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独壇場

 言葉なんて儚くて、薄っぺらくて、頼りなくて、脆いもの。

 だけどなんだかね、あなたが言うとそれでもいいやって気がするの。

 妥協してる訳じゃないの。

 受け入れたからこそ、なにもかもを認めたいって感情。

 声が聞こえなくても、暗闇に視界が遮られても、あなたのことは手に取るようにわかるから。

 その言葉が振るわす空気も、その瞼が閉じる音さえも。

 ぜんぶぜんぶ私のもの。誰にも渡さないの。

 あなたの為なら、なんでもできるから。

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