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月の雫は永遠に……  作者: 桃色ぜりー
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いにしえの詩

 天は染まる 黒き雲に覆われて

 肉塊漂う血の海は 闇の門扉を押し開き 

 業火の王が這い上がる

 大地は 紅蓮に飲み込まれん


 乙女の祈りは風となり 

 月より眩き光を解き放たん

 聖なる藍玉 銀の盾

 乙女は白き翼と共に舞い上がらん

 聖なる珠は 桎梏となり

 清き涙は 穢れを祓う


 月の神は 大地の御座に降りられん

 荒くれた原野の泥沼に

 一輪の花は 咲き誇る

 玉を抱き 悠然とたゆたう

 青き世界に 銀の輪が巡る限り 


 罪は 大地を切り裂き

 罰は 業火の炎となり振り下ろされる


 聖なる光は 降り注ぐ 

 祈る全ての人々に 

 永久とわに光は 降り注ぐ



 古くからセルフォード王国に広く伝わる伝説の詩。


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