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セカンドライフは異世界です  作者: 烏竜茶
ー2章ーお仕事
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同行

ヒロイン候補二人目登場です

さくやとエネが宿屋に着くと、宿の入り口に体育座りしながらため息をついて「うぅー・・・野宿かぁ、やだなぁ」と嘆いている黒髪の女の子の声を聞き

「野宿って何?」

「外で寝泊まりするってこと、金がなかったんだろ。」

さくやはあの手の面倒事の塊みたいなのはスルーに限るな、といった感じで宿屋に入り、チェックインしようと受付カウンターへ行き

「門番のやつから宿屋はここが良いと聞いて来たんだが、部屋は空いてるか?」カウンターにいたおばちゃんに聞いてみた。おばちゃんは「いらっしゃい!」とさくやにあいさつをして料金の説明をした。

「部屋はたくさん空いてるから大丈夫。1人1泊の素泊まりなら2500スト、ご飯は1食付ける毎に500ストでステータスカードでの支払い可能だよ。」

「連泊しても大丈夫か?」

「お客が居るならありがたいことだよ。何泊かい?」

「具体的には考えてないんだがな、とりあえず今日は1泊と夕食、明日の朝食付きで、連れも居るが支払いは俺がする。部屋は2つ頼む。」

さくやは料金を聞き1スト当たり約1円ぐらいの換算か?だとしたら50億円所持ってことになるのか!?などと考えていると

「じゃぁ1人3500ストの3人で10500スト、食事は受付の隣が食堂になってるからそこにおいで。部屋は空いてるとこを好きに使って。」

3人?いやいや2人だけど?おばちゃん目が悪いのか?と思い後ろを見ると

「あっ、さっきの子外で寝泊まりするのかわいそうだったから連れて来たよ?」

「えっと?あの、いーんですか?」

「大丈夫!大丈夫!さくや君優しいから!」

なんと言うことでしょう・・・バカが面倒事の塊の手を引いて連れて来たではありませんか。

はぁーと深いため息を付きながらも(まぁエネからもらった金だから俺が言えることでもないか)と思いおばちゃんに「3人で頼む、あと夕食は今から頼む」とチェックインをして、夕食を食べながら女の子の素性を聞くことにした。


「ぁ、あの、さくやさん?夕食までありがとうございます。」

「あ?気にすんな、礼はエネに言ってくれ。」

「何これ?超美味しいんだけど!へ?お礼?いらないいらない。」

パンと野菜のスープ、サラダを食べ終え食後の紅茶を飲みながら(500円ぐらいならこんなものか・・・だが味は確かにうまかったな)(スープ超美味しいかったなぁ、おかわりしたかったなぁ)などと思っていると,黒髪の女の子が「あの、これを」と言ってさくや、エネに向かってステータスカードを差し出す。

さくやとエネは黒髪の女の子からステータスカードを受け取ると、内容を確認する。

『アルマ:グレイ(15)魔人族、女

職業、自由職(ランク:駆け出し)

犯罪歴、無し

受注中職務:ヤス森林の飛竜潜伏調査』

「魔人?普通の女の子にしか見えないな、ヤス森林?飛竜調査?調べるだけで仕事になるのか。あ、これは俺のカードな。」

「なんか頭の中にイメージが出てきた!・・・アルマちゃん?よろしくね!これ私のね。」

「ヤス森林はこの村から東に2日ぐらい歩いたところにある森です。飛竜らしき生物の目撃情報があり、森に潜んでないかの調査依頼の仕事がこの村から出てたので食い扶持繋ぐために受注しました。報酬金は少ないですけど私が出来る仕事がこれぐらいしかなかったので・・・」

黒髪の女の子:アルマは2人からカードを受け取り、内容を確認した。

『サクヤ:イワヤマ(20)人族、男

職業、自由職(駆け出し)

犯罪歴、無し

受注中職務、無し』

『エネ:イルア(18?)人族?,女

職業、自由職(駆け出し)

犯罪歴、無し

受注中職務、無し』

エネの年齢と族種に?が付いていることに疑問を持ちながらも、なんか訳ありなのかな?秘匿にすると?が付くのかな?など思いながら2人にカードを返した。

「サクヤさん、エネさんですね。ありがとうございます。」

「ねぇアルマちゃん、明日仕事に行く?私見てみたい。さくや君どうかな?ダメ?」

「まぁ社会科見学みたいな感じでいいかもな、報酬金はさておき同行させてもらうか?」

「やた!さくやくんとお出かけだ//」

「え?ちょっ待ってください!私は魔人族で魔力が高いから何か有った場合なんとか自衛はできますけど、お二人とも人族だし、まだランクが駆け出しみたいなので万が一のことがあったら,,,私責任取れませんから、・・・その、同行はちょっと・・・」

「あ?確かにそうだな、じゃあ俺たちのステータス見てアルマが判断してくれ。その代わりアルマのも見せてくれ。」

いきなりの同行にアルマは驚いたが(まぁ私より低かったら諦めてもらお)と思いながら2人にカードを渡し、二人からもう一度ステータスカードを受け取り、能力値等を確認する。

「・・・ッ!!??え!?」



読んでくださってありがとうございます。

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