表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いじめ  作者: 清水黒豆
3/3

いじめられた側の心得

いじめられる側。

それは最下層の被害者である。


まあ、いじめる側がかわいそうであることは前述のとおりであるが、

いじめられる側はそれのあおりをかぶっただけである。


いじめられる側からすればたまったものではないが、

ただ、いじめられる側に問題が全くないというわけではない。



と言っても、いじめられる側が悪いという話ではない。

というかいじめられる側は悪くはない。基本良い子である。

それにただ、いじめる側が漬け込んだだけである。


だからいじめられる側が悪いということは絶対にない。

ただ、問題がないというのは話が違ってくる。



そもそも、いじめられる人というのには条件がある。

いじめる側が「自尊心を保つために行う防衛行為」であることは前述のとおりであるが、

それを行うにあたって、いじめる側を適当に選んでいても自尊心は保てない。

反論してくる人間にいじめを行おうとしたら、反発を食らい喧嘩になるだけである。そのまま進んでも単に疎遠になるのが関の山だ。

つまり、いじめられる人間というのはいじめる側に対していじめる側に有利なアクションを起こしてくれる人のことである。それでなければいじめの対象足りえない。


私がいじめられる側が悪くないと断言するのはここで、優しくなければいじめられる側にはなりえない。優しくなければ、いじめる側の自尊心は補完されないからである。


それじゃあ、何が悪いのかという話であるが、

わざわざいじめる人にまでやさしくする必要はないということである。


いじめるというのは、何度も言っているが、自尊心を保つための防衛行為である。

しかし、いじめられる側からすれば関係のない話で、わざわざその子のために反応してやる必要性などないのだ。

まあ、怖いやらなんやらいろいろあるとは思うので、そう簡単に事は進まないのだが、ただ一つ言えるのは相手の思うようにされる必要はないのである。

一番いいのは無視をすることである。相手にしなければいい。

相手をしないということは=抵抗できるということであり、相手よりも下にはいないという意思表示である。そうなると相手にとっては自尊心の向上ができないので、他の対象を探すようになる。

まあ、根本的な解決になってはいないが、そもそも本人の問題だから解決しようがない。

本人が自分で解決することを願って放置するしかないのだ。


しかし、暴力を振るわれる等、そう簡単にはいかない時がある。

そういう時は、いっそ不登校にでもなってしまえばいいのだ。

身をその環境に置かないというのも一種の手段である。


不登校が悪いと世間一般では言うが、私からすれば別に悪いことではない。

単に自衛をしただけであり、むしろよくやったと褒めるべきだ。

危険な人間から身を守ったのだ。決して悪いことをしたわけではない。


親は心配になるかもしれないが、どうしようもなくなって死なれるより不登校のほうが1万倍ましである。むしろ、不登校になってくれてありがとうとほめてあげるべきだ。

不登校が悪いというのは、義務教育が受けられないからではあるが、受けられないような環境を作ったのは学校側なのだから、別にどうということはない。(まあ、全面的に学校側が悪いわけでもないが)


勉強がしたいのであれば家でもできる。

教科書等は学校からもらっているはずから、それをただ読むだけでも勉強にはなるだろう。

国語や歴史なんてほとんど読むのが主なのだから、わざわざ学校で勉強する必要性もない。

学校というのは別に行かなければいけないところでもないのだ。

いうなればいっておいた方がよい場所であるというだけである。


だから、不登校になった人がいるなら君は素晴らしいといえるのだ。

自己防衛がちゃんとできたのだ。何も悪いことはしていない。



ただし、さっきも言った通りではあるが、いじめられる人間というのは基本的に優しすぎる。

優しいことはよいことではあるが、この世界にはいい人ばかりではなく悪い人もいる。そういうところに人は漬け込んでくる。

だから、世の中を渡っていくうえで、いじめられる人間は覚えておかなければならない。


相手の望むことをしてやる必要はないのだと。


今後も同じようなことはあるだろう。

悲しいことではあるが、大人になってもそういう人はいるものである。

だから、いじめられた人はただそれだけ。頭の中に刻んでおかなければならない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ