■第一章の登場人物紹介
■リリアナ・フォレスト
本作の主人公。貧乏男爵家の三女。
イザベラ公爵令嬢の『筆頭取り巻き(通称:取り巻きA)』として、機嫌取りからプレゼン資料の作成まで完璧にこなす高度な感情労働のプロフェッショナル。
『媚び』や『ノリ』ではなく、『給料』と『計算』で動くしたたかな現実主義者。
実家の雨漏り修繕と弟の学費、己の老後資金のために日銭を稼いでいたが、その有能すぎる実務能力がアレクセイ殿下の目に留まり、相場の3倍の給与と引き換えに、王宮の筆頭秘書官(社畜)として引き抜かれることになる。
■イザベラ・フォン・ローゼンバーグ
ローゼンバーグ公爵令嬢。
アレクセイ殿下を熱烈に愛するワガママお嬢様。
燃えるような赤髪のツインドリル(縦ロール)と勝気な吊り目が特徴の絶世の美女だが、口を開けば残念なポンコツ。ドレスは常に派手で、声量は音響兵器レベル。
裏表のない究極のポジティブ思考の持ち主であり、リリアナの完璧な仕事ぶりに依存しきっている。無自覚なヘイト収集能力と、圧倒的な声の大きさで、どのような緻密な策も、物理的にねじ伏せる謎の強運を持つ、最強の舞台装置。
■アレクセイ・フォン・グラン・カイゼル
カイゼル王国第一王子であり、次期国王(王太子)。金髪碧眼の彫刻のような美貌を持つ。
冷徹無比な『俺様王子』として知られ、極度のワーカーホリック。感情や涙には一切動かされず、『損得』と『事実』のみで物事を判断する。
リリアナの並外れた事務処理能力と腹黒さを一瞬で見抜き、王都の官舎と高待遇を用意し、自らの右腕として囲い込んだ。
敵を完膚なきまでに叩き潰すことにカタルシスを感じる、最凶のブラック上司。
■ソフィア・ファルシア
平民出身の『聖女』。
腰まで伸びた銀髪と、華奢な体躯を持つ。
可憐な容姿とあざとい計算で学園でのし上がろうとした野心家。第一王子の寵愛を得ようと画策したが、リリアナが容赦なく積み上げた『物理的証拠の暴力』の前に敗れ去り、現在は修道院で横領分を返済するための強制労働に従事している。
■グランビル公爵
現国王の弟であり、アレクセイ殿下の叔父。
野心家で陰湿な性格。立太子礼の儀式に乗じてアレクセイを失脚させ、自身の息子を王位に就けようと企んだ。プロの偽造屋を使うなど用意周到に立ち回ったが、リリアナの潜入工作と、イザベラの理不尽なファッションチェック(物理)によって自滅の道を辿る。
■取り巻きB・取り巻きC(肯定班)
イザベラ様専属のイエスマン集団の一部。
イザベラ様が怒りや不満を口にした瞬間、コンマゼロ秒で「その通りですわ!」「まったくです!」と同意する一番槍の令嬢たち。
■取り巻きD・取り巻きE・取り巻きF(攻撃班)
イザベラ様専属のイエスマン集団の一部。
ターゲットに対する直接的なヘイトスピーチを担当する令嬢たち。
「あのような平民など、お嬢様の足元にも及びませんわ!」
「図々しいにも程があります!」
「身の程知らずですわね!」
などなど分かりやすい言葉で畳み掛け、空気を悪役側のホームにする。
■取り巻きG・取り巻きH・取り巻きI(賛美班)
イザベラ様専属のイエスマン集団の一部。
状況がどうであれ、強引にイザベラ様の容姿やオーラを褒め称える、話題逸らし担当の令嬢たち。
「それに比べて、イザベラ様の気高いことと言ったら!」
「今日もドレスがお似合いですよ!」
「髪の艶も素晴らしいですわ!」
全く関係のないポイントを褒め、イザベラの機嫌を回復させる。
■取り巻きJ・取り巻きK(賑やかし班)
イザベラ様専属のイエスマン集団の一部。
会話のオチや余韻を勢いだけで盛り上げるチアリーダー的な令嬢たち。
ロジックはゼロで、「さすがは公爵家の華!」「世界一ですの!」と、とにかく声の大きさとテンションだけで場を支配する。
■侍女ミミ
リリアナが王宮へ引き抜かれた後、イザベラ様に仕えることになった新しい侍女。
イザベラが扇子を閉じた後の「流石ですわ、お嬢様!」のタイミングが一拍遅い、気温や顔色を読まずにぬるい水や紅茶を出すなど、プロフェッショナルなリリアナと比べて、致命的なほど気が利かない。
結果として、イザベラの「リリアナロス」を加速させている。
2026.2.21 新連載始めました。
【連載版】悪役令嬢のメイドAですが、お嬢様の婚約破棄を阻止するのも私の仕事です
https://ncode.syosetu.com/n6676lp/




