恋愛するために本を読もう!
可愛くて気になっていた幼なじみのあの子、
でも本が好きそうで、ゲームしかしていなかった僕は避けていた。
そして、違う高校へ進み。
その子がプロのライトノベル作家になったと知り、どんな作品だろうと初めて教科書以外で物語に触れてみる。
ようやく気付いた、本の面白さ。
もっと早く本が好きになっていれば…!
しかし、図書館では会える。
その図書館で仲良くなるしかない!
という関係のラブコメ/(^o^)\
カキカキ、と何やら書いている様子。
僕はその近く(隣ではない)で本を読んでいる。
気になっていることがバレないように。
本当はかなり気になってるけどね。
もっと近くに寄りたい。
何を真剣に書いているのかものすごく気になる…!
平日、夕方の図書館。
聞こえる音は館内に流れるオルゴールの曲、それと、あの幼なじみの紙に書く音。
意を決し、立ち上がる。
「何書いてるの?」
「文化祭の展示品」
「な、なるほど。君の高校は文化祭が近いんだ」
コク、とうなずかれる。
そして、会話は終わる。
いや、終わるなよ…!
何かネタないかな、ネタ。
今は5月、GWは終わったし、僕の高校の文化祭は来月でまだ出し物すら決めてないし。
何か話さないと。
多分、この子は作品を書いている。
だって、プロのライトノベル作家でもあるから。
ゲームしかしていなかった僕に気付かせてくれた、本の面白さ。
幼なじみがプロ作家になったと知り、その作品を読んでみた。
ものすっごく面白いファンタジーだった。
「今人気の異世界系ってやつだね!」て言ったら睨まれたけど。理由は今でもわからない。友人に聞いたら「違うんじゃないのかな? ハガレンみたいな作品だし」て苦笑されたけど違いが未だに分からない。
違う高校に通ってるし、この図書館でしか会えない! だからなんとかして仲良くなりたい! 幼なじみだし、可愛いし、プロ作家だし!
何か、何かネタ。
「ど、どんな作品?」
「フランケンシュタインとロミオとジュリエットを混ぜたもの。文化祭だから」
「あー、あー」
わかんない!
フランケンシュタイン、キャラクターはわかるけど、どんな作品か、チェックしてない。ロミオとジュリエットも、名言しか知らない。
もっと、もっと早く本の面白さに気付いていたら…!
「ちょっと外すけど、見る訳ないよね?」
「信頼の話だね! 見れないや!」
クスリともしないでどっか、具体的に言うと多分トイレに向かっていった。
「見る訳ないよね、か」
信頼の話なんだよなぁ、見ないでねとかならまだチャンスがあったんだけど…。
この図書館でしか会えないのに。
…。
好きな(2つの意味で)作家の新作、他校の文化祭は行きにくいし、見れるのは今だけ。
…。
「少しだけ」
「信頼の話なんじゃないの?」
「おっと!?」
悩みすぎた!? なんてこった!
「見たらダメですか?」
「キミだからダメ」
なんとなく内容がわかった。
多分僕が出てくる!
恋愛だったらいいなぁ。




