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セカンドライフは異世界です  作者: 烏竜茶
ー1章ープロローグ的な
2/49

付与?

(なんでこの人はテンションが上がらないんだろう?)

別の世界で読んだ漫画や小説だと別の世界に転生された人物は少なからずテンションが上がっていた物語を読んでいた自称神様は頭の上に?が浮かんでいた。

(あっチート(力)ってやつを与えないとテンション上がらないのか)

そうだそうだと納得したように頷き

「チートってやつが欲しいんでしょ?

私が作った世界だからある程度は要望聞いてあげてもいーんだよ?」

と,得意気にさくやに聞くが

「は?チート?いや特に」

なかなか素っ気ない返事を返され

(っあれー?チート与えるって聞いたら普通テンション上がるんじゃないないの?)

困り顔になりながらもなんとかさくやのテンション上げてもらわないと転生させた意味(神様の暇潰し)が無いので

「さくや君が望むならおかN「なんであんた俺の名前知ってんだ?」

自分の会話に割り込まれ更に不審者を見る目をさくやから向けられ

「大体名前も知らない人から自分の名前呼ばれて、チート与えますって言われても不審でしかないだろ」

全く持って当たり前な事を言われ、そういえば自己紹介もしてなかったとハッとなり

「エネ-イルアと申します。エネと呼んで下さい。私が作った世界はイルアと言って魔法とか精霊なんかがわちゃわちゃした世界を趣味みたいな感じで創っちゃたのであなたが居た世界にはなかった力を与えることができるのです。名前は神様補正ってやつで知っています!」

ドヤ顔に若干イラッと感を覚えながらもテキトーではあるけれども自己紹介されたので

「岩山 さくや、二十歳だ。んで神様(笑)がイルア?に俺を呼んだ理由は?」

「今軽くバカにしたよね?ね?まぁいーや呼んだ理由?ある日自分にロケットパンチが撃てるのが分かったら撃ってみたくない?」

あんまりにも馬鹿馬鹿しい理由にさくやは項垂れながらもなんとなく呼んだ理由に納得し

「で、エネは俺にイルアで何をしろと?」

呼んだ理由は馬鹿馬鹿しいが呼んだ本質を問いただすと

「・・・何って言われても・・・・特に・・・してもらいたいこととかないかな・・・」

「おい、マジか・・・」

「・・・うん、改めて聞かれると、特に・・・」

「・・・・」

「あの、だからチート与えて・・・・」

「与えて?」

「イルアであなたの動きを見て楽しみたいなぁ、っていう神様の暇潰しというか・・・・」

「魔王とか狂った国を矯正しろとかは?」

「・・・・私が知る限りないかな」

(まぁ別に異世界でもスローライフ可能なら問題はないか)

エネがどんどん暗くなる中、特に何もしないでいいと言われたさくやは徐々に興味が沸いて来たのか,ふとやりたいことを見出だしてきたのか

「チートってどこまで付与出来る?」

「ふぇ?」

神様とは思えない間抜けな声を出して恥ずかしがるエネにさくやは

「エネが出来ることを付与してくれれば俺はそれでいい。イルアでは周りの人より少しだけ秀でていればそれでいいから。」

やっとチートを受け入れてくれる(楽しませてくれる)と言う言葉を聞いたらエネは、パァっと笑顔になると

「初めてチートってやつを付与するから加減が分からないけど、イルアの人々より秀でるぐらいなら全然余裕・・・よっと!」

エネが言葉をいい終えると指をさくやに向けその指先がパッと光るとさくやの体がパァと光る。

ただ周りが真っ白過ぎて付与した方された方は光ったかどうか分からないので・・・

「・・・・・」

「・・・・・」

お互い黙る状態になってしまった訳で

(魔力は使ったから多分付与できたはずよね・・・)

(よっと!ていいながら指先向けたから今ので付与されたんだよな?)

「今のでチートは付与出来たから(多分)」

「お、おうなんか力が湧いて来たぞ(多分)」

お互いが初体験なものだからどうしていいか分からないので言葉の最後に多分がついているのは気にしない、気にしない



誤字脱字等指摘あったらよろしくです

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