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こゝろに思へば
アルバムを開くと、そこには僕と君の思い出がたくさん。
ひとつひとつを丁寧になぞり、いつの間にか今日この瞬間に繋がっていく。
なにかを失ったような気持ちになるのは、きっと僕が今まで贅沢をしずきていたから。
抱き寄せた肩の心地よさに満足できずに、どんどん心が派手になっていったから。
微かなシャンプーの香りも、夕陽に映える微笑みも、どれも君の、そのものだったのに。
くよくよしていても、まだ、君は笑ってくれそうで。
アルバムを開くと、そこには僕と君の思い出がたくさん。
ひとつひとつを丁寧になぞり、いつの間にか今日この瞬間に繋がっていく。
なにかを失ったような気持ちになるのは、きっと僕が今まで贅沢をしずきていたから。
抱き寄せた肩の心地よさに満足できずに、どんどん心が派手になっていったから。
微かなシャンプーの香りも、夕陽に映える微笑みも、どれも君の、そのものだったのに。
くよくよしていても、まだ、君は笑ってくれそうで。
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