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願い

 不幸だと嘆いていても、それだけじゃ何も変わらない。

 手のひらにしまいこんだ小さな悲しみは、誰かが気づいてくれる訳でもなくて、なぐさめてくれる訳でもない。

 だから無意味ってことでもないの。

 胸は痛むんだけど、君と分け合った記憶を思い出せる。

 わずかな言葉が君と私を結び付けている。まるで月が真昼に顔を出すように。

 沈み込む夕陽に想いを託して、早く家に帰ってしまおう。

 きっと明日になれば、今日より強くなれるでしょ。

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