表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネオー間違って異世界に送られた猫  作者: OPPA
第12章 新生ゴンドアの発展
153/189

第132話 ヒャッケラキアの駆除作戦

『とりあえず、空港建設の邪魔になるヒャッケラキアを殲滅するのにゃ』

そう言った後


『ホーリーアース』

丘を囲むように高さ5mの壁を作って丘を囲んだ。


『・・・』

『・・・』

グルバード(インゴニア国王)と、ローベス(宰相)は、ネオが作った5m壁に言葉も出ない。シャールカは何故か納得して頷いていた

(よしよし・・・さっさとやっつけろ!)

シャールカの口元が僅かに緩んだ。


『ここで待っててにゃ』

ネオは壁の中に入っていった。


『エリアパラライズ』

壁の範囲を内に発動したパラライズによって、ヒャッケラキアと思われる魔物の反応が消えていく。


(魔力が増えているよにゃ)

以前であれば、魔力切れでフラフラになるはずのレベルで使ったのだが、まだ余力があった。アイテムボックスからトカゲ剣2を取り出し、


『ホーリーアース』

で丘の一部を移動させると、巨大な巣穴と動かなくなっているヒャッケラキアが見えてきた。


(面倒だが、ヒャッケラキアのアンディエットと戦うのは嫌だしにゃ)

ネオはヒャッケラキアから魔石を取り出していくのであった。


・・・


巣穴を、ヒャッケラキアから魔石回収しながら進んでいくと、奥から僅かに動く音がする。反射的にネオはトカゲ剣2を強く握りしめた。

(にゃにかいる!)

動いていたのは、最奥にいた一回り大きいヒャッケラキア女王ヒャッケラキアクイーンであった。


(ありゃ・・・こんなのまでいたのにゃ)

しかし、パラライズが効いているのかまともに動けないらしい。


『ホーリーウインド』

三日月の風の刃がヒャッケラキア女王の体を切断する。


(なんかいやな予感がするにゃ)

ネオは慌てて巣穴の出口に向かって全速力で走り出した。ネオが巣穴の出口に到達したとのとき、巣穴から激しい光が発せられ、激しい爆発が発生した。その爆風で丘の周辺に作った5mの壁の外までネオは飛ばされてしまったのである。


(まるで瘴気発生装置みたいだにゃ)

その威力は瘴気発生装置を破壊したときの威力に匹敵するものであったのである。


・・・


『あれは・・・』

突然起こった大爆発にグルバード(インゴニア国王)ローベス(宰相)は勿論、その護衛とシャールカも驚いていた


(あれは瘴気発生装置を破壊したときのレベル・・・まさか)

シャールカは瘴気発生装置があった可能性を考えたのであった。


しばらくすると、丘の反対側から走ってくるものがいた・・・。よく見ると爆風で吹き飛ばされたネオである。ネオは、5mの壁が無事であることを外から確認してから、グルバード(インゴニア国王)ローベス(宰相)とシャールカが待っているところまでやって来た。


『巣穴の一番奥にヒャッケラキア女王ヒャッケラキアクイーンがいたのにゃ。そいつをやっつけたら爆発したのにゃ』

ここまで言ったところで、ネオは疲労感を覚えた。


『おい。大丈夫か』

シャールカが慌ててネオを抱き抱えたものの、ネオは意識を手放してしまった。

(眠いにゃ)


・・・


シャールカに抱き抱えられているネオ。それを見て

『大丈夫なのか?』

グルバード(インゴニア国王)が呟いた。


『大丈夫だ。魔力切れを起こしている。半日も寝ていれば元に戻る』

シャールカの言葉にこの場に居合わせた全員がほっとしたが


『今日はここまでだ。明日出直そう』

シャールカの一言で、デコルに撤収することになった。


・・・


その日の夜、

『よく寝たにゃ?ここはどこだにゃ?』

デコルの王宮で目を覚ましたネオは状況を理解できていなかった。

(確かヒャッケラキア女王をホーリーウインドでやっつけたら、爆発したにゃ・・・)

シャールカに何か言ったことまでは記憶にあったネオであった。


その時、部屋に入ってくるものがいた

『ネオ。起きたか』

シャールカである。


(やっぱりシャールカが運んでくれたのだろうにゃ)

見渡しているうちにデコルの王宮であることにネオは気が付いていた。


『何があった?』

シャールカの問いに


『エリアパラライズでヒャッケラキアは動かなくなったのでにゃ。魔石を取り出しながら奥へと移動していったらにゃ。一番奥にヒャッケラキア女王ヒャッケラキアクイーンがいたのにゃ。それをホーリーウインドで攻撃したら、何となく嫌な予感がして出口に走ったら、出口付近で吹き飛ばされてしまったのにゃ』

ネオは、おきた事象を話したが、


『つまりそれは・・・』

シャールカは言葉に詰まる。


『瘴気発生装置がヒャッケラキア女王ヒャッケラキアクイーンにあったというのか!』

シャールカの叫びにも近い絶叫がデコル王宮に響いた。


『多分にゃ』

ネオはシャールカを見て、冷静になっていた。


・・・


(違うわい!ちゃんと確認せんか!)

この二人の様子をじっと眺める1人の男(?)のようなものがあった。

ヒャッケラキアは駆除できるのでしょうか?

ヒャッケラキア女王とは何なのか?


次回は未定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ