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第二話 『再び城下町と噂話』


久しぶりの長期休暇だ。こんなにうれしいことはない。

それにしても僕の主もやっと休暇を出す気になったようだ。

体が壊れるくらい仕事が紺詰めの状態だったからなかなか休暇が取れなかったのだ。とんだブラック企業だわ。


まぁそんなこんなで今日は城下町にきている。

僕がどうして毛嫌いしていた城下町にきているかというとあの(アホ)に休暇にもかかわらず次の仕事に使う薬剤を買っておいてほしいと頼まれたからだ。

あの(アホ)には休暇という言葉の意味が分からんのか。辞書引いてこい。


とりあえず(アホ)のことは今はおいといて今日買う薬剤のことだが、どうやら城下町の貴族街でも手に入るかわからない代物なんだとか。大体そんな貴重なものというくらいならあっちが先に用意しておけという話だ。


それにしてもなんだか妙なんだよな。前に来た時よりも街全体の雰囲気が暗いというか恐怖という感情に包まれている気がする。一応スキルでも使っておくか…。


『心の色彩を我が身に宿せ心律共鳴(シンパシア)


このスキルを使うとここにいる人間全員の感情を感じることができる。

ただ()()()が強いから(アホ)からはあまり使うなと言われているがまぁ大丈夫だろ。



スキルを使ったけどやっぱり思った通りだ。感じてくるのは恐怖と嫌悪。

なんとなく心当たりは大ありだが一応聞き込み調査でもしてみるか。僕の休暇を使ってね!!(怒)




◆◆◆◆


とりあえず貴族街に一番近いところにある服屋に店主に話を聞いてきた。

それ以外にもレストランの店主や質屋の店主、ギルドマスターやギルドの職員までざっと百人以上には聞いてきた。なんで僕が店主やギルドマスターなどお偉いさんに話が聞けたかというと(アホ)から権力者にあっても困らないようにと()()()を渡されていたからだ。

まあそれでも話を聞かないような奴は拳で解決してきたけどね。


そんなこんなで分かったことは

『最近いたるところで殺人事件が起こっていること、ほかにも始まりの街が壊滅させられたことがあったからもしかしたら国家滅亡をたくらんだ奴が謀反を起こしているのではないか』ということだ。話を聞いた奴が皆口をそろえて言っていた。


‥まさかここまで()()として広まっているとは。やはり大きな国や街というのは侮れないな。もう少しかかると思っていたんだが。


まぁだからと言って(アホ)の計画に支障が出るわけではないから問題ないか。


とりあえず早く貴族街に行って例の薬剤を売ってる場所まで行かないと‥。まあその場所知らないけど。

はぁ…骨が折れるなあ。










新しい能力が出ましたね!!

『心の色彩を我が身に宿せ心律共鳴(シンパシア)

能力としては他人の感情を自分と共有できるというものですね。

ただ能力を使うとき対象の人間が多ければ多くなるほど副作用が強くなります。

まあ他人に干渉しますからねそれが妥当だと神が考えたのでしょう。

使い方が難しい能力ですね。


それでは次話でお会いしましょう!!


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