ここにも同じ記号があります』

メリアが指さした先は・・・


『それってここだにゃ』

『たぶんそうですね』

ネオの言葉にメリアも同意した。


・・・


メイドゴーレムにR44(ゴーレム)を呼んでもらい、やって来たR44(ゴーレム)に確認すると


『それは、ゴンドア王国軍の王室用ゴーレム部隊の基地です。我々はゴンドア王室用の部隊なので、その駐屯地は公開されていませんでした』

R44(ゴーレム)はあっさり答えた。


『何故、俺とメリアには教えてくれるのにゃ?』

ネオが不思議そうに聞くと


『シャールカ様・・・現在のゴンドア王位継承者が、この部屋に入ることを認められました。この部屋に入るということは、ゴンドア王室の情報を公開してよい方のみなのです』

R44(ゴーレム)は当然と言わんばかりに答えた。

(この部屋に入室許可が出ること自体に特別な意味があったらしいにゃ)


『このパラストアの西にあるここには、何があるのですか?』

ローラシア山脈の中、メリアがパラストアの西に掛かれている記号を示しながらR44(ゴーレム)に聞くと、


『ここには、ゴンドア王国軍、王室ゴーレム部隊の本部があります』

((なんじゃそりゃ~!!))

R44(ゴーレム)の回答に、ネオとメリアの気持ちが揃った。


『本部には、全体の指揮を執る司令ゴーレムがいるはずなのですが・・・現在、連絡が取れておりません』

R44(ゴーレム)は淡々と答えた。恐らく、連絡が途絶えた時の対処も指示されていたのだろう。

『それは、本部と連絡がとれていないという意味でいいのかにゃ?』

『はい。その通りです。原因は不明です』

ネオの問いに答えるR44(ゴーレム)


『異常な振動や爆発などは感知しませんでしたか?』

メリアが質問すると


1020年12月に我々が外部との連絡を遮断された直後、本部付近から大きな振動が発生していたことを確認しています。原因は不明です。


(やっぱり・・・なにかあった)

メリアは確信したのである。


『この本部に行ってみる必要がありそうだにゃ』

ネオもメリアと同じ結論に至っていたのであった。


・・・


『・・・なのにゃ。ヒャッケラキアを討伐しながらアミアの西まで来たら、本部に行ってみたいのにゃ』

通信室でネオはシャールカと話していた。シャールカは、パラストア空港3Fの一番奥にある部屋、VIP 待合室にいた。イパラ要塞と繋がっている転移魔方陣のある部屋である。


『わかった。だが、本部の入り口は、私が行かないと開かないだろうな』

ネオはR44(ゴーレム)から本部への入り口を教えてもらえたのだが、それをネオから聞いたシャールカは言い切った。


『つまり、私が行かなくてはならない場所だということだ』

(ここに本当のゴンドア王国滅亡の原因があるのでは・・・)

シャールカは、右手を額にあてながら


『ネオ。今からヒャッケラキアを殲滅しながらアミアの西まで北上してくれ。あと、30kmまで北上したところで、空に“ホーリーボール”を打ってほしい。それを合図に、私も入り口のところまで移動する』

『わかったにゃ』

シャールカの指示に答えるネオ。メリアも脇で頷いている。


『シャールカさんは場所がわかるのですか?』

『ああ・・・さっきR44(ゴーレム)から情報を転送してもらった』

メリアの問いに答えるシャールカ。

(シャールカが、王位継承者になるまで秘匿されていたということはにゃ・・・)

不吉な予感がするネオであった。

パラストアを襲ったヒャッケラキアは、西から来たそうな・・・。ということは・・・。


次回は、これから書くので、出来次第、公開させていただきます。

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