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私の一生に彩りを  作者: 蕎麦崎そば子
3/4

幸せを求める

つまらない。

今日も学校の感想は、そんなものだった。

教師の授業を淡々と聞いて、指されれば答えを述べ、休み時間は読書をする。


いつもと変わらない学校。


私は、今日母に転校がしたいと伝えた。


余命なんて知らされても、世界が美しく見えるなんてことはなかったけれど。


やり直そうと思った。


それだけ。


母が余命を早い内に告げたのは、残りの人生を充実させたかったということだろう。


母は元から私に一人暮らしをさせる予定だったようで、1日2日で引っ越せるという。母に感謝しかない。


…私は幸せを知りたかった。


別に今も不幸せな訳では無い。けれど

「私は今幸せです」と自信を持って言える自分になってみたかった。


そして一瞬の学校と残り僅かな引越しの準備を終え。


私は一人暮らしを、始める。

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