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恋愛するために本を読もう!

作者: 歩謝
掲載日:2026/05/26

可愛くて気になっていた幼なじみのあの子、

でも本が好きそうで、ゲームしかしていなかった僕は避けていた。


そして、違う高校へ進み。

その子がプロのライトノベル作家になったと知り、どんな作品だろうと初めて教科書以外で物語に触れてみる。


ようやく気付いた、本の面白さ。


もっと早く本が好きになっていれば…!


しかし、図書館では会える。

その図書館で仲良くなるしかない!


という関係のラブコメ/(^o^)\

カキカキ、と何やら書いている様子。


僕はその近く(隣ではない)で本を読んでいる。

気になっていることがバレないように。


本当はかなり気になってるけどね。


もっと近くに寄りたい。

何を真剣に書いているのかものすごく気になる…!


平日、夕方の図書館。

聞こえる音は館内に流れるオルゴールの曲、それと、あの幼なじみの紙に書く音。


意を決し、立ち上がる。




「何書いてるの?」

「文化祭の展示品」

「な、なるほど。君の高校は文化祭が近いんだ」

コク、とうなずかれる。

そして、会話は終わる。


いや、終わるなよ…!


何かネタないかな、ネタ。

今は5月、GWは終わったし、僕の高校の文化祭は来月でまだ出し物すら決めてないし。


何か話さないと。

多分、この子は作品を書いている。

だって、プロのライトノベル作家でもあるから。


ゲームしかしていなかった僕に気付かせてくれた、本の面白さ。

幼なじみがプロ作家になったと知り、その作品を読んでみた。


ものすっごく面白いファンタジーだった。

「今人気の異世界系ってやつだね!」て言ったら睨まれたけど。理由は今でもわからない。友人に聞いたら「違うんじゃないのかな? ハガレンみたいな作品だし」て苦笑されたけど違いが未だに分からない。


違う高校に通ってるし、この図書館でしか会えない! だからなんとかして仲良くなりたい! 幼なじみだし、可愛いし、プロ作家だし!


何か、何かネタ。


「ど、どんな作品?」

「フランケンシュタインとロミオとジュリエットを混ぜたもの。文化祭だから」

「あー、あー」


わかんない!

フランケンシュタイン、キャラクターはわかるけど、どんな作品か、チェックしてない。ロミオとジュリエットも、名言しか知らない。


もっと、もっと早く本の面白さに気付いていたら…!


「ちょっと外すけど、見る訳ないよね?」

「信頼の話だね! 見れないや!」

クスリともしないでどっか、具体的に言うと多分トイレに向かっていった。




「見る訳ないよね、か」

信頼の話なんだよなぁ、見ないでねとかならまだチャンスがあったんだけど…。


この図書館でしか会えないのに。


…。


好きな(2つの意味で)作家の新作、他校の文化祭は行きにくいし、見れるのは今だけ。


…。


「少しだけ」

「信頼の話なんじゃないの?」

「おっと!?」

悩みすぎた!? なんてこった!


「見たらダメですか?」

「キミだからダメ」


なんとなく内容がわかった。

多分僕が出てくる!


恋愛だったらいいなぁ。

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