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傭兵in異世界  作者: キリサキ隊長
傭兵、異世界へ
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傭兵、任務開始

日が出ている内は書けないのは何ででしょうかね?不思議ですな~

そんなこんなでどうかお付き合いください

「なるほど、これが抜け道ってやつか」

「んだ。ここからアリスちゃんのいるところまでバレずに行けるんだ」

「散々探したと思ったんだが随分と念入りに隠してたもんだな」

「秘密だったからな。見つかったらダメだろ」

「違いない」


ただいま深夜2時、ところは施設への抜け道である地下通路。俺は大佐に遅めの報告をしたあと、キルオンの案内で抜け道に案内された。どうやら制圧部隊はすでに出発したらしく、今日の午前6時に作戦開始とのことだ。つまりあと4時間しかない。


「それにしても散らかってんな」


地下通路は使ってないってわりには使えなさげなスクラップや資材が乱雑に放置されていた。ホントならまっすぐ続いてるはずの道はがらくたを避けるためにジグザグに歩く羽目になっていた。疲れるなぁ........。

そんなこんなでキルオンと静かに駄弁りながらしばらく歩くと、一際散らかった広い場所に出てきた。........ホント長いなこの道。


「ここはなんだ?」

「ここは連絡地点って言うんだと。ここから他の通路に行けるって」

「ほーん........。つっても他の道はないんだろ?」

「そうだな。他はどれも塞がってるな」

「そっか。ところでどうやって帰りはこの出口を見つけるんだ?」


今は広場の真ん中に立っているんだが、見たところ通路への入り口はどれも同じように見える。これだと帰りに道を見つけるのに難儀しそうなんだが........。てか俺はもうわかんねえ。


「ん?わかんねぇか?」

「え?むしろお前わかんの?」


マジかよわかんのかよ。どうやってわかれってんだよこのたくさんある出口........。感覚だとしたらどうしようもねぇぞ。


「........キルオン。お前はここに残ってくれないか?」

「........はぁ?」


おっとぉ?予想してたけど明らかに不服そうだぞ?たった2文字から俺に対する抗議がひしひしと伝わってくるぜ。


「まあ待て。考えてみろ。もしここに敵が配置されたら俺たちは逃げられなくなる。大佐からすでに制圧部隊が出発したって伝えられた。ここで足止めを食らってる間に上で戦闘が始まればここも無事でいるって保証もない。2人で行けば発見されるリスクも大きくなる」

「でも、今まで前はバレなかったし、2人で行った方が........」

「今までバレなかったのはこれからもバレないって保証にはならんよ。それに、万が一見つかって戦闘になったとき、お前が倒れたらお手上げだ。俺じゃ道がわかんねぇからな」

「........」

「お前にはお嬢ちゃんを連れてきた時点で生きてここにいてもらわなきゃならん。そのためにあらゆるリスクは排除されるべきだと思う」

「........仕方ねぇな。わかったよ。その代わり、ちゃんとアリスちゃん連れて帰ってこなかったら承知しねえぞ?」

「フッ........。了解した。必ず連れて帰ってこよう」


こうして、俺はキルオンに広場の守備を任せて施設へ向かった。時間を確認したら午前3時だった。タイムリミットまであと3時間か........。


ーーーーーーーーーーーーーーーー


「........この施設、広すぎだろっ!!」


キルオンと別れてからすぐに施設内部に潜入できたが、腕についてるモニター(これひとつで通信からハッキングまで何でもこなせる優れもの)でマップを出して確認して、まず思ったのはこれだ。とにかく広い。面積としてはそんなこともないが、とにかく高さがある。地上20階地下3階で俺が出てきたのは1番下だった。

おまけにお嬢ちゃんが拘束されてるらしい部屋は複数あって階もバラバラと来たもんだ。........こりゃ探すのに時間を食いそうだな。


「ま、嘆いても始まらんわな」


俺は背負ってきたコンテナから愛用のアサルトライフル(サプレッサー、スモークグレネードランチャー装備)を取り出していつでも撃てるように準備する。........といっても撃たなくて済むんならそれに越したことはないんだよね。不必要な殺しはあんまりやりたくないし。

とりあえず出る前に大佐に一言いれておこうかね。


「こちら傭兵、大佐聞こえているか?」

『........ん、聞こえてるよ傭兵。どうしたの?』

「施設内部に潜入した。これより、作戦を開始する」

『........』

「?どした大佐?」

『........フフ。様になってるね。ちょっとカッコいいって思った』

「うるせぇ。俺だって普段と戦場の区別くらいつくわ」

『そっか。じゃあ傭兵の健闘を祈るよ。次は作戦成功の通信だね』

「おうよ!期待してくれてもいいんだぜ?」

『期待してなかったら傭兵を送ったりしてないよ。........健闘を祈る、生きて帰ってきてね?』

「........了解!!」


........カッコいいなんて言われたのは初めてだな。背中がむず痒い。


「さーてさて、切り替えて行きましょうか。こっからが本当のミッションスタートだな。そんじゃ1つ、やってやろうじゃないか!」


タイムリミットまであと2時間36分........。



装備や人物紹介とかした方がいいですかね?

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