9/19
時計の針は「9」をさしている
「あなたの事が、知りたいんです」
学校から離れたファースト店に入店する。
「何が好きですか?」から始まり、はては「どんな事をして過ごしていたのか」。
幼少期の頃から今までとか、日頃どんな事を考えて過ごしているのかまで。
質問はとどまる事を知らない。
・・・・・えっーと、どうしてこんな事を聞くんですか?
「夕凪、あなたの名前の由来はなんですか?」
そして、冒頭に戻る。
話している間に、いつの間にか学校が終わっている時間になっていて、情報通三人娘が私たちのテーブルに座った。
この何時間かで、いつの間にか下の名前で呼びあうようになり、
はたからみてもカップルに見えるまでにーーーーーしかもバカップルに。
私たちがなっていることを、その時の私はまだ知らなかった。