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傭兵in異世界  作者: キリサキ隊長
傭兵の逃走劇
61/86

傭兵たちの撤退戦

評価される小説とは........何か........ムムム。

あ、それではどうかお付き合いくださいませ

『4時方向より敵追撃部隊!来るぞ!』

「ジョニー、行くぜ!」

「任せろ!」


逃亡開始から14時間、昼下がりの何もない草原地帯にて俺たちは追撃部隊と戦っていた。夜のうちは問題はなかったのだが、明け方辺りから散発的に追撃部隊に遭遇していた。

ヤチヨ先生と仙里は回復などの後方支援なので、護衛につけて先に行かせる。その間に俺とジョニー達で敵を撃退するのだが、数が多すぎてそろそろ萎えてきた。もう何人張っ倒したか覚えてない。


「凍れ!『フロストウェーブ』!」


ジョニーが魔法でブリザードを発生させる。広範囲を極寒の吹雪が襲い、瞬く間に敵を排除していく。


「隙ができた!お前ら、グレネードだ!」

『『『応っ!』』』


ジョニーが敵を足止めしてくれた隙に、俺達も足を止めてグレネードランチャーを使う。曲射弾道で山なりに発射されたグレネードは敵のすぐ近くで炸裂し、擬似的に爆発の壁を作り出す。


「ここだ!逃げるんだよォ!」


敵の進撃を阻めたのならさっさとトンズラだ。今回は追い付かれなければ言い訳だから、敵の死亡を確認するまで戦う必要はない。


「........見えた!あれだ!」


前を見れば、そこには森の入り口があった。この辺り一帯を覆う巨大な森で、ここを突っ切るのが国境への最短ルートである。あそこまで行けば敵もそう簡単には俺達を捕捉できないはずだ。


『隊長!6時方向に敵影、1人だ!』

「1人だと?」

「俺に任せろ!『ウォールオブソーン』!」


森に駆け込むと同時にジョニーが後方に向かって魔法を撃つ。すると森の入り口に茨が生えてくる。恐ろしい勢いで増える茨は壁を作り、入り口を塞いでしまった。


「ジョニー、ファインプレーだぜ!」

「これくらい当たり前だ」


追っ手の心配がなくなった俺たちは、全力疾走で先生たちに追いつくように走った。


ーーーーーー


「むぅ~........逃げられちゃったか~」


ジョニーが作った茨の壁の前に、女が1人立っている。青いチャイナ服に後ろで2つに結んである髪、更に背中には刀が1本下がっている。


「まあ、いっか。森の中なら焦る心配はないし」


標的を逃がしたと言うのに余裕そうなのは策があるからか、それとも生来の楽天家気質のためか、そのどちらとも取れる態度の女は、こう呟いて消えた。


「........この『泡沫夢幻』のレイチェルさんから、どれだけ逃げられるかしら?」


ーーーーーー


「お、追いついたぁ........」

「先生よぉ、進みすぎだぜ!」

「2人とも無事だったか!」

「きゅ」


入り口からしばらく行ったところでようやく合流できた。........チキショー先生め、メロンパンなんぞ食ってやがる。こちとら命張って追っ手を撃退してるってのに呑気なもんだ。ここで待ち伏せされてたらどうするつもりなんだよ?


「........周囲は?」

『問題はありません』

『トラップも完了です』

「きゅー」

「そうかお前も手伝ったのか~。ご苦労な~」

「「トラップ?」」


仙里をなで回しながら首をかしげる2人に目を向ける。........ああ、仕掛けるって言ってなかったっけ。まあ同士討ちの心配はないから言わなくてもいいと思ったんだが、言っといた方がいいな。


「ああ、この辺りにそれとなくブービートラップを仕掛けたんだよ。この地形は利用せんとな」

「........抜け目ない男だな」

「えっと、どこに仕掛けたんだ?」

「........さあ?」

「「さあ!?」」

「いいじゃねぇか進行方向にはねぇんだから。それに死ぬようなトラップは仕掛けてねぇよ」


ま、黙って便所に行くんなら晒し者になるくらいの覚悟は必要だがな!


「さて、行こうぜ?ぐずぐずしてるとせっかくトラップ仕掛けてても追い付かれるぞ?」

「そうだな、逃げるならば速い方がいい」

「先生、ペースは大丈夫か?」

「おう、大丈夫。それにへばったら刃人が抱き抱えてくれるだろ?」

「よくもまあいけしゃあしゃあと........」

「くく、ヤチヨ様らしい」


にししと笑う調子のいいヤチヨ先生にため息をつく。........まあいいか、恩もあるし大切な仲間だからな。


「ゴーストスナイパー、辺りを警戒しろ。何が出るかわかんねぇからな」

『『『了解』』』


ゴーストスナイパーを辺りにフォーメーションを組ませて配置する。スナイパーは性質上索敵もこなすことができる。それにゴーストシステムが合わされば、それは究極の偵察兵と言えるだろう。そんな連中がついているのだ、俺の心には余裕が生まれていた。


「日が暮れるまで進むぞ」

「任せろ!」

「おう」

「きゅー!」


今回はそれなりにうまく書けたつもりです。至らない点があればご指摘願います。

それではこの辺で失礼します

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