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詩集⑤

ちりばめられた

作者: 桜ノ夜月

ちりばめられた

あなたの『たすけて』に

どうして気づけなかったの、と

嘆く。


ちりばめられた

周りからのあなたへの理不尽な悪意を

どうして消せなかったの、と

後悔する。


ちりばめられた

あなたから誰かへの愛情を

どうして私じゃないの?


勝手な理想を押し付けてみる。



大好きだったの。



本当に。


本当に



大好きだったの。



勝手な嫉妬心なの。

頭では解っているの。

でもダメなの。

気持ちばかりが先走る。



大好きだったの。


本当に。


本当に


大好きだったの。




壊れそうで、壊れそうで、壊れそうで。



愛しくて、愛しくて、愛しくて…




ちりばめられた

こんな想いはもういっそ

クシャクシャに丸めて


捨ててしまおう。


さよなら、愛しいあなた。

さよなら、愛しい恋心。




さよなら。




…ちりばめられたこんな想いは



もう誰にも、届かない。




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― 新着の感想 ―
[一言] 切ない気持ちがストレートに伝わってきます。 冒頭部分の『たすけて』がこの詩全体を引き締めていて、いいなぁと思いました。
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