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1.異変

初めまして!せきです。

これから皆さんの自粛生活のほんの少しのお手伝いになればと思い、書いていきたいと思います。

さて、前書きはこれくらいにして小説の方へどうぞ!



ここはどこだろう。そう思い周りを見渡したが何も無い。終わりのない無が広がっている。


「あなたは選ばれたのです」


聞き覚えのない声が聞こえる。


「あなたは選ばれたのです。私、女神ヘスティアに」


そう言って突然目の前に光り輝くなにかが現れた。

なんだろう?これ?


「あなた、は 私が… 」


意識が遠のいていく…視界がぼやけていく…

聞こえないよ!

そう言った言葉を自分が言えて、伝わってるのかすらわからない。






朝か…

窓から差し込む光が眩しい


「お兄ちゃーん、早く起きないと遅刻しちゃうよー!」


妹が一階から呼んでいるのだろう、朝からうるさいやつだ。そう思い僕は時計を見た。


「やっべ!」


すぐに準備を済ませ駆けるように階段を下り


「行ってきます」


「朝ごはんは?」


「食ってたら遅れちまう」


そう言って家を飛び出した。


僕は潮田遼紀しおだりょうき、絶賛オタク道を歩んだ高校生だ。しかし、学校では僕がオタクと知っているのはごくごくわずかである。


「よっ!りょうちゃん!相変わらずギリギリだな、歩いて行ったら間に合わないぜー?」


この爽やかスマイルのイケメンは、僕の友達の1人、佐和田真祐さわだしんすけである。僕のことをオタクだと知っているひとりでもある。ちなみに真祐もオタクの1人だ。


「ギリギリなわけないだろ? お前がこの時間にチャリで通り、僕がそれに乗る。それを見越してのこの時間なんだよ」


「まあ、いつものことだしな」


真祐は苦笑い気味で言いながらも


「早く乗れよ、行っちまうぞ?」


こいつがオタクだとは到底思えんな、こいつがいる限り僕のオタク道は安泰だ!!

こいつのフェィスと性格が僕の隣にいれば…


「真祐、僕たち一生友達だよな!?」


「何そのフラグみたいなセリフ。当たり前だろ!」


ス、スマイルが眩しいいいいい


と、そんなこんなで学校には余裕を持って到着した。


「一限目はと…げっ英語かぁ、俺苦手なんだよなぁ…」


「真祐、僕の一限目は睡眠学習だぜ!」


「りょうちゃん、頭いいな!!」


そんなバカ話をしながら教室に入り席に着いた。チャイムと同時に先生が入って来た。


「はい、おはよー。授業始めるぞー」


僕は時間割通り?の睡眠学習に入った。




どこだ?ここは?

僕は確か学校にいたはずだが、、、

僕は森の中に立っていた。

うーん…。


「あ、そうかこれは夢か。夢にしてはすごくリアルな感じだ!」


五感があり、意識もはっきりしている


「異世界に来たらこんな感じなのかな。とりあえず人に会いたいな。やっぱり、異世界だったらエルフとか獣人とかいたりするかなあ」


言いながらニヤニヤしているのが自分でもわかった。


「街に出ないことには…」


見渡す限り森!森!森!


「まぁ、進むしか無いかぁ…」


僕はとてもワクワクしながら森の中を進んで行った。歩きながら色々気づいたことがあった。

まずステータス、どうやら僕は村人のようだ、気づいた時は肩を落としたが職業欄には



職業:村人、----



と書いてある。村人の右に何かあるようだがそれは解読できなかったが、

きっとすごいものだろうわかった時が楽しみだ。

他にも



Lv:1

ATK:2

DF:3

HP:20

MP:0


スキル

 ーーーーーー



という感じだった。素晴らしくひどい数字だ!

スキル欄にはなにも無いようだが、MPがあるならば…と僕は楽しみにしていた。


「いひひひ、弱っちそうなやつがひとりで…おい、まて、逃げるな!」


僕はそいつを見るなり一目散に逃げた。


あいつはどう見てもゴブリンだ。

世間ではゴブリンは雑魚認識だが僕の中では違う。


僕の中でゴブリンは中の下の魔物である。

一匹ならば本当に雑魚なんだろうが、あいつらは一匹ではなく群れで行動する習性があるからだ。

まあ、今の僕のステータスで一匹相手にすら勝てる見込みは…うん、おそらく無いね!


「おっ! 街だ!」


横目に街を見つけ、僕はものすごい勢いで森を走り抜けゴブリン達?を撒き街に逃げ込んだ。


「はぇー!」


そう感嘆の声を発した。なぜなら僕は運動音痴である。学校の体力測定では全種目ビリ、体重100キロオーバーの子にも競争で勝てないほどだった。しかし、


「今の、100メートル5秒ぐらいだったんじゃねぇ!? 運動神経いいって最高だな!」


街の中はとても広かった。しかし、人がとても多いわけではなかった。

しばらく探索を続けると冒険者ギルドらしきものがあった。どうやら、そこで適正レベルに達しているなら、冒険者になれるようだ。


「うーん。僕レベル1だしなぁ…」


「よう! そこの兄ちゃん何かお困りかい?」


ん?僕は声のする方を向いた。

こ、こいつは!!この体格、おっさんと言う言葉を体現した顔、程よい色黒!僕のオタク脳が言っている。

『こいつは、防具屋だ!』

防具屋のおっさんに悪いやつはいねぇって言うしな。今のうちに親しくなるべきだな。


「ああ、うん。レベルってどうやったらあげれるのかなぁって」


「兄ちゃんレベルの上げ方も知らないのか? 何歳だよ。生まれた時から徐々にレベルは上がっていくもんだろ?」


「そ、そうだよなぁ、ははは」


そうか、この世界ではレベルは意図してあげれるものじゃないのか。


「ところで、兄ちゃん名前は?」


名前、か。

本名というわけにはいかないしな

うーん。。お!


「俺は、漆黒のレッドアイだ。でおっさんは?」


この名前はちょっと痛すぎたかな?

夢の中だし、ちょっとぐらいかっこつけたくね?


「おっさんって、俺まだ23なんだけどなぁ。俺はコルドってんだ。よろしくな! 漆黒のレッドアイ!」


は、恥ずい…


「ん? どうした漆黒のレッドアイ?」


コルドは僕が恥ずかしがっているとも知らずに僕の心にダメージを与えるかのように、名前を連呼する。


「……シオ」


「ん?」


「俺の…名前…」


「え? でもさっき、漆黒のレッ…」


「シ オ !!」


「でも、漆黒のレッドアイの方がかっこいいぜ? 漆黒のレッドアイって、なんかこう闇夜に生きる紅い眼って感じでな」


僕のライフはもうゼロよ!


「何回もその名前を呼ばないでくれぇえええええええ……」


なんとか(僕の呼び方について)コルドを説得し、街を案内してもらっている間に色々と聞いて分かったことがある。

レベルは年齢を取るごとに上がるらしい。また、20歳までがレベル上昇の限界のようだ。


ということは、僕は17歳だから…


レベル4で 限 界 だ、と…


泣きそ、、、


「どうした? しっ…シ、シオ」


「今呼び間違…」


「ん、んなわけねぇだろぉ! バ、バカやろうぅ で、どうしたんだ?」


「いやあ、レベルは20が上限なのに冒険者になるなら最低レベル40は必要って、おかしくねぇか?」


「さっきからおかしなやつだな、お前今までなにを教わってきたんだよ、冒険者になれるのは特別なやつなんだよ!」


冒険者になれる人たちは生まれ持った才能ということらしい。


チクショウ! 僕の夢なのにやりたいこと出来無いって…クソッ!


「着いたぜ」


「ここは?」


「俺の店だ」


ほーん、コルドの店ねぇ。


防具屋


僕のオタク知識に一点の曇りナシ!!


「おい、シオお前にこれをやるよ」


なんだこれ?鍬?


「それで、頑張って畑を耕せよ!」


「おいおい、ちょっと待てなんで俺が畑仕事する前提なんだ!」


「なんでって、お前村人だろ?」


「いや、俺は冒険者に…」


僕は自分でわかっていながらもそう言ってしまった。


「なんだよ! さっきからお前は、俺ら才能なし組には冒険者なんてまた夢の夢だ! さっ、とっとと帰って畑仕事にでも勤しめ!」


そう言ってコルドは僕を追い出した。



「おい、勇者たちが帰ってきたんだって」


「マジかよ、見に行こーぜ」


勇者…か…

パレードが開かれているのか歓声が耳に響く。


「僕の夢なのに…」


「浮かない顔ですね?」


ローブを着た何者かが、声をかけてきた。


「もしや、あなた冒険者になりたいのですか?」


「は は は、そんなの、無理に決まってるだろ!」


「そうでもありませんよ?」


「…え?」


どこか宿屋に泊まって、明日の早朝ここに来て下さい。


「って、言われてもなぁ 金ないしなぁ」


コルドの所に行くのもあれだしなぁ


「野宿するしか無いかぁ」

これから気長にマイペースに更新していきますので、よかったら読んであげてください。

誤字、指摘等々ありましたら気軽に声掛けしていただけたら嬉しいです!

これからよろしくお願いします!

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