表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/19

時計の針は「5」をさしている

「きゃーーーーーーーーー!?」


告白の答えが、悲鳴。

それはない、それは無いでしょう、私・・・・・

ベットの上で、ローリングする。


だが、あの瞬間。

先生の告白。

その、震える手が伝えてくる本気を感じた瞬間。

私が感じたのは、紛れも無い、「恐怖」だった。


怖かった。怖かった。


生まれて初めての告白。怖くなって家まで走って逃げた。

そんな女子は私一人だろう。


まだ。


あのイケメン先生ーーーー名前は時任陽太郎。

その手の温もりがまだ残っているような気がして、怖くなった。


「お姉ちゃんー、お客さんだよ?」

中学生にあがったばかりの妹が部屋に入ってきた。

畳部屋で襖なので、ノックなしである。


「えっ、誰?」

ベットから起き上がる。


「んー?お姉ちゃんの彼氏?」


は?


彼氏って、私彼氏いないんですけど?


と言うか。妹も分かっていないみたいだ。


「彼氏じゃないの?」


逆に聞かないで。


「ごめんなさい、お姉ちゃん、学校から帰ってきてから少し変なんです」


妹の後ろにいたのは、ついさっき私に告白した。


「こんばんは」


時任、陽太郎だった。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ