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追いかけっこをするように

 悴んだ指が貴方を求めている。

 一度でもその温もりの味を知ってしまえば、季節をいくつ越えても忘れないね。

 手を伸ばせば届くぐらい近くにいたのに、息の色がわかるくらい近くにいたのに、今はもう貴方の面影を探し、たった一人で思い出をさまよっている。

 まるで目立ちたがり屋のお日様と恥ずかしがり屋のお月様が追いかけっこをするように。

 もし貴方の声が探せたら、私も返事をするから。

 早く出てきてね、恥ずかしがり屋のお日様。

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