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セカンドライフは異世界です  作者: 烏竜茶
ー1章ープロローグ的な
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説明

村の入り口まできたさくやに

「ん?見ない顔だな?武器を所持して村に入るなら身分が証明出来るものかステータスカードを拝見させてくれ。」

簡素ながらも武装した門番らしき男性が話かけてきたが、さくやは身分証明できるものや、ステータスカードと聞き慣れない物など所持していないので

「すまない、その手の物は持っていないんだ・・・てかステータスカードってなんだ?」

「ステータスカードを知らないのか?珍しいやつだな・・・時間があるなら発行するために村のギルドまで案内するが?」

「素性が割れてない俺を村に入れて大丈夫なのか?」

「村の規則で武器を所持していれば確認をして、武器を所持していない状態であれば確認しなくても大丈夫だからな、俺が一時的に預かっておけばお前は武器を所持してないってことだから大丈夫だろ?その代わり発行したらちゃんと見せてくれよ。問題なければ武器は返すからよ。」

「なるほど、ありがとな。ところで問題って?」

「窃盗や、軍事以外での死傷者を出したかどうかってことだよ。ステータスカードに記載されるから門番や憲兵はそれを見るんだ。」

なるほど,と了承したさくやは門番に刀を預け「案内よろしくたのむよ」と言い、村の中に進みながら

「門番の仕事はいいのか?」

誰も警備の者が立っていない村の入り口を見ながら門番に尋ねると

「こんな田舎の村に来るやつは週に2,3人だからな、たまに冒険者のチームが宿探しに来るぐらいだから大丈夫だろ。」

「・・・門番ってなかなか暇な仕事なんだな。」

「なかなか良い仕事だろ?でも今日はお前で二人目なんだよ、さっきは、女の子が来たぞ。」

などと会話していると村の中心部にある周りの建物より大き目の建物に着くと

「ここがギルドだ、ステータスカードのことはギルドの職員に聞けば大丈夫だ。」

「わざわざありがとな,また村入り口で。」

「またな」と門番が来た道を帰って行くのを眺めて(そういえばイルアで初めて人と会話したな)と思いながら建物の中に入り受け付けとみられるカウンターに行き、カウンター内にいた女性を見つけ

「ステータスカードの発行と説明をお願いしたいんだけど・・・今大丈夫か?」

「ステータスカードの発行ですね?・・・ではこちらに軽く魔力を流して下さい」

と言ってスマホサイズの黒色のアクリル板のようなカードをさくやに渡し「説明は何を説明すれば?」と尋ねる。

ガードを受け取ったさくやは(魔力を流す?魔力ってどうやって流すんだよ?力を流し込むように念じるのか?)と思いながらも「ステータスカードの説明とここ(ギルド)の役割の説明をたのむ」と返事しながらカードに力を念じるとカードが薄く光ると白色のカードに変わると

「あっカードにデータ(魔力)が固定されましたね、ステータスカードの発行は以上です。ではカードとギルドについて説明しますね。

・ステータスカードについて

'名前、性別、年齢、種族(全体公開、年齢のみ秘匿可)

'職種:公的職務、神聖職、行商人、自由職(冒険、討伐、国防、傭兵、他)等カード登録者の職業、ランク判別(全体公開、秘匿不可)

'犯罪歴:殺人、傷害(軍事行為時のみ控除)、強奪、窃盗、魔法暴発(対人対物を対象、復元した場合控除)公的職務妨害、等カード登録者の前科判別(前科の種類にて立ち入り禁止の区域有り)(全体公開、秘匿不可)

'身体能力値:体力、魔力、攻撃力、耐久力、知力、俊敏、技量の数値(任意公開,秘匿可)

'神の加護:固有魔法、身体能力値変化(任意公開、秘匿可)

'精霊の祝福:各種小精霊、中精霊、大精霊による祝福、精霊の位によりスキル、魔法発動効果範囲変動(任意公開、秘匿可)

'受注中作業、職務(任意公開、秘匿可)

'ギルド内金庫預け入れ残高確認、キャッシュカード機能(個人のみ)

'所持品:魔力を有したもののみ効果確認可能(個人のみ)

等の個人情報を魔力を流して読み取り、個人識別、能力値の確認等を可能にしたカード(全体公開は所有者問わずカードに魔力を流して読み取れば誰でも確認可能、任意公開はカード所有者が認めた者のみ確認可能、個人のみはカード所有者以外確認不可)

情報は頭の中にイメージされるので他者からの覗き見は不可


・ギルドについて

'各国の区、市、町、村のほとんどに設営してある公的機関(非常時のみ国有政府から独立、迅速な行動を目的とするため)

'設営している国が問題視した事柄に対して解決してもらいたい区、市、町、村に設営してある近辺のギルドに作業、職務としてギルド登録者(ステータスカード所有者)に報酬金を出す約を取り掲示してある、するための場所

'設営してあるギルドの区、市、町、村の住民も報酬金を出す約を取れば作業、職務の提示可能

'獣魔の部位、魔物の魔石の買い取り、販売

'ステータスカードの発行(再発行)

'ステータスカード所有者のための銀行機関

・・・って感じで説明は以上です」

と女性職員がマニュアルを見ながらマニュアル感全開の説明を受け(なるほど、異世界版マイナンバーカードと異世界版市役所みたいなものか)と独自の理解をして(銀行まであるのか)と思い

「銀行機関ってことはお金の預け入れ、引き出しも今出来るのか?」と聞いてみると

「お金の預け入れ、お引き出し等はあちらの機械でできますよ。」

と言いながらカウンター脇に置いてある機械を指差し「操作も説明しますね」と言いながら

・1,機械の窪みにステータスカードを置く

2,預け入れ、引き出しどちらかを念じる

3,預け入れは、上にある口にお金を入れる、引き出しは、おろしたい額を念じると下の口からお金が出る

4,ステータスカードで買い物した際は自動的に引かれる

と説明し「空間魔法と識別魔法の応用と組み合わせらしいので機械内部は詳しくは分からないんですけどね・・・」説明が終わると、上司らしき職員に呼ばれカウンターの奥の部屋に行った。

(ATMまであるのか)と思いながらステータスカードを窪みに置き、'預け入れ'と念じエネからもらった金貨を全て機械の中に突っ込んだ。


誤字脱字等指摘あったらよろしくです

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