弱いままでも
十人、二十人に笑われたとしても
一人の心に響けばいい
その中の何人かの
一時でも支えになれたのなら
それだけで
強くなることが
傷つき難くなることなら
痛みに鈍く
耐えられるようになることなら
僕は弱いままでいい
そう決めていたはずだった
どうしたって
陽のあたる場所に憧れて
人の集まる中心を夢見てしまうけど
こんな
ぶれっぶれの僕だから
いつも見失ってばかりだけど
ここからじゃないと
伝わらないものがある
それなら僕は
弱いままでいい
忘れないで
こうして生きるって決めたのは自分自身
意味も形も価値も
生まれないかもしれない
それを承知で
手を伸ばして
始めて 続けてきた
いるのかどうか
分からない
僕みたいな人へ向けて
一緒に生きようと
一緒に幸せに向かってあがこうと
あきらめないで
続ける姿が
何かの力になるのかもしれない
何も知らない
何も分からない
僕が
自分勝手に
騒ぎ回っているだけだと
十人、二十人に笑われたとしても
一人の心に響けばいい
その中の何人かの
一時でも支えになれたのなら
それだけで