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無邪気なプライド

作者: 秋葉竹



(短歌七首)


輪郭は

想い出せない残り香が

遊びのあとに指を折らせる




ランタンを

ベッドに寝転び眺めつつ

鼓動が君のと合わさるひととき




カラカラと

風が転がす空き缶に

運命的な寂しさをみた




ひだまりの

猫よまるまり目を瞑り

恥ずい失恋みのがしてくれ




靴音が

寂しく聴こえる満月の

無人のビル街、消えそうな闇




水玉の

傘を忘れておいたのは

そういう趣味と想わせるため




同情の

数だけ心が冷えるという

プライド高めの恋しかできない








──────────────────

お読みくださり誠に有難うございます。

またお会いできる日を楽しみにしています。

でわ。


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― 新着の感想 ―
[良い点] どの短歌も素敵ですね。 少し切ないのはタイトルの無邪気なプライドが あるから。秋さをらしさが光っています。 その中でもふたつめの短歌はなんとなくほっと 和める色に染められます。 結びの歌の…
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