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傭兵in異世界  作者: キリサキ隊長
傭兵の決断
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傭兵と魔法

今冬最大級の寒波とやらで山から降りてきました。更新再開します。

それではどうかお付き合いくださいませ

「ムムム........」


捕虜生活3日目の昼間、俺はとある一冊の本とにらめっこをしていた。目の前にあるのは広辞苑の分厚さにまな板ほどのサイズの本、この国における教科書である。とはいえ、その辺の教養の教科書ではなく、これはいわゆる魔導書というものだ。


「うーぬ、こいつは........」


捕虜生活初日にして有り金のおよそ8割を失った俺は、仕方ないので図書館から適当に本を借りてきた。いわゆるジャケ買いの要領で借りてきたが、なかなかどうして面白い本が当たった。その中にあったのがこの『魔導入門』である。

書かれていることとしては魔法の簡単な理屈といくつかの初歩的な魔法についてだが、初めて見る知識なのでとても興味をそそられた。

ここに記されている魔法は人間の生命エネルギーを消費して使うものらしい。ざっくり言うなら命を削って使うものなんだそうだ。多少なら魂の生命エネルギーの生産スピードで賄えるが、あまり一気に多用したりすると早死にするらしい。おかげでこの国の平均寿命は50~60歳ほどだと言う。........この国の連中魔法の使いすぎだろ。


『魔法ねぇ、隊長は使えるのか?』

(無理だろ。使ったことねぇし)

『なら練習してみたら?うまくいけば戦力増強になるかもよ?』

(といっても、何から手をつけたもんか........)


今まで軍人の魔法使いを見てきたからか、俺の頭には手からエネルギー弾やら炎やらを出すような魔法が思い浮かんだが、正直火力は間に合ってる。

となると........補助系の魔法なんかいいかもしれんな。ウォーガーが使ってたみたいな身体強化の魔法とか、即座に傷を癒せる回復魔法とか。


「そうと決まりゃ練習だ」

(ふーん........頑張って~)

(魔法ってささっと出来るのかね?)

(斬崎にできないことが拝めるな!)


........もうやだこいつら。


ーーーーーー


「........ぬあぁぁ!!やったったぜ!」


すでに日没、あれから色々試した。結論としては........俺にも少なからず魔法が使えるようだ。ここでひとつおさらいしてみようかね。


「........『ストロガンス』!」


使ってみてわかったが、ウォーガーが使ってたこの魔法は筋力を強化することで攻撃力を上昇させることができる魔法らしい。といっても二の腕がムキムキになるわけではなく、細腕のまんまで握力や腕力が上がった。........なんだろうか、俺がやる身体強化とわりと似ている。勝手が一緒だったから成功したのかもしれない。


「ふんぬ!」


コンテナの中から以前の任務でダメにしてしまったライフルを取り出して力を込める。するとライフルはボキリと音をたててあっけなく真っ2つになった。


「おおう........」


........使いどころがネックだな。あんまり迂闊に使うと自分の武器を壊しかねん。

この感じなら他の魔法も身体強化の要領でうまくできるだろう。感覚としてはより強力になった身体強化ってとこか。


「次は回復魔法を試してみるか........」


使ってるのを見たのはネクロだけでしかも不発だったが、使いこなせればかなりの戦力になるだろう。オールメディックにもフィードバックされるし。

塗り薬を塗る感覚で行く。本には「ぬるぬるした辛子を肉に叩きつける」と、とてもわかりづらい例えが載ってた。そんなんで傷が癒せるかよ........。仕方ないので俺なりにアレンジしたイメージを使う、が........。


「出ないな........」


何も出ない。ただ手をかざしてるだけになってしまっている。何にもでない状態で力を込め続けているせいで、腕がプルプルしてきた。


「........ぬぁ!」


ダメだ、いくら力んでも唸っても叫んでも何も出ない。代わりに大便したくなってきた、畜生。

ま、いいか。時間はわりとあるし、暇よりはいいよな。


........あんまりいらない展開かも。それでも見放さずに読んでいただければ幸いです。

この辺で失礼します

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